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手をついて転倒したときに注意したい、橈骨遠位端骨折(コーレス骨折)について

2025.06.16 | Category: セドナ整骨院,健康,整体,柔道整復師,鍼灸

こんにちは。セドナ整骨院です!

高齢者に多くみられる骨折には、いくつかの代表的なものがあります。

  • 大腿骨近位部骨折
  • 上腕骨近位部骨折
  • 脊椎圧迫骨折
  • 橈骨遠位端骨折(コーレス骨折)

今回は、これらの中でも手首を骨折する「橈骨遠位端骨折(コーレス骨折)」について詳しくご紹介します。

橈骨遠位端骨折とは?

橈骨(とうこつ)は、前腕にある2本の骨のうち、親指側にある骨です。
この骨の手首に近い部分(遠位端)で骨折が起きるものを「橈骨遠位端骨折」と呼びます。

その中で特に多いのが「コーレス骨折」というタイプです。
これは、転倒時に手のひらを地面についたときに発生する骨折で、骨が背側(手の甲側)にずれる特徴があります。

コーレス骨折が起こる原因

コーレス骨折は、以下のような場面で発生することがあります。

  • 転倒して地面に手をついたとき
  • 滑りやすい床・屋外での転倒
  • 日常動作中の不意なバランスの崩れ

手のひらをつくことで、手関節に背側凸の力がかかり、橈骨の遠位端に負荷が集中し、骨折に至ることがあります。

主な症状

コーレス骨折では、以下のような症状が見られます。

  1. 手首の強い痛み(疼痛)
  2. 明らかな腫れ(腫脹)
  3. フォーク状変形
  4. 手関節や指の動かしづらさ(運動制限)
  5. 皮下出血(内出血)

また、骨のずれや骨片の状況によっては、神経が圧迫されて、しびれ感覚異常が生じるケースもあります。

診断と治療の流れ

• 問診、視診、触診
• レントゲン撮影(X線検査)による骨折の確認

骨折の有無、骨のずれ(転位)、関節への影響などを詳細に調べます。

治療方法

骨折の程度によって、保存療法観血療法が選択されます。

~保存療法(手術をしない治療)~

骨のずれ(転位)が小さい場合に行われます。
ギプスやシーネ(副子)で手首を4~6週間程度固定し、自然治癒を目指します。

~観血療法(手術を行う治療)~

骨のずれ(転位)が大きい場合関節面まで骨折線が及んでいる場合には、整復処置(骨の位置を元に戻す)が行われます。
必要に応じて、金属プレートやピンによる内固定手術が行われることもあります。

整骨院での対応:リハビリと日常復帰のサポート

~手首・指の可動域改善~

長期固定により、関節が硬くなったり動きづらくなることがあります。
当院では、徒手療法や運動療法を組み合わせて、可動域の改善を図ります。

~筋力回復のトレーニング~

固定中に落ちてしまった前腕・手指の筋力を取り戻すために、段階的なトレーニングを行います。

~むくみや腫れの緩和~

症状に応じて、低周波治療や温熱療法、などの物理療法、オイルマッサージなどの手技療法を取り入れ、回復をサポートします。

日常生活への影響とケアのポイント

コーレス骨折後は、以下のような日常動作に支障が出ることがあります。

  • ドアノブを回す
  • 洗濯物を干す
  • ペットボトルのフタを開ける
  • 料理や家事

当院では、そうした日常動作に対応するリハビリメニューや自宅でのセルフケア指導も行っています。

骨折後の再発予防と注意点

コーレス骨折後は、以下の点に注意することで再発や他のケガを防ぐことができます。

  • 手首の柔軟性と筋力の維持
  • 転倒リスクの軽減
  • 段差のない環境整備
  • 履きやすく滑りにくい靴
  • 歩行姿勢やバランス感覚の向上

整骨院では、必要に応じて転倒予防の運動指導や姿勢のチェックも行っています。

まとめ

橈骨遠位端骨折(コーレス骨折)は、手をついて転んだときに発生しやすい骨折の一つです。
骨折そのものだけでなく、その後の可動域の制限筋力低下、生活への影響にも適切に対応することが大切です。

当院では、コーレス骨折後のリハビリや生活復帰に向けたサポートを行っています。
「ギプスが外れたけど、手首の動きが悪い」
「以前より握力が落ちた気がする」
そんなお悩みがありましたら、お気軽にセドナ整骨院までご相談ください。

皆様が安心して日常生活を送れるよう、私たちが全力でサポートいたします。

【高齢者に多い骨折】腰椎圧迫骨折ってなに?~症状・原因・治療~

2025.06.13 | Category: セドナ整骨院,健康,女性ホルモン,整体,柔道整復師,腰痛,鍼灸

年齢を重ねると、思わぬ転倒やちょっとした動作で骨折してしまうことがあります。その中でも「高齢者の4大骨折」と呼ばれるものがあります。

この4つは

  • 大腿骨近位部骨折(太ももの付け根の骨折)
  • 上腕骨近位部骨折(肩の骨折)
  • 橈骨遠位端骨折(手首の骨折)
  • 腰椎圧迫骨折(背骨の骨折)

の4種類で、特に高齢者に多くみられる骨折です。

今回はその中でも、腰椎圧迫骨折(ようついあっぱくこっせつ)について、できるだけわかりやすく解説していきます。

腰椎圧迫骨折ってどんな骨折?

腰椎圧迫骨折とは、腰の背骨がつぶれるようにして骨折してしまうことです。

腰椎(ようつい)というのは、背骨の腰の部分のことです。背骨は「椎体(ついたい)」という小さな骨がいくつも積み重なってできていますが、そのうちの1つが潰れてしまうように変形します。

この骨折は、強く転んだときだけでなく、くしゃみをしたり、重い物を持ったり、ただ立ち上がったりしただけで起こることもあります。

特に骨がもろくなる「骨粗しょう症(こつそしょうしょう)」のある高齢者に多く見られます。

どんな症状が出るの?

腰椎圧迫骨折の主な症状は、以下のようなものがあります。

  • 急に腰が痛くなる(動いた時に特に痛い)
  • 寝返りや立ち上がりがつらい
  • 背中や腰が丸くなる(いわゆる「猫背」)
  • 少しずつ身長が縮んでくる

特に「転んだ記憶はないのに、腰が痛い」というケースでは、この骨折が起きていることもあります。

どうして起こるの?

一番多い原因は骨粗しょう症です。これは、加齢などで骨の中がスカスカになり、骨がもろくなる病気です。

高齢になると、特に女性では骨密度(骨の強さ)が低下しやすくなります。閉経後は女性ホルモンが減ることが影響し、骨が弱くなってしまうためです。

そして骨が弱っていると、ちょっとした衝撃や負担でも骨が潰れるようにして折れてしまうのです。

たとえば…
転んで尻もちをついたとき
重たい荷物を持ち上げたとき
咳やくしゃみをしたとき

このような場面でも、骨折が起きることがあります。

どうやって診断するの?

まずは病院での診察とレントゲン(X線)検査が基本になります。

痛みの場所や経過を聞いたあと、背中や腰を押して痛みが出るか確認します。そのうえで、X線を撮ると、椎体の潰れがわかります。

ただし、骨折したばかりだとX線ではわかりにくいこともあるため、MRI検査を行うこともあります。MRIでは骨の中の状態がよく見えるため、新しい骨折か、昔の古い骨折かの区別もできます。

治療法について

多くの腰椎圧迫骨折は、手術をしなくても治せる骨折です。

保存療法(手術なし)

  • 安静にする:最初の数日はベッド上で安静にします。
  • コルセットをつける:腰をしっかり固定して痛みを和らげ、骨の回復を助けます。
  • 痛み止めを使う:必要に応じて、鎮痛薬(アセトアミノフェンなど)を使用します。
  • 骨粗しょう症の薬を使う:ビタミンDや骨の形成を促す薬を使い、骨折の再発を防ぎます。

通常、痛みは数週間~1か月ほどで落ち着いてくることが多いです。

手術が必要な場合

  • 痛みがなかなか治らない場合
  • 骨の潰れ方が大きく、神経を圧迫している場合
  • 背骨の変形が大きく、日常生活に支障がある場合

こうしたときは、骨セメントを入れる治療(BKP:バルーン椎体形成術など)や、金属の器具で固定する手術が行われることもあります。

放っておくとどうなるの?

腰椎圧迫骨折を放置してしまうと、以下のようなことが起きる可能性があります。

  • 背中がどんどん丸くなり、姿勢が悪くなる
  • 身長が縮む
  • 痛みが長引き、動くことが億劫になる
  • 筋力や体力が低下して、寝たきりのリスクが上がる

そのため、早期発見・早期治療がとても大切です。

再発を防ぐには?

腰椎圧迫骨折を一度起こすと、次の骨折が起こりやすくなることがわかっています。日本骨粗鬆症学会では、以下のような対策が重要とされています。

  • 骨密度検査を定期的に受ける
  • カルシウムとビタミンDをしっかりとる
  • 日光を浴びる
  • 適度な運動(ウォーキングやスクワット)をする

まとめ

腰椎圧迫骨折は、高齢の方にとって身近で、けっして珍しい骨折ではありません。「転んでないのに腰が痛い」「背中が急に曲がってきた」といった症状があるときは、早めに病院で診てもらうことが大切です。

また、骨折の治療だけでなく、骨を強く保つことや、転倒を防ぐことも、これからの健康にとってとても大切です。

ご自身やご家族の健康を守るためにも、腰椎圧迫骨折について正しく知り、日頃から備えていきましょう。

自律神経に基づいた整体施術で不眠を改善へ

2025.05.30 | Category: セドナ整骨院,健康,整体,未分類,東洋医学,睡眠,自律神経失調症,鍼灸

現代社会において、不眠は非常に多くの人が抱える悩みです。仕事や人間関係のストレス、スマートフォンなどのデジタル機器の使用、夜型の生活リズム——これらはすべて、自律神経の乱れを引き起こし、睡眠の質を低下させます。この記事では、東洋医学と整体の観点から「自律神経」と「不眠」の関係をひもときながら、整体施術による自然な不眠改善のアプローチをご紹介します。

自律神経とは何か?

自律神経とは、私たちの意思とは無関係に、内臓や血管、汗腺などの働きを自動的に調節してくれる神経系です。交感神経副交感神経の2つの系統から成り立っており、それぞれ次のような働きを担っています。

  • 交感神経:活動・緊張・ストレスに関係(昼に優位になる)
  • 副交感神経:休息・回復・リラックスに関係(夜に優位になる)

本来、昼間は交感神経が優位になり、夜になると副交感神経が優位になることで、自然な睡眠が促されます。しかし、このリズムが崩れると、眠ろうとしても体が興奮状態のままで、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりするのです。

不眠のタイプと自律神経の関係

不眠症にはいくつかのタイプがあり、それぞれに自律神経の乱れが関与しています。

  • 入眠障害:寝つきが悪い。交感神経の過剰な緊張が原因。
  • 中途覚醒:夜中に何度も目が覚める。自律神経のバランス不全。
  • 早朝覚醒:朝早くに目が覚めてそのまま眠れない。副交感神経の働きが弱い。
  • 熟眠障害:十分に寝たつもりでも疲れがとれない。交感神経が夜間も優位。

このように、不眠は単なる「寝れない」という現象ではなく、自律神経のバランスの乱れという“根本原因”が存在しています。

東洋医学と整体から見る自律神経と不眠

東洋医学では「心身一如(しんしんいちにょ)」の考えが基本にあります。心の不安やストレスは、気血の流れを滞らせ、五臓六腑のバランスを乱します。特に「心(しん)」や「肝(かん)」の働きは、睡眠と密接に関係しています。

自律神経に基づいた整体とは?

自律神経に基づいた整体では、次のようなアプローチを行います。

① 呼吸と脳脊髄液の流れを整える

頭蓋骨の微細な調整や、仙骨(尾てい骨の上にある骨)の調整によって、脳脊髄液の循環を促します。これは副交感神経を優位に導くために非常に有効です。

② 背骨と骨盤のゆがみを整える

背骨には交感神経の多くが走っています。特に胸椎(背中の骨)が硬くなると、交感神経が過剰に興奮し、不眠につながります。優しい刺激で背骨の動きを出し、骨盤との連動を改善すると、神経の働きが正常化し、自然な眠気が戻ってきます。

③ 横隔膜と腹部の調整

呼吸の要である横隔膜は、自律神経と密接に関係します。整体ではお腹や肋骨の柔軟性を出すことで、横隔膜の動きを高め、深い呼吸ができる体に導きます。これは副交感神経の活性化につながります。

~実際の症例~

症例:80代女性
主訴:不眠、目のショボショボ感、慢性疲労感、足の痺れ感等
現病歴:骨粗鬆症、脊柱管狭窄症

1ヶ月ほど前から不眠の症状で、寝つきが悪く、寝ても3~4時間程度で目が覚めてしまうことがお悩みで来院された80代の女性。初回カウンセリング時には、不眠の他にも下腿のむくみ、全身の筋緊張、頭皮の緊張、自律神経の乱れが見られました。

施術に関しては、整体施術、頭蓋骨調整を中心に陰陽五行オイル「火」のオイルを使用した頚部・下腿のオイルマッサージを行い、自律神経の調整と東洋医学的観点で施術を行なっています。3回目の施術後には「少しずつ眠れる時間が増えている」、5回目の施術後は「歩ける距離が伸びて、目のショボショボ感も軽減してきている」とのこと。生活習慣へのアドバイスも併用し、現在も週1回のメンテナンス施術を継続中です。

睡眠改善のために自分でできること

整体施術と併せて、以下のような生活習慣の見直しも大切です。

  • 寝る前のスマホ・パソコンを控える(ブルーライトは交感神経を刺激します)
  • 寝る前のストレッチや深呼吸で副交感神経を活性化
  • カフェインやアルコールの摂取を控える
  • 毎日同じ時間に寝起きする習慣をつける

まとめ

不眠は、「心」や「神経」が休めていないサインです。薬に頼る前に、自律神経にアプローチする整体を取り入れてみてはいかがでしょうか?体の緊張が解け、呼吸が深まり、自然と心が静まっていく感覚を、ぜひ体験してみてください。

眠れない夜が続く日々から、安心して深く眠れる毎日へ。東洋医学と整体の知恵が、あなたの眠りをやさしく支えます。

高齢者の外傷予防における整体治療

2025.05.19 | Category: セドナ整骨院,健康,整体,未分類,東洋医学,柔道整復師

年齢を重ねるごとに、転倒や捻挫、腰痛、関節痛といった外傷のリスクは高まります。特に高齢者にとっての転倒は、骨折や寝たきりの原因になることもあり、単なる「ケガ」と侮れません。しかし、こうした外傷は予防が可能です。そのカギとなるのが、整体治療です。整体は、体のバランスを整え、筋肉や関節の機能を保つことで、ケガを未然に防ぐ力を持っています。本記事では、高齢者が安全で快適な生活を送るための、整体治療の具体的なメリットについてお伝えします。

1.体の歪みを整え、転倒リスクを軽減

年齢とともに姿勢は崩れやすくなり、背中が丸まる、膝が曲がる、左右のバランスが崩れるといった変化が起こりがちです。こうした歪みは、関節や筋肉に余計な負担をかけ、動作の安定性を低下させます。結果として、つまずきやすくなり、転倒やケガのリスクが高まるのです。

整体治療では、手技療法で骨格や関節の位置を調整し、体の歪みを正します。これにより、立つ・歩くといった基本動作が安定し、転倒リスクの低減につながります。

2.筋肉の柔軟性を高め、関節の動きをスムーズに

加齢によって筋肉は硬くなり、関節の可動域も狭くなります。これが、ちょっとした段差でつまずく、身体が思うように動かない、といったトラブルの原因になります。さらに、硬くなった筋肉は衝撃を吸収しにくいため、転んだ際のケガも深刻化しやすくなります。

整体では、筋肉や筋膜に刺激を入れる、ストレッチを行う、などで柔軟性を取り戻します。筋肉が柔らかくなると関節の動きがスムーズになり、日常の動作が軽やかになります。これが、ケガの予防に直結するのです。

3.神経の働き、バランス感覚と自律神経を整える

高齢者のケガ予防において、実は神経の働きが非常に重要です。身体のバランスを取る力や、素早く反応する力は、神経の伝達がスムーズであることが前提です。しかし、体の歪みや筋肉の緊張は、神経の通り道を圧迫し、これらの働きを鈍らせてしまいます。

整体では、こうした歪みや緊張を取り除き、神経の通りをスムーズにします。その結果、つまずきや転倒を避けやすくなります。

さらに、整体は自律神経にも良い影響を与えます。加齢とともに自律神経のバランスが乱れやすくなり、血圧の変動、めまい、ふらつきといった症状が出やすくなります。整体によって筋肉や骨格を整えると、自律神経のバランスが整い、これらの症状の軽減や予防にもつながります。特に、リラックス効果のある施術は副交感神経を優位にし、心身の安定をもたらします。

4.血流を促進し、疲労回復とケガ予防に

高齢になると血流が滞りやすく、筋肉や関節の回復力も低下します。疲れが抜けにくくなると、身体の動きがぎこちなくなり、ケガのリスクが上がります。

整体治療は、筋肉をゆるめて、血液やリンパの流れを促進します。これにより、疲労物質が早く排出され、回復力が向上します。体が軽く感じられるようになり、活動的な日常生活を取り戻すことができます。

5.予防的なボディメンテナンスとしての整体の価値

多くの方が「痛くなってから」整体や治療に通いますが、実は整体はケガを未然に防ぐための予防策として非常に有効です。定期的に施術を受けることで、自分でも気づきにくい小さな歪みや筋肉の硬さを早い段階で気がつくことができます。

特に高齢者にとって、転倒やケガは生活の質を大きく左右します。整体によるボディメンテナンスを習慣化することは、長く健康で自立した生活を送るための「備え」となるのです。

~まとめ~

整体治療は、高齢者にとって単なるリラクゼーション以上の価値があります。骨格の歪みを整え、筋肉や関節の機能を保ち、神経と自律神経の働きを整え、血流を促進する――これらすべてが、転倒やケガを未然に防ぐ力となります。

元気に歩ける、安心して動ける、そんな日常を守るために、整体を予防の一環として取り入れてみてはいかがでしょうか。歳を重ねても、痛みなく、自由に動ける身体づくりを一緒に目指していきましょう。

胃の痛み・不快感に悩むあなたへ、整体で自律神経を整え根本改善を目指しましょう

2025.05.12 | Category: 健康,整体,未分類,東洋医学,柔道整復師,肩こり,自律神経失調症

現代人に多い悩みの一つが、胃の痛みや不快感です。食後に胃が重くなる、ストレスを感じたとたんに胃がキリキリと痛む、朝から胃がムカムカする…こうした症状は、日々の生活の質を大きく下げてしまいます。しかし、病院で検査を受けても「異常なし」と言われるケースも多く、薬を飲んでも一時しのぎに過ぎないことが少なくありません。

実は、こうした胃のトラブルの多くは自律神経の乱れと深く関係しています。そして、この自律神経のバランスを整えるアプローチとして、整体治療が効果を発揮することをご存知でしょうか?

胃と自律神経の密接な関係~

私たちの胃は、単に食べ物を消化するだけでなく、自律神経によってその働きがコントロールされています。自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」の2つがあります。交感神経は緊張やストレスを感じた時などに活性化し、逆に副交感神経はリラックスしている時などに働きます。

胃が正常に働くには、この2つの神経がバランスよく作用することが不可欠です。しかし、ストレス過多や生活リズムの乱れにより交感神経が優位になりすぎると、胃の血流が悪くなり、消化機能が低下します。その結果、胃痛や胃もたれ、ムカムカ感といった症状が現れるのです。

~整体が自律神経に与える影響~

整体治療は、骨格や筋肉、関節のバランスを整えることを目的としていますが、それに伴って自律神経にも良い影響を与えることがわかっています。

例えば、背骨の周辺には自律神経の通り道である神経節が集まっています。特に胸椎や腰椎のゆがみは、交感神経の過剰な刺激につながり、胃の不調を引き起こす原因になります。整体によってこれらのゆがみを整えることで、神経の流れがスムーズになり、胃の働きが正常化していくのです。

また、首や肩の筋肉が緊張すると、脳への血流が悪化し、自律神経のコントロールセンターである視床下部にも悪影響が及びます。整体によって首や肩の緊張を緩めることで、脳と体の神経バランスが整い、自然と胃の症状が軽くなるケースが多々あります。

~実際の整体アプローチ~

胃の不調に対する整体では、まず身体全体のバランスをチェックします。特に注目するのは、以下のポイントです。

胸椎:胃や消化器系とつながりの深い部分。ここの可動性を回復させることで、胃の血流が改善します。

横隔膜:呼吸と連動し、自律神経のバランスに影響を与えます。整体で横隔膜の動きをスムーズにすることで、リラックス効果が高まります。

骨盤のゆがみ:身体の土台であり、骨盤が整うことで背骨全体のバランスも良くなります。

さらに、呼吸法や簡単なストレッチを指導し、自宅でも自律神経を整える習慣づくりをサポートします。これにより、一時的な対処にとどまらず、根本的な体質改善を目指します。

~胃の不調は「身体からのサイン」~

胃の痛みや不快感は、単に胃だけの問題ではなく、「身体全体のバランスが乱れていますよ」というサインです。薬で抑えることも必要な時はありますが、長期的には身体そのものを整えることが重要です。

整体治療は、そうした根本改善を目指す方にとって、有力な選択肢の一つです。もしあなたが慢性的な胃の不調に悩んでいるなら、ぜひ一度、整体によるアプローチを試してみてください。身体が整うことで、心も軽くなり、胃の症状も自然と和らいでいくはずです。

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