- Blog記事一覧 - 鍼灸の記事一覧
鍼灸の記事一覧
皆様こんにちは。セドナ整骨院の河田です。
梅雨による気温の高低差や気圧差が大きくなる時期、体調を崩しやすくなりますよね。
大きな原因のない身体の不調は「自律神経の乱れ」が関係していることが多くみられます。
今回は自律神経と姿勢のお話をさせていただきます。
皆さん、自律神経と姿勢ってなぜ関係があるの?そう思った方もいらっしゃるかもしれません。
現代社会はパソコンやスマートフォンなどの活用が増えてきていると思います。気がついたら長時間画面を見ていたということはよくあると思います。
本来人間の背骨は正しいカーブ(背骨の生理的湾曲)により構成されているのですが構造的に破綻していることを不良姿勢といいます。デスクワーク、スマートフォンなどの使用により、画面をのぞき込むような姿勢になり頭がより前に倒れる状態を「頭部前方偏位(FHP:Forward head posture)」といいます。
頭部前方偏位とは、頭部が通常の位置よりも前方に偏った状態のことをいいます。ストレートネックとも呼ばれています。全身の繋がりにより、頭だけでなく、以下のように背骨の歪みが生じます。
□頭部前方偏位
□骨盤前傾
□胸椎後弯増強
□腰椎前弯増強
□肩甲骨外転
上記のような特徴的な姿勢があります。
通常、頭部は頚椎(首の骨)の真上にあり、耳の穴が肩のラインと一直線上になることが理想的な状態です。
上のように、背骨の歪み(生理的弯曲)が起こることで自律神経にも負担をかけることになり、長期にわたりその状態が続くと、なかなか良くならない肩こりや腰痛、不調が起こると言われています。
自律神経は、交感神経と副交感神経から成り、心拍数や消化、呼吸などの体内の機能を調整しています。頭部前方偏位によって、首や肩周りの筋肉が過度に緊張すると、首には自律神経が多く通っているため、そのバランスが崩れることがあります。
例えば、首の緊張が交感神経を刺激すると、心拍数の増加や血圧の上昇、ストレスホルモンの分泌が促進されます。これにより、リラックスした状態を保つ副交感神経の働きが抑制され、慢性的な疲労感や不眠症、消化不良などの症状が現れることがあります。逆に副交感神経が過剰に働くと、身体がリラックスしすぎてしまい、集中力の低下や血圧の低下などが生じる可能性があります。
このように、頭部前方変位は自律神経のバランスを崩し、身体全体の健康に影響を与えるため、姿勢の改善が大切になります。
当院では、鍼灸や整体を軸とした治療で筋肉や骨格の調整を行い、自律神経機能の改善を図ります。今までなかなか良くならなかった肩こり、腰痛、お身体の不調は是非ご相談ください。皆様の健康を全力でサポートさせていただきます!
皆様のおかげで佐倉市ユーカリが丘で20周年を迎えました。
肩こり、腰痛だけではなく頭痛やめまい、耳鳴り、不眠などの様々な症状に対応。
セドナ整骨院・鍼灸院・カイロプラクティック
当ページをご覧いただきありがとうございます。 セドナ整骨院の河田です。
多くの人が悩まれ、国民病ともいわれている「肩こり」についてお話させていただきます。 現代、デスクワークやスマートフォンの使用が増えています。そのような中で肩凝りは誰にとっても身近な問題となっています。肩こりを知るうえで、まずは肩関節の解剖が非常に大切ですので解説します。
肩関節は大きく分けると4つに分類されます
・肩甲上腕関節
・胸鎖関節
・肩鎖関節
・肩甲胸郭関節
が挙げられます。肩関節といって一番想像する関節といえば「肩甲上腕関節」ですが、これだけたくさんの関節が複合的に支えられ動かすことができるのが肩関節の大きな特徴です。
では、【肩こり】とはどのようなものか? 皆さんが一度は聞いたことがあり、多くの人が経験している状態であります。
肩こりというのは病名ではなく、症状のことを表しています。 分かりやすく言うと、「頚(首)から肩にかけて、時には背部に“張る”ような重苦しさや嫌な感じがあり、筋が凝って痛み、つかむか揉むと気持ちがよくなる病態」を言います。
臨床上では、主に僧帽筋や棘上筋部に筋・筋膜の緊張や硬結があり、こわばりや部分的な痛みの総称をさします。正式には「頚肩腕(けいけんわん)症候群」といいます。
【肩こりの主な症状とは?】
・筋肉の緊張
首や肩、背中上部の筋肉が過剰に緊張し、硬くなることが主な特徴です。
・痛みや不快感
過剰に緊張した筋肉が血管や神経を圧迫し、血行不良が起こることで痛みや重さ、不快感を感じることがあります。これが「凝り」として認識されます。
・その他の関連症状
肩こりに伴い、頭痛や吐き気、眼精疲労、腕の痺れなどを引き起こすこともあります。慢性的な肩こりになると全身的な不調を起こすことがあります。
【肩こりの主な原因とは?】
一般的にはデスクワークによる長時間同じ姿勢が続くことで姿勢が崩れ、特定の筋肉に負担がかかり発症しやすくなります。 特に、長時間座っている状態でパソコン作業などを行うとこのような姿勢になりませんか?またはこのような姿の人を見たことがあるかと思います。
正しい姿勢は医学的に以下のように定義されています。
横から見た時に、 耳、肩(肩峰)、大転子、膝外側、外果前方(くるぶし)が一直線上に揃っており、背骨の生理的湾曲(カーブ)が整っている状態を指します。
これが崩れた状態にあると不良姿勢といわれますが、例えば背中が丸まり、頭が前に倒れた姿勢で作業すると、僧帽筋などの筋肉が引っ張られ筋肉の緊張が持続されると肩こりになります。
姿勢不良により骨格が歪む
↓
肩周りが凝る、痛む
↓
神経・血管を締め付けると血行不良、酸欠状態になり更に痛む
↓
痛みが神経を通じて脳に伝わる ↓
「痛み」として脳が認識すると「ストレス」を感じさせる
↓
自律神経系の「交感神経」が活性化する
↓
交感神経優位になると心拍数、血圧上昇により筋肉が過緊張を起こす
といったように、自律神経への負担にも繋がります。その負担が大きくなると自律神経の乱れにより、様々な不調を引き起こしやすくなります。
このようなことから、単なる肩こりで片付けるのではなく早めの対処が重要です!
当院では整体治療、鍼灸治療を通して、自律神経へのアプローチを得意としています。 全身状態を確認し、東洋医学的観点と西洋医学的観点の両面からアプローチを行います。
姿勢や猫背の問題は頭部から足先まですべてが関係し、足関節や膝関節、股関節や腰部、肋骨、頚部なども見ていき必要があるため、患部だけでなく、全身を細かく診て評価を行ってから施術を行います。
なかなか良くならない肩こり、それに伴う自律神経の不調でお悩みの方は是非一度ご相談くださいね。皆様のお役に立てれば幸いです。
セドナ整骨院
こんにちは。セドナ整骨院ユーカリが丘本院の今田です。
先日、セドナ整骨院公津の杜院にて「心と身体の健康セミナー」を開催いたしました。
真継総院長、金子院長をはじめ、公津の杜院の先生方が参加者の皆様に質の高い情報をお伝えさせていただきました。
(セミナーの後の振り返りでは、メンバー全員が課題やよかった点などの振り返りを行いました。)
私と河田先生はユーカリが丘本院での業務後、サポートメンバーとしてお手伝いに行きましたが、私達が必要ないくらい公津の先生方はテキパキと動かれていました。
このセミナー自体も昨年からスタートし、今年から真継総院長ではなく、各院の先生方がメインで講義を行うようになりました。人前で話すことの難しさを実感し、もっと伝わるにはどうしたら良いのか、そんな事などを話合っています。
人はストレスに振り回されてしまう生き物です。ストレスによって、心と身体のバランスが崩れ、健康を失ってしまう事があります。
健康を保つ為睡眠・食事・運動+ストレス管理が必須ですが、実際何をしたらいいのか、そしてどのようにして習慣形成をしたらいいのか悩んでいる方はいらっしゃいませんか?
このセミナーでは心(感情や思考)の仕組みと身体(脳神経系)の仕組みをより深く理解し、対処方法などを紹介させていただきます。
また、話を聞くだけではなく、実際に体験して身体の反応を実感していただけるワークなども行います。
「頑張るあなたに知ってほしい」心と身体の健康セミナー、
次回は4/14(日)セドナ整骨院ユーカリが丘本院にて午後3時から5時までの開催になります!
是非皆さまの参加をお待ちしております!
こんにちは!
セドナ整骨院ユーカリが丘本院の今田です。
今回は天候が不安定な時に表れる「片頭痛」についてお話させていただきます。
片頭痛(偏頭痛)は神経系の過度な興奮に関連する、慢性的で痛みを伴う一型の頭痛症状です。
【痛みの部位】
片頭痛は通常、頭の片側に痛みが集中します。片側の目の周りや額、あるいは側頭部に発生することがあります。
【先駆症症状】
発作の前に、先駆症症状と呼ばれる兆候が現れることがあります。これには視覚異常(閃光や点滅)、吃音、感覚過敏などが含まれます。
【持続時間と頻度】
片頭痛の発作は通常4〜72時間続く事もあります。これが一過性のものである場合もありますが、慢性的になることもあります。頻度は個人により異なり、月に一度から数回あるいはそれ以上の頻度で発作が起こることがあります。
【原因】
①神経系の異常興奮:**
片頭痛は神経系の異常な興奮が一因と言われています。この異常な興奮が血管の拡張や炎症、神経伝達物質の変動を引き起こし、頭痛発作が生じます。
②セロトニンの役割
セロトニンは脳内で重要な神経伝達物質であり、片頭痛との関連が深いです。発作時にセロトニンの急激な低下が起こり、これが血管の収縮・拡張といった生理学的変化に結びついています。
③免疫系の関与
最近の研究では、免疫系の関与も片頭痛に関連している可能性が指摘されています。特に炎症性サイトカインの変動が片頭痛の発作と関わっていると考えられています。
④ホルモンの影響
特に女性において、ホルモンの変動が片頭痛に影響を与えることがあります。生理周期や妊娠、更年期などでホルモンの変動が起こると、片頭痛の発作が誘発されることがあるといわれています。
⑤脳の血流と代謝の変化
片頭痛の発作時、脳の血流が変化し、特に拡張した血管が神経組織に対して圧迫をかけ、痛みを引き起こすと考えられています。
⑥視覚・感覚症状の具体的な変化
先駆症期に現れる視覚異常は、脳の視覚野での活動異常によるものと考えられています。これが、閃光や点滅といった特徴的な先駆症症状をもたらすと言われています。
⑦生活習慣の影響
片頭痛は生活習慣にも強く影響されます。不規則な食事、不十分な睡眠、過度なストレスがトリガーとなり、発作を引き起こすことがあります。これにはストレス、特定の食品や飲み物、変動する気象条件、不規則な睡眠、ホルモンの変化などが含まれます。
片頭痛は個人差が大きく、原因も多岐にわたります。カイロプラクティックや鍼灸なども非常に効果的ではありますが、患者様の症状や生活スタイルに合わせ、施術やアドバイスが必要です。
お困りの方がいらっしゃいましたら、是非ご相談くださいね。
こんにちは。セドナ整骨院の今田です。
だいぶ気温が下がり、寒さが厳しい日が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか?
寒さが一層厳しくなってくると、身体の様々な不調が現れてきます。
実は東洋医学では、四季や気象条件が体調に影響を与えると考えられており、冬季もその一環です。冬に弱いとされる臓腑は、特に寒冷に影響されやすく、その臓腑が不調になることで身体のバランスが乱れ、様々な症状が現れる可能性があります。
今回は東洋医学的な観点から冬に弱いとされる臓腑について詳しく説明します。
腎(じん)
腎は東洋医学において冬の季節に関連付けられる臓腑の一つで、寒冷に弱いとされています。腎は生命の根源であり、基本的なエネルギーである「腎気(じんき)」を蓄え、支配しています。冷え性や腰痛、耳鳴り、夜尿症といった症状が、腎の不調によって引き起こされる可能性があります。寒冷刺激によって腎のエネルギーが減少しやすく、冷えからくる症状が表れることがあります。
脾(ひ)
脾も冬に弱い臓腑とされています。脾は食物の消化吸収や体液の生成を担当し、東洋医学では寒冷な気候が脾の働きを阻害するとされています。冷たいものを摂ることが増える冬には、脾の働きが低下しやすく、食欲不振や消化不良、だるさなどが生じることがあります。
肺(はい)
肺も冬に影響を受けやすい臓腑の一つです。東洋医学では、肺は呼吸の機能だけでなく、体内に取り込む気を清浄にする働きがあるとされています。冬季は空気が乾燥しやすく、これが肺の粘膜に刺激を与え、風邪や咳、喉の不調などが起こる可能性があります。
~冬に弱い臓腑へのケア~
保温と温熱: 冷え性や冷たい気候への対策として、適切な服装で身体を温めることが重要です。温かい飲み物や温かい食事も、体温を維持し、内部のエネルギーをサポートする助けになります。
適切な食事と生活習慣: 冷たいものを控え、消化吸収をサポートするために温かい食事を心がけましょう。規則正しい生活習慣や十分な休息も、臓腑のバランスを保つうえで重要です。
東洋医学的には、黒ゴマ、黒豆、牛肉、クコの実などが腎を補う食材とされています。脾(ひ)を補う食材はかぼちゃ、さつまいも、さといも、やまいも、栗などがあります。肺は大根、白菜、長ネギ、レンコン、山芋、かぶなどがあります。
適度な運動: 冬季でも運動は欠かせません。適度な運動は体温の維持や血液の循環を促進し、臓腑の機能をサポートします。
東洋医学的アプローチ: 鍼や灸など、個別の体質や状態に合わせたアプローチを受けることが、冬に弱い臓腑への効果的なケアにつながります。
冬の季節は寒冷な気候が身体に影響を与えやすい時期ですが、適切なケアや東洋医学的なアプローチを取り入れることで、健康な冬を迎えることができます。
2023年もあと少しです。
元気に年越しを迎えられるよう、日々のケアも行っていきましょう。
お身体の事でなにかありましたら、お気軽にご相談くださいね。