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梅雨 「湿邪」③

2018.06.29 | Category: 東洋医学

こんにちは!セドナ整骨院の今田です。

 

今回も引き続き、湿邪のお話です。

実は湿邪には「外湿」と「内湿」の2種類に分けられます。

 

「外湿」

梅雨の季節の雨や高温多湿の環境など、外からの要因。

頭痛や眠気、全身のだるさ、むくみ、疲労感、皮膚のトラブルなどを引き起こします。

頭痛や体のだるさなどが「外湿」による不調の特徴。

 

「内湿」

主に脾胃の機能が低下することで身体の内側から生じるもの。

内湿は、外湿の存在とも深い関わりがあると言われています。

 

脾と胃は食べ物を消化、吸収して栄養や水分を全身に運ぶと同時に、

体内の水分代謝を管理する大切な役割を担っています。

脾と胃の機能が低下すると、外から入ってきた湿を取り除くことができず、

機能がさらに弱くなって内湿が生じます。

 

身体に内湿が溜まると、脾胃に関わるさまざまな症状が現れます。

脾胃は四肢や筋肉と関わりが深いため、脾胃が弱くなることで身体に倦怠感、疲労感が強く現れます。

また、脾胃の機能が低下するため、食欲がない、少ししか食べられないといった、

食欲不振なども引き起こされます。

 

 

この時期、特に冷たいものの摂りすぎや、水分の摂り過ぎにより、

脾胃(消化器系)の機能が低下してしまうと、

脾胃が持っている水分の吸収と運搬機能が低下し、

水分代謝が低下して、むくみや体の重さ、下痢や消化不良などの症状になって現れます。

水栄養分が消化、吸収されずにそのまま排出されてしまうため、

下痢や軟便になりやすいくなります。

 

体の中に湿が溜まっている人は、外の湿の影響を受けやすいと言われており、

中医学ではこれを「内湿が外湿を呼ぶ」といいます。

 

むくみ、頭重などがあり内湿が溜まっている人は、

外の湿度が上がる夏場や梅雨時期、台風時期などに影響を受けやすく、

湿邪由来の症状(重い、だるい、めまい、胃腸の不快感など)が出やすいといわれています。

 

 

そのため、この湿邪の季節には

「脾」と「胃」のアプローチを行って、体調を整えてあげることが必要です。

 

これから梅雨が明け、さらに気温が上がったりして、

体力が奪われてきます。

 

その時に、梅雨時期のダメージを残したままだと、

夏バテや、熱中症をはじめ、

夏を乗り越えることがしんどくなってしまいます。

 

この時期から早めのメンテナンスを行い、

辛いであろう夏を乗り越えませんか?

 

その際は、ぜひ私達にお任せくださいね!

 


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