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2025 7月の記事一覧
こんにちは。セドナ整骨院です!
今年の夏も厳しい暑さが続いていますが、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか?
毎年この時期になると、「疲れが取れない」「寝てもスッキリしない」「食欲がない」「だるい」といった不調を訴える方が多く来院されます。これらは東洋医学的に見ても、夏の気候が体に与える影響だと考えられます。
今回は東洋医学の視点から、夏の季節性の不調とそのケアについてご紹介いたします。
東洋医学では、自然界の変化と人の体との関わりを重視します。夏は「火」に属し、五臓のうちでは「心(しん)」と深く関係があります。
「心」は単に心臓という臓器だけではなく、精神活動や意識、睡眠、血の巡りを司るとされます。この「心」が乱れると、以下のような症状が現れやすくなります。
• 寝つきが悪い、眠りが浅い
• 動悸や不安感
• 集中力の低下、物忘れ
• ぼんやりする、気力が湧かない
つまり、夏の過度な暑さによって「心」が消耗したり、熱が内側にこもることで、精神面・循環面のバランスが崩れやすくなるのです。
東洋医学では、季節ごとに現れやすい外的な影響を「六淫(ろくいん)」と呼びます。夏に強く働くのが「暑邪(しょじゃ)」です。
暑邪の特徴は「熱」と「上昇性」「発汗過多」です。これにより、以下のような不調が多くみられます。
• 多汗による体力の消耗
• のぼせ、頭痛、口の渇き
• 胃腸の働きの低下
• 倦怠感や脱力感
汗とともに「気」や「津液(しんえき:体内の水分)」が失われると、体はバテやすくなります。さらに、現代では冷房による「冷え」との複合的なダメージも見逃せません。
外は猛暑、室内は冷房で冷えすぎている、、、この寒暖差が自律神経を乱し、東洋医学的にも「寒邪(かんじゃ)」の侵入を許しやすい状態となります。
特に冷気は「陰」に属し、筋肉や関節に入り込みやすいため、
• 肩こり
• 腰痛
• 関節の痛みやこわばり
• 下痢や腹痛
といった症状がこの時期に悪化しやすくなります。
「脾(ひ)」は東洋医学で消化吸収や栄養の運搬を担う臓腑です。冷たいものの取りすぎや、冷房による冷えは、この「脾」の機能を弱めてしまいます。
脾が弱まると、
• 食欲不振
• お腹が張る
• 下痢や便のゆるみ
• 体が重だるい
といった症状が現れやすくなります。
また、脾は「湿(しつ)」にも弱いため、梅雨明けの湿度が高い時期や、冷たい飲食物による内湿も脾に負担をかけます。湿と熱が結びつくと「湿熱(しつねつ)」という状態になり、より複雑な不調を引き起こします。
当院では、東洋医学の理論をベースにしながら、以下のような施術で夏の体調不良に対応しています。
① 鍼灸治療
経絡の流れを整え、「心」「脾」「腎」などの機能を高めていきます。
・心兪(しんゆ)・神門(しんもん)・内関(ないかん):精神安定、動悸、不眠に対応
・中脘(ちゅうかん)・足三里(あしさんり)・脾兪(ひゆ):胃腸の働きを整える
・腎兪(じんゆ)・三陰交(さんいんこう):体内の水分代謝を調整し、冷えやだるさを緩和
② 手技療法
体の深部の緊張や冷えを取り除き、気血の巡りを促します。特に肩や背中、腰回りの筋緊張を取ることで、自律神経のバランスが整い、回復力が高まります。
③ 生活指導・食養生のアドバイス
患者様の体質や体調に合わせて、冷飲の控え方や温かい食事の工夫、軽めの運動などもご案内しております。
夏は活動的で楽しい季節でもありますが、体の内側では熱と湿、冷えの影響で大きな負担がかかっています。
「何となく不調」「疲れが取れない」といった違和感は、季節に合ったケアで大きく改善できます。
東洋医学では、未病(みびょう)――「まだ病気とは言えないけれど、健康ではない状態」にこそアプローチしていくことを重視します。まさにこの時期に必要なのは、日々の体調を見直し、整えることです。
当院では一人ひとりの体質や不調に合わせた丁寧な施術を心がけています。夏の不調でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
皆さまの健やかな毎日をサポートさせていただきます。