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東洋医学③

2017.08.08 | Category: 鍼灸

こんにちは!セドナ整骨院の今田です。

皆さんは台風大丈夫でしたか?

ニュースで見ていると被害が大きい地域もあるみたいで、心配です。

 

前回、「陰陽論」のお話をしました。

この陰陽論はとても深く1回ではお伝えできません。

ですので、今回も「陰陽論」のお話を。

 

「陰陽論」とは、あらゆるものに「陰」「陽」があり、両者が対立しながら存在しているとしています。

 

たとえば、

太陽が「陽」で月が「陰」

昼が「陽」で夜が「陰」

男性が「陽」で女性が「陰」

 

といったように分類しています。

ですが、この陰陽は常に一定ではありません。

男性(陽)も活動的な「陽」の時も静的な「陰」の時もありますし

女性(陰)も活動的な「陽」の時も静的な「陰」の時もあります。

これらを「陽中の陰」「陰中の陽」といい、

陽の中にも陰があり、陰の中にも陽があるということです。

 

その陰と陽の変化を表す図が「太陰太極図」と言い、皆さんも一度は見たことがあると思います。

 

白が陽で、黒が陰を表しています。

白(陽)の中に黒い丸(陰)がありますよね?

これが「陽中の陰」を表しています。

逆に黒の中に白い丸は「陰中の陽」を表しています。

白と黒が綺麗に分かれていないのは、陰と陽ははっきりと真ん中で分けられる物ではなく、陰に傾いているものもあれば、陽に傾いているものもあるということを意味しています。

「陽極まれば陰となる」「陰極まれば陽となる」という言葉があり、陽は行き着くと陰になり、陰は行き着くと陽になるということです。

 

また、陰陽は一定のリズムで変化しているます。

1日は昼ばかりではなく、夜に変化します。

陰と陽はバランスを保ちつつ、安定した状態で、常に変化しているのです。

 

人間の活動的エネルギーは「陽」、骨・血液・体液・臓腑は「陰」とされています。

体内の陰陽バランスが崩れると人は病気になり、同時にバランスを立て直そうとする力が働きます。

これが自然治癒力といい、東洋医学の治療はこの自然治癒力を高めることを行うのです。


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