- Blog記事一覧 -梅雨 「湿邪」③
こんにちは!セドナ整骨院の今田です。
今回も引き続き、湿邪のお話です。
実は湿邪には「外湿」と「内湿」の2種類に分けられます。
「外湿」
梅雨の季節の雨や高温多湿の環境など、外からの要因。
頭痛や眠気、全身のだるさ、むくみ、疲労感、皮膚のトラブルなどを引き起こします。
頭痛や体のだるさなどが「外湿」による不調の特徴。
「内湿」
主に脾胃の機能が低下することで身体の内側から生じるもの。
内湿は、外湿の存在とも深い関わりがあると言われています。
脾と胃は食べ物を消化、吸収して栄養や水分を全身に運ぶと同時に、
体内の水分代謝を管理する大切な役割を担っています。
脾と胃の機能が低下すると、外から入ってきた湿を取り除くことができず、
機能がさらに弱くなって内湿が生じます。
身体に内湿が溜まると、脾胃に関わるさまざまな症状が現れます。
脾胃は四肢や筋肉と関わりが深いため、脾胃が弱くなることで身体に倦怠感、疲労感が強く現れます。
また、脾胃の機能が低下するため、食欲がない、少ししか食べられないといった、
食欲不振なども引き起こされます。
この時期、特に冷たいものの摂りすぎや、水分の摂り過ぎにより、
脾胃(消化器系)の機能が低下してしまうと、
脾胃が持っている水分の吸収と運搬機能が低下し、
水分代謝が低下して、むくみや体の重さ、下痢や消化不良などの症状になって現れます。
水栄養分が消化、吸収されずにそのまま排出されてしまうため、
下痢や軟便になりやすいくなります。
体の中に湿が溜まっている人は、外の湿の影響を受けやすいと言われており、
中医学ではこれを「内湿が外湿を呼ぶ」といいます。
むくみ、頭重などがあり内湿が溜まっている人は、
外の湿度が上がる夏場や梅雨時期、台風時期などに影響を受けやすく、
湿邪由来の症状(重い、だるい、めまい、胃腸の不快感など)が出やすいといわれています。
そのため、この湿邪の季節には
「脾」と「胃」のアプローチを行って、体調を整えてあげることが必要です。
これから梅雨が明け、さらに気温が上がったりして、
体力が奪われてきます。
その時に、梅雨時期のダメージを残したままだと、
夏バテや、熱中症をはじめ、
夏を乗り越えることがしんどくなってしまいます。
この時期から早めのメンテナンスを行い、
辛いであろう夏を乗り越えませんか?
その際は、ぜひ私達にお任せくださいね!