- Blog記事一覧 -東洋医学⑤
こんにちは!セドナ整骨院の今田です!
今回も引き続き「五行論」のお話をします。
木火土金水を医学的に応用する為、五行と人間の五臓をそれぞれの特性に合わせて割り当てています。
肝・・・木
木の「曲直、条達」の特質を持つ。
気を伸びやかに巡らす機能を持ち、抑鬱を嫌います。
肝に不調が起こると、気、血、津液の流れを促す疏泄作用が低下し、イライラと怒りっぽくなります。
また、造血作用が低下すると、血が体内に不足する「肝血虚」になります。
心・・・火
火の「炎上」の特質を持つ。
体を温める温煦作用などを持ちます。
心に不調が起こると血行不良や心悸、情緒不安定や記憶力の低下などがあります。
脾・・・土
土の「稼穡」の特性を持つ
万物を生化させる性質から、水穀を運んで五臓六腑に栄養を与え、気・血の源になります。
脾に不調を起こすと消化や吸収に異常が生じ、食欲不振や腹痛、食欲低下状態などになります。
肺・・・金
金の「従革」の特質を持つ。
肝の陽気が上がろうとするのを抑制や、水を下げて腎を助けたりします。
肺に不調を起こすと呼吸機能の低下や免疫機能の低下など、全身に影響が現れます。
腎・・・水
水の「潤下」の特質を持つ。
心火の亢進による熱を抑制します。また、精を蔵しその精で肝を養う働きを持ちます。
腎の不調を起こすと精気不足や水分代謝の異常(むくみなど)が起こり、また津液不足によりめまいや耳鳴りの症状を引き起こします。
このように東洋医学では臓器を5つの元素に五臓を当てはめ、診断し施術を行なっていました。
当院でも施術の際に症状を聞き、どこに不調が起きているか診断し、東洋医学的アプローチで施術を行なっています。