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五行色体表(2)

2018.08.31 | Category: 東洋医学

こんにちは!セドナ整骨院の清田です。

 

前回の五行色体表についてのお話しの続きです。

 

 

五行と関連する身体の部位に

五臓五腑五官五主五液五華五神などがあります。

 

五臓は現代医学の内臓と同じ名前ですが、

解剖学的な意味合いだけでなく

人体の働きや機能を5つに分類したものです。

(心包を加えて六臓とも呼びます。)

 

肝は木、心は火、脾は土、肺は金、腎は水に属し、

五臓も五行説に当てはめて考えることができます。

 

 

お互いに助けたり(相生)、抑制したり(相克)

しながらバランスを保っています。

 

五腑は五臓に対応する腑です。

五腑は五臓を補助する役割を担っています。

(三焦を加えて六腑とも呼びます。)

 

五官は五臓が支配する感覚器です。

五官は症状があらわれやすい部位です。

・肝は目

・心は舌

・脾は口

・肺は鼻

・腎は耳

 

五主は五臓の主る器官です。

・肝は筋(筋肉の腱)

・心は血脈

・脾は肌肉(筋肉)

・肺は皮毛(皮膚、体毛)

・腎は骨

 

五液は五臓が病んだときに変化がある分泌液です。

・肝は涙

・心は汗

・脾は涎(唾液の中で、粘度が低く、サラッとしているもの)

・肺は涕(鼻水)

・腎は唾(唾液の中で、粘度が高いもの)

 

五華は五臓が弱ったときに症状が

あらわれやすい部位です。

・肝の不調は爪

・心の不調は顔の血色

・脾の不調は唇

・肺の不調は体毛

・腎の不調は髪

 

五神は五臓に宿る精神です。

・肝は判断力、計画性などの精神活動

・心は全ての精神活動を統率・制御する

・脾は思考・推測・記憶の機能

・肺は感覚・運動・情志の機能

・腎は思考や記憶の保存・維持の機能

 

 

五臓を中心にまとめた色体表は、

診断・治療のヒントとなる重要な指針です。

 

次回は気・血・津液について説明します。


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