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東洋医学の記事一覧

西洋医学と東洋医学の違い

2018.07.06 | Category: 東洋医学

こんにちは!セドナ整骨院の清田です。

 

セドナでは東洋医学に着目した治療を行っていますが、西洋医学と東洋医学の違いについてよく分からないという方もいらっしゃると思います。

今回は西洋医学と東洋医学の違いを分かりやすく説明させて頂きます。

 

西洋医学は解剖学や生理学などの科学的な見地から人体を捉えます。

人体を器官や組織、血液やリンパ液などに細分化し、病巣を局所的に分析。

体内に侵入した細菌やウイルス、病理部位を排除することに主眼をおき治療していきます。

検査にあらわれない異常は病気とは見なされず、不調を訴えても治療が行われないことも起こりえます。

 

【特徴】・・・科学的、局所的に分析する理論的な医学

【分析方法】・・・多種の検査を行い、精度が高く、客観的なデータをもとに診断

【治療方法】・・・薬を使用。効き目にするどいが、副作用が多い

 

 

東洋医学は身体に問題があれば、局所的な問題か、全身のバランスの乱れが原因かという複眼的な視点により病因を追求します。

検査では異常があらわれない不定愁訴(肩こり、めまいなど、漠然とした自覚症状があるが、検査をしても、

その原因となる病気が特定できないもの)でも、自己治癒力を高めることで改善できます。

 

【特徴】・・・統合的、全人的に観察する、経験的な医学

【分析方法】・・・全体、局所的にも診察。経験をもとに主観的に判断

【治療方法】・・・鍼、灸を使用し、自己治癒力を引き出す。自然成分の生薬を組み合わせた漢方薬を使用。

 

 

 

‘‘病気を診る西洋医学、人を診る東洋医学”

2つの医学の根本的な違いは、身体を診る視点の違いにあります。

 

また次回、東洋医学について詳しくお話させて頂きます。

 

 

 

夏の暑邪②

2018.07.05 | Category: 東洋医学

こんにちは!セドナ整骨院の今田です。

 

前回に引き続き、「暑邪」のお話です。

「暑」は夏季の主気であり、火熱の気から生じるものであると言われています。

暑邪による発病は明らかに季節性があり、

夏の盛りだけに見られ、ほぼ夏至から立秋までにみられます。

 

また湿邪とは違い、

暑邪は外邪だけに限られ、「内暑」はないと考えられています。

暑邪の性質と発病の特徴として、

「中暑」と「暑病」の2つの病態があります。

「中暑」・・・暑熱の環境によって生じる日射病、熱射病など

「暑病」・・・暑い時期にみられる外感病

 

そして、熱い気候には炎熱と潮湿と言われる2つの特徴があります。

暑邪による病変には「暑熱」と「暑湿」の症候がよくみられます。

暑邪の症状として、

高熱・顔面紅潮・大量発汗・口渇・脈数洪大(振幅が大きく速い脈象)などの

激しい熱症状が上げられます。

暑邪は体の皮毛やそう理を開き、津液を消耗させて、

身熱・大量発汗・口渇して飲食を欲する・尿赤短少(量の少ない赤い小便が出る)などの症状を引き起こします。

また、津液の蒸発が激しいと、気も津液につられて漏れ出してしまうため、

呼吸が短促してとぎれとぎれになったり気力が萎えてしまうなどの症状があらわれるほか、

激しい場合は脱水症状を伴って突然混迷し、昏睡に陥って意識不明となることもあります。

 

これからの季節はこの「暑邪」に気を付けなければなりません。

セドナ整骨院では、東洋医学的アプローチを行い、

身体の不調を改善するのはもちろんですが、予防にも対応できます。

その際は、ぜひ私達にご相談くださいね。

 

夏の「暑邪」①

2018.07.03 | Category: 東洋医学

こんにちは!セドナ整骨院の今田です。

 

先日異様な速さで梅雨が明けましたね。

毎日、気温が高く暑さに参ってしまいそうになります。

この時期は「暑邪」が原因で体調を崩すことがあります。

 

以前梅雨の時は「湿邪」が原因で体調を崩すことを説明しましたが、

「暑邪」も「湿邪」と同じく自然界から入ってくる邪気「六邪」の一つ。

「暑邪」は高温多湿の夏だけに身体がおかされます。

 

暑邪には「炎熱」という性質を持っており、

これが身体に入ると熱で身体がぼーっとしたり、

赤みが悪化したり、汗のかきすぎなどといった症状が引き起こされます。

 

引き起こされる症状の中でも気を付けなければならないのが、汗のかき過ぎ。

 

東洋医学では、汗は身体をみずみずしく保つ津液(水)の一つと考えています。

汗をかき過ぎると、津液とともに「気」も消耗してしまうため、

倦怠感や息切れといった体調不良につながってしまう恐れがあります。

いわゆる「熱中症」ですね。

 

 

また、身体の水分が失われると血液が濃縮し、「心」にも大きな負担がかかります。

汗のかきすぎによる動悸やめまいは、心へのダメージです。

 

症状が重くなると心不全など重大な病気を引き起こすこともあるので、十分注意してください。

 

 

夏の疲れや体調不良を秋に残さず、乗り切るために

身体のメンテナンスをしっかり行っていきましょう。

 

 

梅雨 「湿邪」④

2018.06.29 | Category: 東洋医学

こんにちは!セドナ整骨院の今田です。

 

今回は、湿邪を取り除く食材を紹介いたします!

湿邪の場合、

身体に余分な水分が溜まり、むくみやだるさ、重さを感じやすくなったり、

湿邪の影響で「脾胃(ひい)」

消化器系の働きが低下し、食欲不振や下痢、倦怠感や疲労感などの症状を引き起こします。

 

これらの不調に対して効果を期待できる食材を紹介いたします。

 

<利尿作用の期待できる食材>

・あずき、黒豆などの豆類

・スイカ

・はまぐり、あさり

<発汗作用の期待できる食材>

身体を温めて発汗させる作用のある食材は、汗とともに邪気を体外へ追い払う役割があります。

・しょうが

・ねぎ

・みょうが

・ししとう

 

<食欲増進効果のある香りが強い食材>

香りの強い食材は、脾胃の働きと気の巡りを良くして、湿邪を取り除くといわれています。

食欲増進効果もあり、夏バテにもおすすめです。

・山椒

・陳皮(みかんの皮)

・シソ

・ジャスミン

・香菜など

<消化吸収を助ける食材>

脾胃の働きを補い、消化吸収を助けます。

・とうもろこし

・米や

・かぼちゃ、

・さつまいも、じゃがいも、

・スズキ、いわし、かつお、

・そら豆、

・はと麦など

 

 

これらの湿邪に効果的な食材を組み合わせて、梅雨の時期を乗り越えていきましょう!

 

梅雨 「湿邪」③

2018.06.29 | Category: 東洋医学

こんにちは!セドナ整骨院の今田です。

 

今回も引き続き、湿邪のお話です。

実は湿邪には「外湿」と「内湿」の2種類に分けられます。

 

「外湿」

梅雨の季節の雨や高温多湿の環境など、外からの要因。

頭痛や眠気、全身のだるさ、むくみ、疲労感、皮膚のトラブルなどを引き起こします。

頭痛や体のだるさなどが「外湿」による不調の特徴。

 

「内湿」

主に脾胃の機能が低下することで身体の内側から生じるもの。

内湿は、外湿の存在とも深い関わりがあると言われています。

 

脾と胃は食べ物を消化、吸収して栄養や水分を全身に運ぶと同時に、

体内の水分代謝を管理する大切な役割を担っています。

脾と胃の機能が低下すると、外から入ってきた湿を取り除くことができず、

機能がさらに弱くなって内湿が生じます。

 

身体に内湿が溜まると、脾胃に関わるさまざまな症状が現れます。

脾胃は四肢や筋肉と関わりが深いため、脾胃が弱くなることで身体に倦怠感、疲労感が強く現れます。

また、脾胃の機能が低下するため、食欲がない、少ししか食べられないといった、

食欲不振なども引き起こされます。

 

 

この時期、特に冷たいものの摂りすぎや、水分の摂り過ぎにより、

脾胃(消化器系)の機能が低下してしまうと、

脾胃が持っている水分の吸収と運搬機能が低下し、

水分代謝が低下して、むくみや体の重さ、下痢や消化不良などの症状になって現れます。

水栄養分が消化、吸収されずにそのまま排出されてしまうため、

下痢や軟便になりやすいくなります。

 

体の中に湿が溜まっている人は、外の湿の影響を受けやすいと言われており、

中医学ではこれを「内湿が外湿を呼ぶ」といいます。

 

むくみ、頭重などがあり内湿が溜まっている人は、

外の湿度が上がる夏場や梅雨時期、台風時期などに影響を受けやすく、

湿邪由来の症状(重い、だるい、めまい、胃腸の不快感など)が出やすいといわれています。

 

 

そのため、この湿邪の季節には

「脾」と「胃」のアプローチを行って、体調を整えてあげることが必要です。

 

これから梅雨が明け、さらに気温が上がったりして、

体力が奪われてきます。

 

その時に、梅雨時期のダメージを残したままだと、

夏バテや、熱中症をはじめ、

夏を乗り越えることがしんどくなってしまいます。

 

この時期から早めのメンテナンスを行い、

辛いであろう夏を乗り越えませんか?

 

その際は、ぜひ私達にお任せくださいね!

 

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