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睡眠の記事一覧
現代社会において、不眠は非常に多くの人が抱える悩みです。仕事や人間関係のストレス、スマートフォンなどのデジタル機器の使用、夜型の生活リズム——これらはすべて、自律神経の乱れを引き起こし、睡眠の質を低下させます。この記事では、東洋医学と整体の観点から「自律神経」と「不眠」の関係をひもときながら、整体施術による自然な不眠改善のアプローチをご紹介します。
自律神経とは、私たちの意思とは無関係に、内臓や血管、汗腺などの働きを自動的に調節してくれる神経系です。交感神経と副交感神経の2つの系統から成り立っており、それぞれ次のような働きを担っています。
本来、昼間は交感神経が優位になり、夜になると副交感神経が優位になることで、自然な睡眠が促されます。しかし、このリズムが崩れると、眠ろうとしても体が興奮状態のままで、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりするのです。
不眠症にはいくつかのタイプがあり、それぞれに自律神経の乱れが関与しています。
このように、不眠は単なる「寝れない」という現象ではなく、自律神経のバランスの乱れという“根本原因”が存在しています。
東洋医学では「心身一如(しんしんいちにょ)」の考えが基本にあります。心の不安やストレスは、気血の流れを滞らせ、五臓六腑のバランスを乱します。特に「心(しん)」や「肝(かん)」の働きは、睡眠と密接に関係しています。
自律神経に基づいた整体では、次のようなアプローチを行います。
① 呼吸と脳脊髄液の流れを整える
頭蓋骨の微細な調整や、仙骨(尾てい骨の上にある骨)の調整によって、脳脊髄液の循環を促します。これは副交感神経を優位に導くために非常に有効です。
② 背骨と骨盤のゆがみを整える
背骨には交感神経の多くが走っています。特に胸椎(背中の骨)が硬くなると、交感神経が過剰に興奮し、不眠につながります。優しい刺激で背骨の動きを出し、骨盤との連動を改善すると、神経の働きが正常化し、自然な眠気が戻ってきます。
③ 横隔膜と腹部の調整
呼吸の要である横隔膜は、自律神経と密接に関係します。整体ではお腹や肋骨の柔軟性を出すことで、横隔膜の動きを高め、深い呼吸ができる体に導きます。これは副交感神経の活性化につながります。
症例:80代女性
主訴:不眠、目のショボショボ感、慢性疲労感、足の痺れ感等
現病歴:骨粗鬆症、脊柱管狭窄症
1ヶ月ほど前から不眠の症状で、寝つきが悪く、寝ても3~4時間程度で目が覚めてしまうことがお悩みで来院された80代の女性。初回カウンセリング時には、不眠の他にも下腿のむくみ、全身の筋緊張、頭皮の緊張、自律神経の乱れが見られました。
施術に関しては、整体施術、頭蓋骨調整を中心に陰陽五行オイル「火」のオイルを使用した頚部・下腿のオイルマッサージを行い、自律神経の調整と東洋医学的観点で施術を行なっています。3回目の施術後には「少しずつ眠れる時間が増えている」、5回目の施術後は「歩ける距離が伸びて、目のショボショボ感も軽減してきている」とのこと。生活習慣へのアドバイスも併用し、現在も週1回のメンテナンス施術を継続中です。
整体施術と併せて、以下のような生活習慣の見直しも大切です。
不眠は、「心」や「神経」が休めていないサインです。薬に頼る前に、自律神経にアプローチする整体を取り入れてみてはいかがでしょうか?体の緊張が解け、呼吸が深まり、自然と心が静まっていく感覚を、ぜひ体験してみてください。
眠れない夜が続く日々から、安心して深く眠れる毎日へ。東洋医学と整体の知恵が、あなたの眠りをやさしく支えます。
「長時間のデスクワークで頭が重い…」「肩や首がこると頭痛がする…」そんな 慢性的な頭痛に悩まされていませんか?
頭痛にはさまざまな種類があり、カイロプラクティックや整体で対応できるものと、そうでないものがあります。 今回は、整体の適応となる 緊張型頭痛 について詳しく解説し、カイロプラクティックがどのように効果的かをお伝えします!
頭痛には大きく分けて 一次性頭痛 と 二次性頭痛 の2種類があります。
一次性頭痛とは?(整体・カイロプラクティックの適応)
一次性頭痛とは、特定の病気が原因ではなく、体の機能的な問題から発生する頭痛 です。主に以下の3つのタイプに分けられます。
二次性頭痛とは?(医療機関での診察が必要)
二次性頭痛は、特定の病気や外傷が原因で発生する頭痛 です。例えば、
頭や首の外傷による頭痛
脳梗塞・くも膜下出血などの血管障害による頭痛
感染症や腫瘍などが原因となる頭痛
これらの頭痛は、整体やカイロプラクティックの適応外となります。 急激な痛みやいつもと違う頭痛を感じた場合は、速やかに医療機関を受診してください。
緊張型頭痛は、整体やカイロプラクティックで改善が期待できる頭痛のひとつです!
緊張型頭痛の主な原因
緊張型頭痛は、 首や肩の筋肉の緊張 が主な原因です。
◎発生しやすい状況
☑ 長時間のデスクワーク・スマホ使用による姿勢の悪化(構造上のストレス)
☑ 精神的ストレスによる筋肉のこわばり
☑ 睡眠不足・眼精疲労による血流の低下
☑ 運動不足による代謝の低下
このような生活習慣が、慢性的な頭痛を引き起こします。
◎緊張型頭痛の特徴
・頭全体が締め付けられるような痛み
・肩こり、首こりがひどくなると頭痛が悪化
・めまいや集中力の低下を伴うことも
・入浴やリラックスすると症状が軽減する
このような 筋肉の緊張や血流の悪化が原因の頭痛 には、カイロプラクティックによるアプローチが効果的です!
緊張型頭痛の大きな原因のひとつは、「骨格の歪み」や「姿勢の乱れ」による首や肩の筋肉の緊張、血流の悪化、自律神経の乱れです。
カイロプラクティックでは、背骨や骨盤の歪みを整え、神経や血流の流れを正常化することで、頭痛の改善をサポート します。
🔹 「骨盤」と「背骨」の歪み → 全身のバランスが崩れる
🔹 猫背や巻き肩 → 頭の位置が前に出て首や肩に負担がかかる
🔹 背骨の歪みが神経に影響 → 自律神経の乱れや血流の低下
🔹 筋肉が緊張し続ける → 頭部への血流が滞り、頭痛が発生
姿勢の悪化は 無意識のうちに慢性化し、緊張型頭痛を引き起こす大きな要因 になります。
特に、デスクワークやスマホの長時間使用によって 「ストレートネック」や「猫背」 になると、首の筋肉が固まり、頭痛を引き起こしやすくなります。
🌿 骨格のバランスを整え、神経の圧迫を軽減
🌿 血流を促進し、筋肉の緊張をほぐす
🌿 自律神経を整え、ストレスによる頭痛を軽減
🌿 呼吸の改善で酸素供給をスムーズに
✅ 「姿勢×整体」アプローチで頭痛の根本改善
✅ 「骨盤×背骨」のバランス調整で筋肉の負担を軽減
✅ 「呼吸×自律神経」の正常化でストレスを軽減し、健康な体へ導く
当院では、単に痛みを取るだけでなく、姿勢や自律神経の調整までトータルでアプローチし、頭痛が再発しにくい体づくりをサポート しています。
☑ 頭痛が頻繁に起こる
☑肩こり・首こりがひどい
☑ ストレスが溜まりやすく、体が緊張しやすい
☑薬に頼らず、根本的に頭痛を改善したい
当院では、姿勢や骨格のバランスを整えながら、自律神経を安定させる施術を行います。
「どこに行っても頭痛が治らなかった…」という方も、一度ご相談ください!
当院では、自律神経の乱れからくる様々な症状に対して、整体や鍼灸により自律神経へのアプローチにより筋肉や骨格の調整を行い、睡眠のお悩みなどの解決に導きます。
皆様のおかげで佐倉市ユーカリが丘で20周年を迎えました。
肩こり、腰痛だけではなく頭痛やめまい、耳鳴り、不眠などの様々な症状に対応。
みなさま、こんにちは。佐倉市ユーカリが丘・セドナ整骨院の河田です!夏は暑さがストレスになり、「眠れない」「途中で起きてしまう」などのお悩みの方がとても多い時期でもあります。律神経と睡眠の関係は非常に密接であり、特に中途覚醒や寝つきが悪いといった問題は、自律神経の乱れが大きく関与しています。これらの睡眠トラブルに対する自律神経の働きについて、以下で詳しく解説していきます。
自律神経は、体内の無意識な活動を調整するもので、交感神経と副交感神経の2つに分かれます。交感神経は主に活動時に働き、体を活発に保つ役割を果たします。一方、副交感神経は休息時に働き、体をリラックスさせる役割を果たします。これらの神経がバランスよく機能することで、私たちは体の状態を維持することができています。交感神経が優位になると、心拍数や血圧が上がり、呼吸が浅く速くなります。浅い呼吸は睡眠にも影響し、本来は休んでいる時間にも呼吸する時に様々な筋肉が頑張ってしまい、身体がなかなか休まらない状態となってしまいます。
寝つきが悪い状態は、主に交感神経が過剰に働いていることが原因です。寝る前にストレスを感じていたり、考え事が多かったりすると、交感神経が活発になり、体がなかなかリラックスできないですよね。この状態では、なかなか寝付けず、眠りに入るまでに時間がかかります。
また、夜遅くまでスマートフォンやパソコンを使用することも、交感神経を刺激し、寝つきの悪さを引き起こします。本来は副交感神経が働くタイミングでブルーライトによる刺激が入る事で交感神経を刺激し、体内のリズムを狂わせることが、寝つきを妨げる一因です。これらの状態が睡眠の質の低下、日中の疲労感や集中力の低下、さらには免疫力の低下を招く可能性があります。
やはり良質な睡眠を送るためには、その前段階である寝る準備がとても大切です。大きなポイントは寝る前にリラックスする習慣を持つことが、副交感神経を優位にしてくれるので、質の良い眠りに導くことにつながります。お風呂にゆっくり入ったり、深呼吸や軽いストレッチをすることで、体がリラックスしやすくなります。またどうしてもしてしまいがちですが、寝る前のスマートフォンの使用は交感神経を刺激してしまうので、少なくとも寝る1時間前には控えるようにしましょう。
当院では、自律神経の乱れからくる様々な症状に対して、整体や鍼灸により自律神経へのアプローチにより筋肉や骨格の調整を行い、睡眠のお悩みなどの解決に導きます。
皆様のおかげで佐倉市ユーカリが丘で20周年を迎えました。
肩こり、腰痛だけではなく頭痛やめまい、耳鳴り、不眠などの様々な症状に対応。