- Blog記事一覧 -骨のお話④
こんにちは!セドナ整骨院の今田です。
今回は「関節」のお話をします。
関節とは、骨と骨をつないでいる部分で、
関節を動かすことで、歩いたり、しゃがんだり、あるいは物をつかんだりというように、
私たちが日常生活を営む上で必要な動作が可能になります。
肩や肘、股や膝や足首や指など、人の体には全部で68個もの関節があります。
正常な関節部分の表面は、軟骨(なんこつ)という滑らかな層で覆われています。
なぜならば骨は堅い組織で、
その堅い骨どうしが直接触れあうと、お互いの堅さで骨が磨り減ってしまいます。
※軟骨がすり減り、硬い骨がすり減って変形を起こしたものが「変形性関節症」となります。
軟骨には神経や血管分布が少なく、80%前後が水分で、関節に加わる衝撃を吸収し、
関節を滑らかに動かす働きがあります。
そして関節部分は、関節包(かんせつほう)という袋状のもので覆われています。
その内側にある滑膜(かつまく)という膜から滑液が分泌され、
関節の潤滑と栄養補給を行っています。
このように、軟骨や滑液が機能することで、
私たちは、痛みを感じることなく自由に関節を動かすことができます。
関節を補強するものに、靭帯や筋肉、関節唇、関節円板などがあります。
関節は、可動域以上の外力が加わることで関節が外れてしまいます。(脱臼)
脱臼の場合は、靭帯や関節包の損傷が見られ、関節が外れます。
捻挫は、靭帯や関節包の損傷は見られますが、関節が外れることはありません。
捻挫でも脱臼でも、繰り返し外力が加わることで、
骨と骨を衝突させ、将来的に関節の変形を引き起こすこともあります。
ですので、たかが捻挫でも、適切な治療やリハビリが必要になりますので、
皆さん、お気をつけてください。
もし、捻挫癖をお持ちでしたら、私達にご相談くださいね。