





- Blog記事一覧 - 2025 10月の記事一覧
2025 10月の記事一覧
このブログページをご覧いただきありがとうございます。セドナ整骨院ユーカリが丘本院の河田です。
日常の中で、手や腕のしびれを感じたことはありませんか?「長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用後に、指先がピリピリする」「肩こりが取れず、だんだん腕まで違和感が出てきた」そんな症状の背景に、“胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)”が隠れていることがあります。
今回は、この胸郭出口症候群について、臨床の現場で感じる特徴や、改善に向けた考え方をお伝えします。
「手や腕がしびれる」「長時間の作業でだるくなる」「腕を上げるとしびれが強くなる」
このような症状を感じていませんか?
それは、胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)が原因かもしれません。
難しそうな名前ですが、簡単に言うと、
“首から腕に向かう神経や血管が、途中で圧迫されている状態”
のことを指します。
手のしびれや腕の重だるさが続くものの、病院では「異常なし」と言われてしまうことも多く、原因が分からないまま不安を感じて来院される方が多くいらっしゃいます。
セドナ整骨院では、このような“原因の見えにくいしびれや違和感”に対して、
姿勢・筋肉・神経のバランスを整えることで、根本からの改善を目指します。

首から出た神経と血管は、腕へ向かう途中でいくつかの“トンネル”を通ります。
この通り道(出口)が狭くなると、神経や血管が圧迫され、しびれや痛みが出るようになります。
主な圧迫部位は3か所です。
1. 斜角筋の隙間(斜角筋症候群)
2. 鎖骨と第1肋骨の間(肋鎖症候群)
3. 小胸筋の下(過外転症候群)
どの部位でも、姿勢の崩れ(猫背・巻き肩)や首・肩の筋緊張によって神経の通り道が狭くなりやすくなります。
主訴は「左手のしびれ」。(自覚し始めたのは数か月前から続いていたもの)
立ち仕事が多く、肩から腕にかけての違和感としびれが続く状態で来院されました。
問診・検査の結果、
これらが確認され、胸郭出口の神経・血管が圧迫されている状態と判断しました。
施術の目的は、神経圧迫の原因を解消し、腕への通りを回復させること。
そこで、以下の施術を組み合わせて行いました。
斜角筋・胸鎖乳突筋の過緊張を緩める手技、電気療法。
背骨全体のアライメントを整えるカイロプラクティック施術。特に肋骨・鎖骨・肩甲骨の動きを改善するような矯正。
これにより、神経の通り道が広がり、血流の改善とともにしびれの軽減が見られました。
初回:施術後すぐにしびれの軽減を実感。1週間後に再来。
2〜4回目:週1回の施術で、しびれは9割ほど軽減。日常生活でもほとんど支障がない状態に。
5回目:施術を行う前の状態確認で、痺れが消失したとのこと。以降は状態が安定したため、月1回のメンテナンス施術に移行。
現在も再発予防を目的に、首・肩の動きや姿勢のバランスを整える施術と、生活環境の変化による疲労の回復を目的としながら主訴にとどまらず全体的に整体治療を行っていく。
胸郭出口症候群の特徴は、症状が腕や手に出ていても、原因は首や胸郭の奥にあることです。
そのため、腕や手のマッサージだけでは根本的な改善にはつながりません。
また、猫背やストレートネック、スマートフォンの使い過ぎなどで、
再発しやすい環境をつくってしまうケースも少なくありません。
痛みやしびれを繰り返さないためには、施術とあわせて日常の姿勢改善や呼吸の見直しも大切です。
手のしびれや腕の重だるさを訴える方の多くが、
負傷原因が「不明」。または「どこに行っても原因がわからなかった」と話されます。
胸郭出口症候群のように、筋緊張や姿勢の乱れから神経が圧迫されるケースでは、
「どこをどう整えるか」を見極めることが最も重要です。
症状を取るだけで終わらせず、
再び同じ状態を繰り返さない身体づくりを目指していくことが
私たちセドナ整骨院の治療方針です。
胸郭出口症候群は、早期に適切なケアを行うことで改善が見込める症状です。
放置すると慢性化し、頭痛や肩こり、冷え、集中力低下などへと広がることもあります。
首や肩、腕のしびれが続く方は、ぜひ一度ご相談ください。
根本原因を正確に見極め、再発しにくい身体づくりをサポートいたします!もしこちらを読んで少しでも気になることがあればいつでもご相談ください。あなたのお力になれれば幸いです。
最後まで本ページをお読みいただきありがとうございました。
本ページをご覧いただき、誠にありがとうございます。佐倉市ユーカリが丘セドナ整骨院の河田です。このページをお読みいただいているということは、お体の痛みや不調でお困りのことかと思います。今回は、「痛みとストレス」をテーマにお話させていただきます。ぜひ最後までお読みいただけると幸いです。

「病院では異常がないと言われたのに、痛みが続いている」「ストレスが強くなると、肩や腰の痛みが悪化する」
このようなお悩みを抱える方が、近年とても増えています。
ここでお伝えする“痛み”とは、骨折や内臓疾患など明らかな器質的異常がないにもかかわらず続く慢性的な痛みのことを指します。いわゆる「慢性痛」と呼ばれる状態です。
この痛みは、筋肉や神経の緊張だけでなく、自律神経のバランスや心理的ストレスなど、複数の要因が関係しています。整体や手技療法で対応できる領域であり、正しいケアによって改善が期待できます。
セドナ整骨院では、こうした“ストレスによって悪化する痛み”に対して、身体だけでなく自律神経や心の状態にも目を向け、根本的な改善を目指しています。
人は強いストレスを受けると、脳が危険を察知して身体を守ろうとします。その際に働くのが「交感神経」です。
交感神経が過剰に働くと、
☑筋肉が硬く緊張する
☑血流が悪くなる
☑呼吸が浅くなる
こうした状態が続くことで、筋肉内に酸素が届きにくくなり、“痛み物質”が蓄積されます。さらに、ストレスが長期間続くと脳が「痛みを記憶」し、回復している組織にも“痛い”という信号を出し続けてしまうことがあります。
つまり、ストレスが痛みを強め、痛みがまたストレスを生む。このループこそが、慢性痛を長引かせる大きな原因の一つです。
私の話になりますが、学生時代、野球一筋の毎日を送っていました。しかし、投手として肩や肘の故障を繰り返し、最後の大会を目前に出場できなくなった経験があります。
“痛み”が自分の目標や居場所を奪ってしまったあの時の悔しさと無力感を経験しました。その体験が、今の私の治療の原点になりました。
「同じように痛みで苦しむ人を救いたい」「身体を治すことで、心も前向きになれる手助けがしたい」そんな想いで、今もこの仕事に向き合っています。
セドナ整骨院では、痛みを取ることだけを目的にはしていません。痛みの先にある、“その人の本当にやりたいことを取り戻す”という部分を大切にしています。
>「また好きなことができるようになった」「家族との時間を楽しめるようになった」「気持ちが前向きになった」
そうした言葉をいただけるよう、身体の状態だけでなく、日常の過ごし方や心の変化にも寄り添いながら施術を行っています。
ストレスによって乱れた自律神経を整え、呼吸や姿勢のバランスを改善することで、人は本来の回復力を取り戻すことができます。
ストレスや不安の中で続く痛みは、決して「気のせい」ではありません。それは、身体が発しているサインです。
大切なのは、そのサインを我慢せず、早い段階で気づいてあげること。痛みを正しく理解し、整えていくことで、日常生活の質は確実に変わります。
私たちは、あなたが安心して生活できるよう、症状の根本に向き合いながらサポートいたします。そして、痛みをきっかけに「自分の身体と向き合う時間」を取り戻していただけるよう、お手伝いしていきます。
◆さいごに
慢性的な痛みは、身体の問題だけでなく、心の状態とも深く関係しています。ストレスを整え、心身のバランスを取り戻すことで、痛みは確実に変化していきます。
痛みを感じている今こそ、身体が何かを伝えようとしているタイミングです。その声にしっかり耳を傾け、健康を取り戻す一歩を踏み出していきましょう。そのために私たちがあなたのお身体を最大限サポートさせていただきます。
ぜひ、気軽にご相談くださいね!
佐倉市ユーカリが丘本院 河田
こんにちは!セドナ整骨院の宮崎です。季節の変わり目ですが皆さんいかがお過ごしでしょうか?涼しくなってきて外でも運動がしやすい気温になってきましたね。今回は当院にも多くご相談いただく「テニス肘」についてご紹介したいと思います!
「テニス肘」と聞くと、テニスをしている人だけがなるものと思われがちですが、実際には日常生活の中でも多く見られる症状です。正式には「上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)」と呼ばれ、肘の外側にある骨の出っ張り部分に炎症が起こることで痛みが出る疾患です。
この部分には手首や指を動かすための筋肉がついており、繰り返しの動作や過度な負担によって筋肉や腱が引っ張られ、骨との付着部に炎症が生じます。
テニスのバックハンド動作で痛めることが多いことから「テニス肘」と呼ばれていますが、実際にはテニスをしていない方にも多く見られます。家事やパソコン作業、重い荷物を持つ動作など、日常生活の中の“手を使う動き”が原因になることも珍しくありません。
テニス肘の特徴的な症状は、肘の外側の痛みです。初期では違和感程度ですが、進行すると以下のような動作で強い痛みを感じるようになります。
• タオルを絞る
• ドアノブを回す
• フライパンを持ち上げる
• ペットボトルのキャップを開ける
• パソコンのマウスを操作する
これらはすべて「手首を反らす」「ひねる」といった動作で、肘の外側にある筋肉群が働くため、痛みが出やすくなります。
痛みが強くなると、何もしていない時でもズキズキとした痛みを感じたり、腕に力が入りにくくなったりすることもあります。
テニス肘の原因は、手首や指を伸ばす筋肉への使いすぎによる負担です。
特に前腕の筋肉(伸筋群)が硬くなると、肘の外側にある腱の付着部が引っ張られ続け、炎症を起こします。
また、加齢による筋肉や腱の柔軟性の低下も一因です。
30代後半〜50代の方に多く見られ、スポーツだけでなく、家事・育児・デスクワークなどでも発症します。
とくに女性では、掃除や洗濯などの繰り返し動作、料理中に鍋を持つ動作など、無意識に腕を使いすぎてしまうことがあります。
その結果、筋肉の緊張が続き、痛みを引き起こすケースが多く見られます。
いくつかの理学検査でテニス肘の可能性を判断します。
代表的なものとして、トムソンテストや中指伸展テストがあります。
• トムソンテスト:肘を伸ばした状態で手首を反らすように力を入れると、肘の外側に痛みが出ます。
• 中指伸展テスト:中指を上に押し上げるように抵抗をかけると痛みが出る場合、テニス肘の可能性があります。
これらの検査で症状の再現があれば、肘の外側にある伸筋群に過剰な負担がかかっていて症状がでているかもしれません。
当院では、まず炎症や筋肉の状態を確認したうえで、負担を取り除くことを目的とした施術を行います。
① 炎症の緩和
痛みの強い時期には、まず患部の安静を確保し、炎症を落ち着かせることが大切です。
無理にストレッチを行うと悪化することがあるため、施術者の判断のもとで適切な刺激量に調整します。
② 筋緊張の緩和
前腕の筋肉が硬くなると、肘の外側に常に引っ張りストレスがかかります。
当院では、前腕の筋肉を手技療法で緩め、筋肉と腱の柔軟性を取り戻します。
また、メディセルなどの機器を使用して筋膜を整えることで、血流を促進し、自然治癒力を高めます。
③ 肘・肩・手首のバランス調整
肘の痛みは、手首や肩の動きの悪さから影響を受けることがあります。
肘だけでなく、腕全体の動きを整えることで再発を防ぎ、スムーズな使い方ができるようにします。
④ テーピング・サポーターの使用
痛みが強い場合や仕事で手を使わなければならない場合には、テーピングや専用サポーターで肘を保護します。
これにより、日常生活の中での負担を減らし、回復を早めることができます。
テニス肘の改善には、日常生活での使い方を見直すことも重要です。
• 重いものを持つときは、手のひらを上にして持つ(手の甲を上にすると痛みが出やすい)
• 作業の合間に前腕のストレッチを取り入れる
• 痛みがあるときは無理をせず安静を保つ
• 冷やしすぎず、血流を保つよう意識する
これらを続けることで、肘への負担を軽減し、再発を防ぐことができます。
症状の程度によって個人差はありますが、軽度であれば数週間、慢性的な場合は数ヶ月かけて改善していきます。
痛みがなくなっても、再発を防ぐためには筋肉の柔軟性と正しい使い方の維持が欠かせません。
整骨院での施術と併せて、自宅でのストレッチや軽い運動を続けることで、再発のリスクを減らすことができます。
テニス肘は、スポーツだけでなく日常生活でも多く見られる症状です。
手首や肘を使う動作の積み重ねで起こるため、誰にでも起こり得る身近な疾患といえます。
痛みを我慢して使い続けると、回復までに時間がかかってしまうことがあります。
肘や腕に違和感を感じた際は、早めに整骨院でご相談ください。
当院では、症状の状態を丁寧に確認し、一人ひとりの生活スタイルに合わせた施術を行っています。
肘の痛みを改善し、快適に日常生活を送れるよう全力でサポートいたします。
こんにちは!セドナ整骨院の宮崎です。成長期の疾患2回目は「シーバー病」についてです!
お子さんがスポーツをしていて、「かかとが痛い」と言い出したことはありませんか?
特にサッカーやバスケットボールをしている小学生・中学生で多く見られるのがシーバー病(踵骨骨端症・踵骨骨端炎)です。
この病気は成長期特有のものであり、本人はもちろん、保護者の方にとっても「どれくらい運動を続けていいのか」「治るのにどれくらいかかるのか」と不安になりやすいものです。今回は、シーバー病の原因と対策法について、わかりやすく解説していきます。
シーバー病は、成長期のかかとの後ろ側(骨端軟骨部)に炎症が起きることで痛みを感じる疾患です。成長期の骨はまだ完全に固まっておらず、柔らかい部分が存在します。この部分は外からの負担に弱く、繰り返しのジャンプやランニングによって炎症が起こりやすいのです。
特に8〜14歳前後の子どもに多く、サッカーや陸上、バスケットボール、バレーボールなど、走ったり跳んだりするスポーツをする子どもに発症しやすいとされています。両足に痛みが出る場合もあり、「成長期だから仕方ない」と放置すると長引いてしまうこともあります。
シーバー病の症状はシンプルですが、生活や練習に大きく影響を与えます。
「運動中に痛みが出て、休むと治る」のを繰り返すケースが多く見られます。
シーバー病が起こる理由は大きく以下の4つがあげられます。
・骨端軟骨への負担
成長期の踵骨には柔らかい骨端軟骨があります。ここにアキレス腱が強く引っ張る力が加わると炎症が生じます。
・アキレス腱とふくらはぎの筋肉の影響
ふくらはぎの筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋)は、アキレス腱を介して踵の骨に付着しています。この筋肉が硬くなると骨端軟骨部への牽引力が強まり、炎症を起こしやすくなります。
・運動の繰り返し
サッカーのシュート動作やバスケットボールのジャンプなど、繰り返しの動作によって骨端軟骨部にストレスがかかります。
・靴や練習環境
クッション性の少ない靴や、硬い地面での練習はかかとへの衝撃を強めます。
「成長が終われば自然に治る」と言われることもありますが、痛みを我慢しながら運動を続けると長期間症状が残ることがあります。また、痛みをかばった歩き方を続けると、膝や腰など他の部位にも負担がかかってしまうため、早めのケアが重要です。
整骨院では、シーバー病に対して以下のような施術を行います。
・手技療法:ふくらはぎの筋肉の緊張を和らげ、アキレス腱の引っ張りを軽減します。
・ストレッチ指導:自宅で安全にできるストレッチ方法をお伝えします。
・テーピング:運動時にかかとへの負担を軽減するサポートが可能です。
・姿勢や動作の改善:走り方やジャンプの仕方を見直すことで再発予防につなげます。
・生活指導:靴の選び方や練習後のケア方法などを一緒に考えていきます。
シーバー病は、成長期にスポーツを頑張る子どもにとって身近なかかとのトラブルです。
・発症しやすいのは8〜14歳の成長期
・主な原因は骨端軟骨への繰り返しの負担
・対策は運動量の調整・アイシング・ストレッチ・靴の工夫
・整骨院では施術・セルフケア指導・生活アドバイスを行える
成長が終われば自然に軽快することも多いですが、だからといって放置せず、痛みがある時期にはしっかりとしたケアを行うことが大切です。
当院でも、一人ひとりの症状や生活スタイルに合わせた対応をしています。お子さまの「かかとの痛み」でお困りの際は、どうぞお気軽にご相談ください。