- Blog記事一覧 - 東洋医学の記事一覧

東洋医学の記事一覧

秋の喉

2018.09.21 | Category: Dr.エバーハルト,東洋医学

こんにちは!セドナ整骨院ユーカリが丘本院の今田です。

 

9月に入り、気温がぐっと下がってきたこの時期。

万物を構成する自然の五元素「木火土金水」で、秋は「金」と考えられています。

秋の長雨は”湿邪”としてだるさや関節の痛みなどの症状を引き起こします。

そして秋の長雨が終わり、乾燥が始まると”燥邪”が身体を乾燥させます。

 

その結果、肌の乾燥や発疹・じんましんなどの症状や、

乾燥により肺がダメージを受けやすく、

せきや呼吸器の症状が多くなります。

 

秋は喉を傷めやすい時期なんです。

 

 

ですので今回は、喉ケアお薦めアイテムをご紹介いたします!

 

当院でも大人気の

「ブリーズイージー」

喉の通りを良くしてくれるブレンドエッセンシャルオイルです。

風邪予防にもなるのでマスクに1滴たらしたり、ご自宅での芳香浴にオススメです!

 

オイルトリートメントでも使用している、陰陽五行オイル「金」のオイル、

「コンセントレーション」

陰陽五行のジェムストーン・アロマオイルで

セルフケアの場合は首周りとデコルテに塗布するのがオススメです。

院で行っている「陰陽五行オイルトリートメント」の背部への施術も是非受けてみて下さい!

 

 

現在、セドナ整骨院グループでは私達と一緒に働いてくれる仲間を募集しております。

鍼灸師・按摩マッサージ師・柔道整復師・アロマセラピスト・エステシャンなどが活躍中!

未経験者可

興味がある方はぜひご連絡ください!

セドナ整骨院グループ 求人情報

血の概念

2018.09.21 | Category: 東洋医学

こんにちは!セドナ整骨院の清田です。

 

今回は東洋医学での『』の説明です。

 

 

血は全身の各器官に栄養を与え、

滋養させる働きを持ちます。

 

 

解剖生理学でいう血液と似ていますが、

赤血球や血小板といった区別はなく、

生成や作用も違います。

血と血液はイコールではありません。

 

血の生成には気と脾、肺、心、肝の

作用が深く関与しています。

 

 

血には2つの生理的作用があります。

 

筋肉や骨格を成長させ、

肌や髪に栄養と潤いを与える『滋養作用

 

血は全身に栄養を与えるだけでなく、

気とともに精神活動も支えています。

血が十分あり、循環していることで

意識が明瞭になり、精神が安定する『寧静作用

 

悩みやストレスなどを抱えていると、

血が過剰に消費され、

血の不足や機能低下などを生じます。

 

 

心には心にある血(心血)を循環させる、

ポンプのような役目(推動作用)があり、

身体のすみずみまで血が行き渡り、

血が栄養を運ぶことができます。

 

肝には蔵血機能があり、

血を肝に貯蔵する働きと、

身体の必要な部位に適当な血量を

分配する働きがあります。

 

この蔵血機能が働かないと、

血を体内に貯めておけず、

吐血や鼻血などを生じます。

また、血を必要とする部位に栄養が行き渡らず、

栄養不足の状態になります。

 

 

血の不調は、目や爪、筋肉に

症状がみられやすいです。

 

例えば、爪の変形や変色、

皮膚に赤みがなくなる、視力低下や疲れ目、

筋肉の引きつり、手足のふるえやしびれ

月経異常などの症状があらわれます。

 

 

』と『』は相互に関連しており、

血の不調は気の不調を伴うことが多いです。

 

 

 

次回は人の成長などに関わる、

』について説明します。

津液の概念

2018.09.15 | Category: 東洋医学

こんにちは!セドナ整骨院の清田です。

 

今回は『津液』について説明します。

 

 

津液とは、のことであり、

血以外のすべての体液のことを指します。

 

『津』とは陽性の水分をいい、

澄んで粘りがなくサラサラしており、

体表部を潤します。

 

これらは体温調節に関連しており、

体内の余分な熱を、汗や尿として

体外に排出する働きをもちます。

 

一方、『』は津よりも重濁で粘性な液体で、

体内をゆっくりと流れています。

髄や骨を潤し、体表部では

目、鼻、口などの粘膜に潤いを与えます。

 

 

津液の材料となる素材は飲食物で、

脾胃で水穀の精微が生成される際に、

水穀から分離された水分が津液となります。

 

 

 

津液の重要な作用は、全身を潤すことです。

津液が身体を流れることで臓腑を滋潤し、

骨髄や関節に入ると関節をなめらかに、

また体表にあらわれると、

髪や肌をつややかにします。

 

津液も血と同じく、気の推動作用によって

流れが促進されています。

そのため、身体のすみずみまで

循環されています。

 

 

津液がすみずみまで行き渡っているため、

身体の組織は乾燥せずに保たれています。

 

最終的には腎へ行き、老廃物を含んだ

津液は汗や尿となって排泄され、

きれいな津液は再利用されます。

 

 

また、汗・鼻水・涙・よだれ・唾は、

津液の代謝物で五液といいます。

 

汗は心の液、鼻水は肺の液、

涙は肝の液、よだれは脾の液、

唾は腎の液といわれ、

それぞれの関連五臓の作用のもとで

津液から生成されます。

 

 

なお、血ほどではありませんが、

津液にも栄養分があり、

血の働きを補完します。

 

津液と血はどちらも水穀の精微から

気化され、身体を滋養、滋潤させる

働きをもっているため、

津血同源ともいわれます。

 

その生理上、津液が不足すれば

血も消耗され、逆に血を補充すれば

津液も補充することができます。

 

 

津液は身体を潤すだけでなく、

汗や鼻水などの五液の生成や、

体温調節などにも関わるので

身体にとって重要なものです。

 

 

 

次回は『』について説明します。

秋バテに負けない体づくり 食養編

2018.09.09 | Category: 東洋医学

こんにちは!セドナ整骨院の今田です。

以前「秋バテ」についてお話ししましたが、今回は秋バテ予防の食養を紹介いたします!

 

東洋医学、漢方の世界では「五味」に注目します。

五味とは酸味、苦味、甘味、辛味、塩味の5つです。

これは、季節(春、夏、土用、秋、冬)と五臓(肝、心、脾、肺、腎)に

それぞれ対応しています。

 

秋は肺で、「辛味」です。

秋には、肺が辛味を守るための辛味をとる必要があります。

辛い物をたくさん食べると汗が出る発散作用があって、体熱を放散しますが、

反対に体の冷えを熱する働きもあります。

 

朝の冷気で冷える肺を内から温めるといいでしょう。

よって、秋には、辛味を第1に持ってくるといいと言われています。

ただし、辛味が強すぎると、肝臓を傷めるため、肝臓を守る酸味を足し込む必要があります。

 

そして、腎臓を守る塩味を添えるとベストです。

これの要素を持った料理でお勧めなのがカレーライスです。

メインの辛味は誰でもお分かりで、添えられる塩味はルーに十分入っています。

足し込みたいのが酸味でして、酢が利いた福神漬、

もしくはらっきょうを皿の脇に乗せることをお勧めします。

 

食べて美味しい、この三味の組み合わせが実現できる料理です。

また、カレーに入れる具を秋の食材にして貰えればなお良しです。

 

キノコ類やかぼちゃ、サツマイモなどの秋食材をぜひ使って美味しくいただいてください!

 

※実はこの時期、「苦味」は肺にダメージを与えます。

大好きなビールは控えたほうが良さそうです、、、

気の概念

2018.09.07 | Category: 東洋医学

こんにちは!セドナ整骨院の清田です。

 

今回は東洋医学の『』についてのお話しです。

 

 

とは機能だけが存在し、

目には見えないものといわれます。

 

もともと古代中学の哲学思想から生まれた言葉で、

気は宇宙を構成する基本単位のひとつとされます。

 

気が変化して万物を創造し、

すべての事象が生まれる。

 

つまり、気が人体を作り、

生命活動を維持しているとされます。

 

人体の気は自然の清気水穀の精微

先天の精のいずれかから生成されます。

 

清気は呼吸により大気中から

取り込まれる気のことです。

 

水穀の精微は飲食物の消化過程で

生成される栄養源です。

 

先天の精は生まれた時点で両親から

受け継いだものです。

腎に保存されており、

腎中の精(腎精)とも呼ばれます。

これは使用すると消耗しますが、

水穀の精微によって化生(気化)された

後天の精が補充します。

 

 

また、気は4種類に大別できます。

 

生命の原動力である『原気』

肺の呼吸と心の血の循環をさせる『宗気』

臓腑などに栄養を与える『営気』

外邪の侵入から身体を保護する『衛気』

 

 

これらの気は脾、肺、腎で生産されます。

脾、肺、腎に異常があると、

気の循環が悪くなったり、

気の量が不足するようになります。

 

 

気には5つの作用があります。

推動温煦防御固摂気化

5つの働きに分類されます。

 

推動作用』は、物質を動かす力のことです。

人間の成長、臓腑の働き、血や津液の循環などは、

気の推動作用によるものです。

 

『温煦作用』は、身体を温める作用です。

人間の体温を一定に保ちます。

 

防御作用』は、外邪の侵入を防ぎます。

身体の表面を保護します。

 

固摂作用』は、体液の漏出を防ぎます。

汗や尿などの排出量を調節しています。

 

気化作用』は気、血、津液、精の転化を行います。

気から血へ、血から精へなど

気、血、津液、精の間の転化や、

汗や尿、排泄物の生成など、

物質の変化も気化作用によるものです。

 

 

『気』は人体の生命活動を支える重要なものです。

 

 

次回は『津液について説明します。

当院のスケジュール

アクセス情報

所在地

〒285-0858
千葉県佐倉市ユーカリが丘4-3 ユーカリが丘・ジョイナード1F

休診日

水曜日・祝祭日

ご予約について

予約優先制

駐車場

無料立体駐車場あり