- Blog記事一覧 -夏の暑邪②
こんにちは!セドナ整骨院の今田です。
前回に引き続き、「暑邪」のお話です。
「暑」は夏季の主気であり、火熱の気から生じるものであると言われています。
暑邪による発病は明らかに季節性があり、
夏の盛りだけに見られ、ほぼ夏至から立秋までにみられます。
また湿邪とは違い、
暑邪は外邪だけに限られ、「内暑」はないと考えられています。
暑邪の性質と発病の特徴として、
「中暑」と「暑病」の2つの病態があります。
「中暑」・・・暑熱の環境によって生じる日射病、熱射病など
「暑病」・・・暑い時期にみられる外感病
そして、熱い気候には炎熱と潮湿と言われる2つの特徴があります。
暑邪による病変には「暑熱」と「暑湿」の症候がよくみられます。
暑邪の症状として、
高熱・顔面紅潮・大量発汗・口渇・脈数洪大(振幅が大きく速い脈象)などの
激しい熱症状が上げられます。
暑邪は体の皮毛やそう理を開き、津液を消耗させて、
身熱・大量発汗・口渇して飲食を欲する・尿赤短少(量の少ない赤い小便が出る)などの症状を引き起こします。
また、津液の蒸発が激しいと、気も津液につられて漏れ出してしまうため、
呼吸が短促してとぎれとぎれになったり気力が萎えてしまうなどの症状があらわれるほか、
激しい場合は脱水症状を伴って突然混迷し、昏睡に陥って意識不明となることもあります。
これからの季節はこの「暑邪」に気を付けなければなりません。
セドナ整骨院では、東洋医学的アプローチを行い、
身体の不調を改善するのはもちろんですが、予防にも対応できます。
その際は、ぜひ私達にご相談くださいね。
夏の「暑邪」① »