- Blog記事一覧 -骨のお話②
こんにちは!セドナ整骨院の今田です。
今回も引き続き、骨の構造のお話をします。
骨は表面を骨膜という結合組織の膜で覆われています。
この骨膜には、血管と神経(知覚性有髄神経)が多く分布しています。
ちなみに、骨を骨折したときの痛みは、
折れた部位の骨膜同士がこすれることで痛みを感じる仕組みです。
(すねや足の小指などをぶつけた際に感じる強い痛みも
骨膜にある知覚性神経の仕業です)
ですので、骨折した際はギプスや固定素材で骨折端が動かない様にすることで
骨膜同士のこすれることなく、痛みを避けることが出来ます。
(固定にはそれ以外にも目的があります)
そして、骨内部は外側から緻密骨、海綿骨という2層構造になっています。
緻密骨は主成分のカルシウムやリンが厚く沈着した骨質をもちます。
海綿骨は骨深部をなす構造で、入り組んだ骨梁から構成されていて、
空洞部分には赤色骨髄が存在し造血機能をもちます。
海綿骨は、綱目構造 になっていて、これが柱と梁の役目をすることで、骨の強度が保たれています。
そして骨粗鬆症はこの海綿骨の骨梁組織の密度が低下し、骨の強度が低下してしまう症状のことです。
骨粗鬆症の場合、転倒時など軽度な衝撃でも骨折を引き起こしてしまいます。
骨粗鬆症を予防するために、適度な運動や栄養のしっかりした食事をとるなどが必要になります。
次回は骨の種類についてお話します!