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五季~冬の不調~

2023.12.22 | Category: 東洋医学,鍼灸

こんにちは。セドナ整骨院の今田です。

だいぶ気温が下がり、寒さが厳しい日が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか?
寒さが一層厳しくなってくると、身体の様々な不調が現れてきます。

実は東洋医学では、四季や気象条件が体調に影響を与えると考えられており、冬季もその一環です。冬に弱いとされる臓腑は、特に寒冷に影響されやすく、その臓腑が不調になることで身体のバランスが乱れ、様々な症状が現れる可能性があります。
今回は東洋医学的な観点から冬に弱いとされる臓腑について詳しく説明します。

腎(じん)

腎は東洋医学において冬の季節に関連付けられる臓腑の一つで、寒冷に弱いとされています。腎は生命の根源であり、基本的なエネルギーである「腎気(じんき)」を蓄え、支配しています。冷え性や腰痛、耳鳴り、夜尿症といった症状が、腎の不調によって引き起こされる可能性があります。寒冷刺激によって腎のエネルギーが減少しやすく、冷えからくる症状が表れることがあります。

脾(ひ)

脾も冬に弱い臓腑とされています。脾は食物の消化吸収や体液の生成を担当し、東洋医学では寒冷な気候が脾の働きを阻害するとされています。冷たいものを摂ることが増える冬には、脾の働きが低下しやすく、食欲不振や消化不良、だるさなどが生じることがあります。

肺(はい)

肺も冬に影響を受けやすい臓腑の一つです。東洋医学では、肺は呼吸の機能だけでなく、体内に取り込む気を清浄にする働きがあるとされています。冬季は空気が乾燥しやすく、これが肺の粘膜に刺激を与え、風邪や咳、喉の不調などが起こる可能性があります。

~冬に弱い臓腑へのケア~

保温と温熱: 冷え性や冷たい気候への対策として、適切な服装で身体を温めることが重要です。温かい飲み物や温かい食事も、体温を維持し、内部のエネルギーをサポートする助けになります。

適切な食事と生活習慣: 冷たいものを控え、消化吸収をサポートするために温かい食事を心がけましょう。規則正しい生活習慣や十分な休息も、臓腑のバランスを保つうえで重要です。

東洋医学的には、黒ゴマ、黒豆、牛肉、クコの実などが腎を補う食材とされています。脾(ひ)を補う食材はかぼちゃ、さつまいも、さといも、やまいも、栗などがあります。肺は大根、白菜、長ネギ、レンコン、山芋、かぶなどがあります。

適度な運動: 冬季でも運動は欠かせません。適度な運動は体温の維持や血液の循環を促進し、臓腑の機能をサポートします。

東洋医学的アプローチ: 鍼や灸など、個別の体質や状態に合わせたアプローチを受けることが、冬に弱い臓腑への効果的なケアにつながります。

冬の季節は寒冷な気候が身体に影響を与えやすい時期ですが、適切なケアや東洋医学的なアプローチを取り入れることで、健康な冬を迎えることができます。

2023年もあと少しです。

元気に年越しを迎えられるよう、日々のケアも行っていきましょう。
お身体の事でなにかありましたら、お気軽にご相談くださいね。


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