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皆さん、こんにちは。
一月に入り寒さも一段と増していますがいかがお過ごしでしょうか?寒い日が続いている冬は特に自律神経が乱れやすい時期でもあります。この記事を読んで自律神経とはどのようなものなのか少しでも知って頂けるとどのように対策していけば良いのかという所に繋がりますのでぜひ、最後までお読みください!!
今年一年は新型コロナウイルスが猛威を振るうなか、振り回された一年だったのではないでしょうか?“外出できなくなり運動する機会が減った”、“テレワークの普及で首や肩がこりやすくなった”など…。さまざまなストレスを受けやすくなった今の世の中だと思います。実際にも、自律神経症状でお悩みの患者様も当院では増えました。自律神経について知っていただき、皆さまの健康のサポートとして、お役に立てれば幸いです。
それでは、まずよく聞く【自律神経】とは何か?「原因がよくわからないけどなんだか身体がだるい…」「ストレスが溜まってくると身体に不調が起こる」など想像するのではないでしょうか?ざっくりとそのようなイメージを持っている人は多いと思います。自律神経について、次に説明していきます。
◎自律神経について知る!
【自律神経とは】
私たちの身体は、外部の環境に適応するために、体温や血圧を一定に維持することで心臓を休みなく動かしながら生命活動を続けています。ですから、眠っていてもこれらの活動は維持して続けていられるのです。私たちがこういった活動が出来ていられるのは体に「ホメオスターシス」(生体の恒常性を維持する機能)という力が働いているからです。この、ホメオスターシスを維持するために、全身のコントロールを行っているのが「自律神経」です。自律神経とは、人間の意思とはかかわりなく活動するために「植物神経」ともいわれています。意思によって動かすことのできる「動物神経」といわれ区別されています。
自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」という2つの神経が存在し、これらの神経がバランスよく働いてくれることによって私たちは健康を保つことが出来るのです。
交感神経は、「活動する神経」といわれ、脳や身体を活発に動かすことや、緊張したりするときに優位に働きます。
副交感神経は、「休む神経」といわれ、脳や身体を休めたり、内臓を動かしたり、病気やお怪我を治したりするときに優位に働きます。身体をスムーズに働かせるために、この2つの神経はお互いにバランスを取り合っているということになります。一般的に私たちは朝に起きて夜に眠りますよね。主に起きているときには交感神経が優位に働き、眠っているときには副交感神経が優位に働きます。皆さん、風邪をひいたときはとにかくたくさん寝て治していませんでしたか?実はこれにも明確な理由があって、これは眠ることで副交感神経がたくさん働くからなのです。なお、副交感神経は消化器系の活動や消化液の分泌をコントロールしているので、緊張により交感神経が優位になりすぎ、副交感神経が抑えられると「食事ものどを通らない」といった状態になります。
この交感神経と副交感神経のはたらきのバランスが崩れることによって自律神経のリズムが乱れ、いわゆる「自律神経失調症」と呼ばれるものになってしまうのです。健康で元気な人というのは、この交感神経も副交感神経もよくはたらいている人なのです。
【交感神経・副交感神経のはたらき】
では続いて、交感神経と副交感神経がそれぞれ体の中でどのようにはたらいているのか見ていきましょう。
交感神経 | 副交感神経 | |
精神活動 | 促進・活発 | 休息 |
瞳孔 | 拡大する | 縮小する |
皮膚 | 発汗・鳥肌をたてる | 乾燥する |
呼吸 | 激しくなる | 緩やかになる |
心筋・心拍数・血圧 | 収縮・増加・上昇 | 弛緩・現象・下降 |
消化器・消化液の分泌 | 抑制する | 促進する |
膀胱 | 尿をためる | 排尿する |
生殖器 | 射精・子宮の収縮、排卵の促進 | 勃起・子宮の弛緩 |
ホルモン分泌 | 促進する | 安定する |
血糖・血中脂質 | 上昇する | 安定する |
以上のように、各臓器が反対のはたらきをすることでお互いにリズムを取り合っているのです。
【感情の変化と自律神経のはたらき】
といった状態になります。すこしの表情による違いからも自律神経がどのようなバランスなのかおおよそ分かるということになります。
【自律神経と脳の関係】
[自律神経に作用する大脳の働きについて]
自律神経と脳は密接に関係しています。まずは脳の構造を見ていきましょう。内側から、視床下部・大脳辺縁系・大脳皮質という構造になっています。
自律神経の中枢は、視床下部にあたります。脳の役割について解説していきますと、人間の高度な精神活動はいちばん外側にある大脳皮質が行なっています。
その下の大脳辺縁系は、感情(喜怒哀楽)、食欲、性欲、睡眠欲、集団欲(同種の仲間と集団を作りたいと思う欲求)など、動物として欠かせない本能的な欲求を生み出すところになります。
大脳辺縁系で出された欲求は、視床下部から自律神経に伝達し、最終的には循環器や消火器、呼吸器などに到達します。
[欲求を抑えられると自律神経のリズムが狂う]
ヒトは大脳皮質のはたらきによって、物事を考えたり、感動したり、記憶を蓄積して将来に起こることに備えたりすることが可能です。これらの能力は、他の動物にはありませんが、同時に、自分の本能的な欲求まで制御することになってしまいます。そして、「眠りたい」、「食べたい」、「愛し合いたい」などの本能的な欲求や、喜怒哀楽の感情を押さえ込んでいるうちに、大脳皮質と大脳辺縁系、視床下部のあいだのコミュニケーションが乱されます。結果として、本来であれば充分にはたらくはずだった自律神経のリズムが乱されることになるのです。
[ストレスによる臓器への影響とは?]
条件反射を作りやすい臓器は、ストレスによる影響を受けやすいとされています。
「条件反射」に関する話で、ロシアのパブロフの犬の実験は聞いたことがありますか?これは、食事の時間になると、いつもベルの音を聞かされていた犬は、その音を聴いただけでご飯の時間だと認識しヨダレを垂らす、というものです。
この反射は、大脳皮質でつくられるのです。大脳皮質でも、食欲に反応する部位と、音に反応する部位はそれぞれ別のところに存在します、しかし、同時に2つの部位に刺激をあたえていると、それぞれが反応しあって、音を聴いただけで食事の中枢も刺激を受けるようになります。例えば、飛行機事故のニュースを見た人が、飛行機に乗ることを考えただけで心臓がどきどきしたり心臓神経症を起こしたりするケースが見られますが、それもこの「条件反射」の1つになります。
特に、心臓の鼓動や官官の拡張・収縮、消化器系の運動、呼吸のリズムなどは条件反射の結果形成されやすい身体の反応です。不安なことがあるときに心臓がどきどきしたり、呼吸が急に激しくなる、胃が痛くなったり便秘や下痢になったりするのは、大脳皮質が介した条件反射がはたらいているからなのです。
[慢性的なストレスを感じやすい性格]
慢性的なストレスを感じている人の性格には共通点があります。“とても几帳面”、“とても神経質”、“無理をしてしまう、“”自己犠牲心が強い”、“完全欲を持っている(完璧主義)”、などの特性があります。
反対に、ストレスをあまり感じることの少ない人には、“他人の評価があまり気にならない”、“あまり悩まない”、“自由に感情表現することができる”といった特性がみられます。
■現代社会はたくさんのストレスがあふれている!?
健康を損ねてしまう一番の原因として、昔は外傷や感染症などの外的な要因によるものが中心とされてきました。ところが、高度成長期からバブル崩壊を経て世の中が合理化・スピード化されることによって、外的な要因よりも内的な要因が重要視されるようになり、「心理的ストレス」が大きく関係しているとして、注目されるようになったのです。事実、大学病院の内科を受診する患者さんの約40パーセントはストレスがからんでいる身体の病気(心身症)とみられています。
複雑かつスピード化されている現代社会は、朝早く起きて、夜になったら寝るという、本来の生活サイクルに合わせて動くことが困難になっています。不況による倒産、対人関係のトラブルなど多くのストレスにさらされ、交感神経ばかりが絶えず緊張していなければならない状況に置かれています。このように副交感神経の出番が少なく、交感神経ばかりが優位にはたらくと身体のあらゆるところに不調が出始めてきます。
■なぜ自律神経失調症になるのか?
◎自律神経失調症とは?
自律神経失調症とは、特定の疾患名を指すものではなく、交感神経と副交感神経のバランスがさまざまな原因により崩れてしまった状態を意味するものとなります。自律神経はいろいろな要因が重なってバランスが崩れ、乱れてしまいます。その原因をいくつか上げていきます。
自律神経の乱れの原因となる「ストレス」
「ストレス」という言葉自体、もともとは機械工学の用語で使われていたものであり、「物体のゆがんだ状態」を意味します。ボールに圧をかけるとそのボールは歪みが生じます。そのように、ストレスとは外からの刺激により心や身体がゆがんだ状態のことをいいます。
ストレスが続くと人間の身体はどのように反応するのでしょうか?ボールに圧をかけると反発力が加わり、跳ね返そうとするように、人間の身体もストレスに対して抵抗をしますが、このような時期に「肩こり」「筋肉痛」「眼精疲労」「手足の冷え」「めまい・立ちくらみ」などのストレスの初期症状が起こります。
さらに圧が加わるとボールはへこみますが、空気圧によってかろうじて持ちこたえます。しかし、さらに持続的な圧力が加わるとそのボールはへこんだまま、弾力性がすべて損なわれます。こうなった時の人間の身体は、「疲れやすい」「疲れが取れない」「眠れない」「腹痛・下痢・便秘」「イライラしやすい」などといった。日常生活に支障をきたす症状があらわれてきます。
◎ストレスの分類
ストレスは皆同じように感じるのではなく、人によって感じ方が違うのです。それは、ある人にとっては悪いストレスだとしても別の人にとってはそれが良いストレスになることがあります。それにその人には50ぐらいに感じるストレスは別の人は200にも感じてしまうこともあるのです。ストレスには大きく分けて3つの時期があります。(ハンス・セリエの学説より)
ストレスに対しての防御反応としてカテコールアミン(アドレナリン、ノルアドレナリン)、副腎皮質ホルモンが分泌される時期
ストレスに対して、かろうじてバランスを保っている時期
適応状態を維持することが困難になり、ボロボロになった状態
◎ストレスの種類
精神的ストレス:人間関係、仕事や責任に対する負担、不安など
身体的ストレス:身体の歪み、ケガや病気、睡眠不足、不規則な生活など
科学的ストレス:薬、化学物質、辛い・甘い食べ物など
環境的ストレス:温度、湿度、気圧など
これら4つのストレスが、自律神経の乱れを引き起こし身体への不調がおこってしまうのです。
■自律神経失調が引き起こす「カラダの異常」とは?
ストレスによって自律神経のリズムに変調をきたすことで起こる「自律神経失調症」になると、身体のあらゆるところに不調が起こることは上記でお伝えしました。ではどのような症状が起こるのでしょうか?
【各臓器に起こる自律神経失調症】
全身 | 微熱、だるさ、倦怠感、不眠 |
神経 | 片頭痛、筋緊張性頭痛、めまい、立ちくらみ、乗り物酔い |
目 | 眼精疲労、まぶたのけいれん、目の乾燥(ドライアイ) |
耳 | 耳閉、耳鳴り |
のど | のどの異物感 |
循環器 | 高血圧、低血圧、レイノー病(手や足の冷感、蒼白)、不整脈、頻脈、胸痛 |
呼吸器 | 過換気症候群(息を吸う量が多すぎて呼吸が苦しい) |
皮膚 | 多汗、円形脱毛症、かゆみ、じんましん |
筋肉 | 肩こり、腰痛、筋肉痛 |
手 | 手が震えて文字がうまく書けない |
消化器 | 慢性胃炎、過敏性腸症候群、おなかの張り、神経性嘔吐、食欲不振、過食 |
泌尿器 | 神経性頻尿、尿失禁、残尿感 |
生殖器 | 月経前の不調、月経痛、産後のうつ、更年期障害、性機能不全 |
頭痛がすると思うと、おなかの調子も悪い、夜になると眠れない、身体全体がだるい、など、自律神経失調になるといくつもの症状を抱えます。これは、自律神経が全身にくまなく張り巡らされているため、1部分が不調をきたすと一見関連性のないほかの臓器にも影響が出てくるのです。
当院の患者様でも、「身体がだるい」というお悩みでご来院される人も非常におおく見られます。「だるい」「すっきりしない」「やる気が出ない」などの症状が、少しの睡眠や休暇ぐらいでは改善できないぐらい日常生活に支障をきたしていることがあります。しかし人間は、今現在抱えている全てのストレスをすべての症状として受けてしまうと潰れてしまいます。心や体に溜まったストレスを知性で押さえ込んでいるうちにやがて、身体の疲れや痛みの感覚を無くしたり、ストレスをストレスと感じなくなることがあります。よって、心や体の変化に無自覚になっていることもあるのです。
■当院で行う自律神経症状に対するアプローチ
当院ではまず、緊張した心と身体を緩めてあげるため、マッサージや温熱を行います。長い時間、精神的・肉体的な緊張が続くと全身の筋肉はとても強く凝り固まってしまいます。それにより、頭痛や肩こり、腰痛として現れ、やがてめまいや立ちくらみの原因になります。低周波や赤外線を使った電気療法、温熱療法や全身のマッサージ、東洋医学の陰陽五行説オイルトリートメントなど、様々な方法でアプローチします。体を温めたり、マッサージをすることによって、筋肉の緊張や精神の緊張がほぐれていくことで、頑固な疲労や不眠、イライラ、情緒の不安定などが改善されます。そして、肉体的ストレスとなる全身の歪み等にたいしてはカイロプラクティックに自律神経機能を促進させる自律神経療法(頭蓋骨仙骨療法、内臓調整)などにより、全身の骨格をきれいに整え、神経伝達を改善させ、身体の治癒力を上げていきます。また、東洋医学の自律神経鍼灸治療は髪の毛ほどの細い鍼を用いて経穴に打っていき、自律神経の機能を回復させます。
当院のスタッフは、解剖学・生理学からみた脳と自律神経のはたらきやしくみ、うつや自律神経失調症で身体や脳で何が起こっているのかを徹底して学んでいます。セドナでは、患者様の、「症状が改善した先にある願望」に寄り添い、丁寧なカウンセリングや、つらさの本当の原因を探し、最適なプランを提案させて頂きます。
どこへ行っても良くならない、つらい症状を長年抱えている方、ぜひ当院にご相談ください!!
こんにちは!セドナ整骨院の今田です。
今回は、この時期になると多くの患者様が来院されるきっかけとなる「肩こり」のお話です。
・肩が張ってくる
・読書の時など肩が張ってくる
・首が動かしづらい
・頭が重い
・眼精疲労
皆さまも経験ありませんか?
肩こりについては、国民病ともいえる症状で、非常に多くの方が悩まされています。
読書やスマホ、デスクワークや受験勉強、同じ姿勢での作業などが原因となり、最近では小学生でも肩こりや首の痛みをうったえる事も少なくありません。
肩こりは肩回りにある「僧帽筋」「肩甲挙筋」などの頭を支える筋肉が緊張し、疲労や血行不良により痛みや症状を引き起こします。それが長く続くと、自律神経のバランスを崩し、頭痛やめまい、耳鳴りの症状まで引き起こしてしまいます。
僧帽筋
『僧帽筋』とは、首から背中にかけて肩甲骨を覆っている筋肉で、“僧侶がかぶる帽子(頭巾)に似た形をしている”ということからこの名前がつけられたと言われています。
僧帽筋は3つの筋繊維に分かれており、覆っている肩甲骨を安定させるために様々な働きをし、首や肩関節の動きをサポートする役割もあるため、とても負担のかかりやすい筋肉です。
肩甲挙筋
『肩甲挙筋』とは、背部の筋肉で頸椎と肩甲骨をつなぐ筋肉である。肩甲骨を上方へと引く作用があり、不良姿勢などによる肩こりでは、この筋肉にも不快感や重苦しさ、痛みを感じることがある。
筋肉とは
筋肉とは、筋繊維と呼ばれる繊維状の細胞が束ねられて構成されているもので、骨とつながっている骨格筋のことを指します。 一般に筋肉と呼ばれているものはこの骨格筋であり、骨格に沿って付いており、その収縮によって身体を支え、動かしています。
自分の意志で動かすことができることから随意筋とも呼ばれ、組織上は横紋筋という種類になります。
これに対し心臓や肺などの内臓筋は平滑筋といい、自由に動かせるわけではないので不随意筋といいます。
骨格筋を構成している筋繊維には大きく分けて速筋と遅筋の2種類があります。
速筋は白っぽいため白筋とも呼ばれます。収縮スピードが速く、瞬間的に大きな力を出すことができますが、長時間収縮を維持することができず張力が低下してしまいます。老化が早く、20歳前後から急速に衰えるといわれています。
遅筋は赤みがかった色から赤筋とも呼ばれます。
収縮のスピードは比較的遅く、大きな力を出すことはできませんが、疲れにくく長時間にわたって一定の張力を維持することができます。年齢を重ねても衰えにくいといわれています。
ではなぜ肩こりになってしまうのでしょうか。
大きな原因としてあげられるのが骨格のゆがみです。
首から肩の骨格的解剖
頚部
脊柱と呼ばれる33個の背骨があり、それぞれ頚椎、胸椎、腰椎、仙椎、尾椎と呼ばれています。
頚部には7個の頚椎があり、頸椎は他の頚椎に比べてサイズが小さく、棘突起が分岐し、横突孔を有するという特徴があります。
7個ある頚椎には特別な役割を果たす椎骨が2個あります。第一頚椎は環椎と呼ばれ、上方では頭蓋骨の後頭骨という骨と関節を構成しています。環椎には椎体が存在しませんが、その代わりに後頭骨と関節面を接する大きく平らな関節窩を有しています。これによって首の回旋運動を可能にするしっかりとした基盤になっています。
第二頚椎は軸椎と呼ばれ、歯突起という突起を有しているのが特徴です。
歯突起は環椎の椎孔につき出し、環椎が軸椎上を回旋する際に回転軸となります。
肩
肩は解剖学的には肩複合体として捉えられ、大きくは肩関節と肩甲帯に大別されます。
肩関節は別名上腕肩甲関節とよばれ、肩甲骨の関節窩と上腕骨の上腕骨頭で構成されている関節です。
肩甲帯とは、肩甲骨と鎖骨から成る解剖学的構造をいい、肩関節は人体最大の可動性を有する関節です。
ただし、関節窩が浅く可動性が大きい為、筋肉に依存しているため腕の重さが肩こりや首の痛みにも繋がってきます。
首や肩周囲には多くの骨が存在し、関節を形成しています。
肩こりは、上で挙げた骨格がゆがみ(特に頸椎)頚椎から枝分かれしている神経の圧迫で神経の支配下組織にコリや痛み、しびれを引き起こしてしまいます。
生活習慣や姿勢不良、誤った筋肉の使い方、運動不足などによって体のゆがみやクセが出来上がっていきます。ゆがみがあることで筋肉が緊張し、血流が悪くなり痛みや張りなどの不快感が発生してきます。
最近の小学生では、姿勢不良からくる首の痛みや肩こりなどを引き起こしている事が多いように感じます。
姿勢不良の猫背や側弯症、ストレートネックなどによって頭が前に出てしまうことで常に筋肉によって支えが必要となってきます。
頭は体重の約10%(50kgの方は5kg)と言われ、背骨や筋肉によってこれを支えています。
背骨が正しい状態であれば頭は背骨によって支えられ、筋肉の補助は少なくて済みます。
ですが例えばボーリング球を頭の上で持つ際、手を伸ばして頭の上に真っ直ぐ持つのと、少し前に傾けて持つのでは手にかかる負担が違うように、首が前に出る姿勢のように姿勢が悪ければ悪いほど首から肩回りの筋肉への負荷が高まり首の痛みや肩こりもひどくなります。首の痛みや肩こりを改善するには背骨や骨盤のゆがみと頭の位置がとても重要となってくるのです。
猫背とは
猫背とは、背中が丸まって内側へ反り、頭部が前方に出た姿勢になる状態です。医学的には上位交差症候群といいます。猫の背中のように丸くようになることから猫背といい、他には円背ともよばれる。
猫背は長時間のデスクワークや運転など椅子に長く腰掛けていると、人は重力に負けて骨盤が後ろに倒れやすくなり、背骨が丸く曲がってきます。特に自宅の椅子やソファでは深く座り姿勢も意識しないため、どうしても骨盤が後傾しやすくなります。
猫背によってさまざまな症状を引き起こしてしまうため、姿勢の改善を行う事は重要になります。
・頭痛
・眼精疲労
・首こり、肩こり
・腰痛、椎間板ヘルニア
・便秘、消化不良
・肺機能の低下
・免疫力の低下
・思考・判断力の低下
・自律神経の乱れ
また、猫背でうつむきがちになると、脳は「落ち込んでいる」と判断し、猫背になることでネガティブな気持ちが生まれる場合もあります。姿勢不良は精神的にも作用してしまうのです。なんだかネガティブな考え方に行ってしまう人は普段から背筋を伸ばすことを意識すると、不思議とポジティブな気持ちになれるかもしれません。
また、猫背が猫背と性格には関係性があり、以下のような性格の方は猫背になりやすいと言われています。
・ストレスを溜めやすい
・自分に自信が持てない
・コミュニケーションが苦手
これらのように内向的な性格の方は自然と背中が丸まってしまうことが多く、猫背を引き起こしやすくなります。
精神的にもストレスがかかる為、猫背により自律神経の乱れを引き起こすことにもなります。
自律神経が乱れれば、筋肉の緊張や痛みを引き起こし、また痛みや張りは脳にとって「ストレス」となります。
そのストレスを感じる事で筋肉の緊張が高まり、痛みに変わりまた脳にストレスを加える事になり・・・と悪い循環に陥ってしまいます。
こういった事から肩こりには、猫背の改善がとても重要になります。
症状が慢性的に続くことでストレスに対して自律神経(交感神経)が働き、血管を収縮させ、筋肉を余計に緊張させてしまいます。首の痛みや肩こりが何か月も続いている場合はゆがみだけでなく、自律神経の調整を行いリラックスできる身体にし、固まった筋肉を緩めなければなりません。
また、筋力が衰えると背筋が伸びた状態に耐えられなくなり、猫背になってしまいます。
重力に反して背筋が伸びた状態を保つには、筋肉の力が必要です。
適度な運動は筋肉を維持する事ができ、将来的に猫背を予防する事が出来ます。
筋力低下が進むと立つことや歩くことが困難になり、将来的に介護が必要な状態になる恐れもあります。
猫背は改善しなければ悪化する一方なので、深刻な状態になる前に施術をすることをお勧めしています。
ご自宅でも行える肩こり、猫背のケアとしてはストレッチポールなどがお勧めです。
円柱形のツールにあおむけで縦乗りし、身体全身をストレッチするケア用品です。
簡単に誰でも気軽に行うことが出来、プロスポーツの現場でも選手のケア用品として利用されています。
「これを使うと身体が楽になる。」「リラックスして気持ちいい。」「寝ながら行うので、私でもできる。」などの声を頂くこともあります。
人間の身体は、集中すればする前かがみになってしまいます。
日常生活でのデスクワークやスマホ操作、車の運転など、身体を緊張させることが多いです。
そして緊張した筋肉は固まり、さらに前かがみ姿勢を悪化させてしまうのです。
そんな前かがみが悪化した状態を改善させるのがストレッチポールです。
緊張し硬くなった筋肉を緩め、骨格を整え、痛みや不調を改善させます。
そしてストレッチポールの効果として以下の4つが上げられます。
①筋肉がゆるむ
日々生活の中で身体を酷使し、何かに集中しているときは、前かがみの姿勢になりやすく、その際身体の前面の筋肉は緊張してしまいます。(大胸筋など)
仰向けに寝ると身体全体が床につくのが通常ですが、筋肉の緊張が強い場合、肩や背中や腰が床から浮いた状態になります。これは正常な状態とは言えず、常に身体に力が入り続けてしまい、肩こりなどを引き起こしやすくなります。
ストレッチポールにあおむけになって寝て、そしてゆっくり呼吸をすることで緊張しやすい筋肉が腕や足の重さで自然とストレッチされることが出来るのです。
無理に伸ばすのではなく、自分の重さで自然と緩んでいくことが出来るので、ストレッチ効果が高くなります。
②背骨が整う
背骨は、本来横から見たらS字カーブを描くことで身体全体の負荷を分散し、しなやかに動くことが出来ます。
上半身の重量がかかっている中で自由に身体を動かすことができるのも、このS字カーブのおかげです。
ところが、日常生活での前屈み姿勢や、足を組む、横座りなどによって背骨のS字カーブが崩れてしまい、首や肩、腰などに負担をかけ痛みなどを引き起こしてしまいます。
ストレッチポールに乗ってみると、頭蓋骨の後ろ、背中、仙骨の3点があたり、下から押される形になります。
これにより、丸まっている背中が適度なカーブに戻り、反り腰は改善され、骨盤は適切な角度になることが出来ます。
③呼吸が深くなる
前屈みの姿勢は肋骨の動きを制限し肺が空気を取り込みにくくなり、呼吸が浅くなってしまいます。
浅い呼吸は酸素が全身に行き渡ることを妨げ、血流の減少、疲労の増大、自律神経の乱れなど様々な問題を引き起こします。ストレッチ―ポールを行うことで、肋骨が開きやすくなり、リラックスして呼吸をすることで、より大きな呼吸をすることができます。
④副交感神経優位になる
ストレッチを行うことで、リラックス効果が得られます。
円柱形のため、関節を動かしていく中でわずかな左右の揺らぎがあり、さらに筋肉を緩め、呼吸をしやすくする働きがあるため、副交感神経優位になりやすく、身体がリラックスモードになります。
実際私もセルフケアとして使用しています。
気になる方は是非私達にお聞きください。
当院ではカイロプラクティックや鍼灸で肩こりの原因となるゆがみや筋緊張、自律神経の乱れを改善していきます。姿勢の矯正でゆがみをなくし、日常生活を見直して肩こりのない身体にしていきましょう
当院の矯正は症状を改善させ楽にお仕事や日常生活を送れるように、また肩こりと共に発生しやすい冷えやむくみなども施術を行うことができます。
また、肩こりの施術は肩だけではなく全身状態を確認し、東洋医学的観点と西洋医学的観点の両面からアプローチを行います。
猫背の問題は頭から足先、足関節や膝関節、股関節や腰部、肋骨、頚部なども見ていかないと改善は難しいです。
その為、全体を見ていくことが必要になります。
当院のスタッフは治療院での経験はもちろん、プロのスポーツ現場での経験も豊富で、皆様のお悩み改善の為に必ずお力になることが可能です。
お困りの際はぜひご相談くださいね。
また、ユーカリが丘本院にはメディセルという機器で「筋膜リリース療法」を行うことで、肩こりの改善を行っています。
こちらの機械は専用の吸引ノズルで皮膚を直接吸引することによって筋膜の相互干渉を減少し、骨、腱、筋肉への様々なアプローチ、マッサージ等の手技、様々な健康機器しても『なかなか改善しない』『病院に行ってもすっきりできない』などの症状におススメです。
身体の痛みや不調がある時は、筋膜の癒着が原因と考えられており、その筋膜の癒着を取ることで肩こりの原因となった筋肉の緊張を緩めていきます。
メディセル 4つの効果
1. 痛みを和らげる
皮下の組織間の隙間が狭くなることによりリンパ液が滞って神経を刺激し痛みを引き起こします。
メディセルでは皮膚を吸引し吸い上げることで、リンパ液の流れを改善し痛みを誘発している神経への刺激を緩和することができます。
2. 血液やリンパの循環を良くし、むくみを改善する
血液やリンパ液の流れが悪くなると、うっ血状態となり神経を圧迫します。この流れを良くするために、筋膜リリース療法によって皮膚を吸引することで、皮膚とその組織間の隙間を広げ、溜まっている血液やリンパ液の循環を改善することができます。循環が改善されることでむくみが解消され、むくみにより引き起こされる様々な症状を改善することができます。
3. 筋肉の機能を正常にする
スポーツなどによるケガ、障害、使い過ぎによって痛めた筋肉を緩めます。筋膜リリース療法により、伸び過ぎた筋肉や縮みづらくなった筋肉を元に戻したり、弱っている筋肉を強くする効果があります。
4. 関節の歪みを正す
同じ姿勢を長時間取り続けることによる身体への負荷やスポーツでの障害などにより骨と骨をつなぐ筋肉が緊張してしまいます。筋肉の異常な緊張によって関節を構成している骨を引っ張ってしまい、関節にずれが生じてしまいます。筋肉の緊張を緩めることで関節を正常な位置に戻し、関節を正常に動かせるようになります。
肩こりについていかがでしたか?
少しでも皆様に理解していただけたら幸いです。
私達は患者様にご自宅や職場でも無理なくできるストレッチや体操、姿勢の注意点のアドバイスもしています。治療と併用することで効果が高まりますので、一緒に頑張っていきましょうね。
そして慢性化した肩こりには週1回の施術が効果的です。
繰り返し施術を行うことで症状が落ち着き、安定していきます。
症状が落ち着いてきたら月1回の定期的なメンテナンスを行い、肩こり知らずのお身体を作っていきましょう。
皆様のご来院、お待ちしております。
この度、セドナ整骨院・鍼灸院八千代村上院の院長に私、鈴木が任命されました。
それに伴い、今までお世話になっていたユーカリが丘本院から、9月1日より、八千代村上院へ異動する事となりました。
治療家の道に入り修行時代も含め18年、そして、セドナ整骨院グループに入社し、ユーカリが丘本院に配属され8年間、私がここまで治療家として成長してこれたのは、私を信頼して身体を預けてくれた患者様、皆様のおかげです。
今まで「ご縁」を頂きました、たくさんの患者様にこの場をお借りして改めて、
ご挨拶とお礼をさせて頂きます。
「8年間、本当にありがとうございました」
このユーカリが丘本院で皆様から頂いたご縁は一生の宝物です。
異動とは言いましてもユーカリが丘本院と八千代村上院はセドナグループでも一番近い院です。(電車で10分、車でも15分ほどの距離です)
私としましては折角頂いたご縁ですので、皆様を村上院で施術をさせて頂ければ、これほど嬉しい事はございませんが、やはりユーカリが丘院の方が通いやすいという患者様は、しっかりと引き継ぎを行い、クオリティの高い施術を提供することをお約束いたしますので、どうぞ安心してご来院ください。
八千代村上院は近くにフルルガーデンやイトーヨーカドーなどもありますので、お買いものなどの近くまでお越しの際はお気軽に鈴木の顔だけでも見に来てく
ださいね。
私自身、皆さんの元気な顔を見られることが何よりの幸せですし、とても励みになります!
セドナ整骨院・鍼灸院 八千代村上院 院長
鈴木敬也
鈴木院長ユーカリが丘院出勤日
【8月】
16日(日)、20日(木)、23日(日)、24日(月)、27日(木)、30日(日)
セドナ整骨院・鍼灸院では院での施術だけでなく、
日常生活ではどのようなことに気をつければいいのか、
症状を改善するためには何をするとよいのか、
などのアドバイスにも力をいれております。
ですが実際はアドバイスを聞いても、
「分かってはいるんだけどなかなか続かいない、、、」
というお声も多く頂きます。
ストレッチの習慣を作る、夜早く寝る、間食をやめるなど、
なかなか続かないという方も多いと思います。
ここで多くの方は諦めて、症状を改善させる生活に変えられないでいます。
そしてやっぱりできなかったと自己嫌悪に陥ってしまう、、、
でもそれは凄くもったいないことなんです!
そんな時はまたどこかで再開すればいいのです。
たとえ三日坊主で終わってもそれを何回も繰り返せば膨大な数になりますよね(^^)
要するに最初から頑張りすぎない事が大事です。
多くの方は早く良くなりたいという想いから最初のハードルを高く設定する傾向があります。
そして続けられなくて挫折してしまう、、、
だから最初はほんの小さいステップで大丈夫です!
例えばコーヒーは飲まない。ではなく最初は、
ちょっとだけ残してみる。というのもいいでしょう。
一杯全部は飲まないようするとか、
ちょっとでも良いから残してみましょう。
その分のカフェインは体の中には入っていません。
体操も、きちんとやると5分かかるとして、
例えば30秒、いや、10秒でも良いからやってみる。
10秒だけでもやれば、あとは積み重ねるだけです。
もともと、やる気が起きていないので、たくさんやろうと思わないのが重要です。
完璧にやろうと思わない。小さなもので良いので変えてみる。
明日もこれをやらなきゃとかも思わない。
とりあえず今は少しでもやってみる。
そして気付いたら積み上がっていることもあります。
すぐに生活習慣などを変えられる方は良いのですが、変えれば良いとは分かっていてもなかなか変えられない方は、
こんな小さなことからやってみることで、意外にも続くことがあります。
このブログを見て、これならやれそうだと思った方は、気負わず、ゆっくりと小さな変化から始めてみてくださいね。
また何から初めて見たらいいか分からない。という方は是非スタッフにお尋ねください。
症状に合わせたセルフケアをご指導致します。
こんにちは!セドナ整骨院の今田です。
今回は「自律神経の乱れからくる症状」についてお話します。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2つの神経があり、これらがシーソーのようにバランスをとっており、日中は交感神経、夜は副交感神経のどちらか一方が優位に働き、身体を調整しています。
自律神経の乱れは交感神経と副交感神経のバランスを崩し、頭痛や眼精疲労、冷えや不眠、イライラ、便秘などの症状を引き起こしてしまいます。
例えば当院で診れる頭痛には2つの種類があり緊張型頭痛・偏頭痛があります。
緊張性頭痛は筋肉が過度に緊張し、血管が圧迫し血流が低下、神経を刺激して痛みが出ます。偏頭痛は頭部の血管が拡張し、炎症を起こして痛みが起こる頭痛です。
この2つの頭痛の原因には「ストレス」が大きく関係しています。ストレスを感じることで自律神経の乱れが起き、筋緊張や血管の拡張を引き起こすのです。
他にも冷えや不眠。イライラや便秘なども自律神経の乱れから血流の低下や筋緊張などが原因で引き起こされ、心と身体にダメージを加えてしまいます。
ここで、自分は大丈夫なのかな?と不安をお持ちの方、次のチェックリストを活用してみて下さい。一つでも当てはまる方は、自律神経を乱すリスクが高いです。
~自律神経を乱すリスクチェック~
□慢性的な運動不足
□食事時間が不規則
□深夜や寝る前に食べる
□人間関係がうまくいっていない
□常に心配事がある
□睡眠時間が不規則
□スマホ・パソコンを寝る直前まで見る
□緊張しやすい
□いつもイライラ・不安が尽きない
□夜ぐっすり眠れていない
□昼夜逆転している
□休んだはずなのに身体が回復していない
□気圧の変化で体調を崩しやすい
当てはまる方、とても多いと思います。
また、現在症状が出ていないからといって、安心は禁物です。
自律神経は非常にデリケートで乱れやすいので、日ごろのケアがとても重要になってきます。
自律神経の乱れからくる様々な症状は、私たちセドナ整骨院にお任せください。
次回も引き続き、自律神経の乱れからくる症状についてお話します。