- Blog記事一覧 -変形性膝関節症①
こんにちは!セドナ整骨院の今田です。
今回は「変形性膝関節症」についてお話します。
膝関節はとても複雑な構造をしています。
大腿骨、脛骨(けいこつ)、それに脛骨の外側にある腓骨(ひこつ)の3つの骨と、
いわゆるお皿、膝蓋骨(しつがいこつ)で形成されています。
それらが組み合わさって2つの関節ができています。
膝蓋骨と大腿骨から成る膝蓋大腿関節、
もうひとつは、大腿骨と脛骨からなる大腿脛骨関節があります。
この大腿骨と脛骨の間の関節で変形が起こり、
膝が痛くなるという症状もほとんどがここに出ます。
変形性膝関節症の主な原因は大腿骨と脛骨の間の関節軟骨の摩耗により、
変形を引き起こします。
骨折、靭帯断裂や半月板損傷などの後遺症としても発生します。
加齢によりクッションの役割をしている軟骨が弾力性を失い、
滑液と呼ばれる膝の潤滑油が
少なくなってしまうことが変形に大きく影響しています。
男女比では2対8で女性に多く、中高年から増えてきます。
初期の症状としては膝関節(特に内側)の痛みがでます。
徐々に痛みが強くなり、関節部の腫れや
炎症が強くなると、関節液が関節に溜まります。
いわゆる「水が溜まる」という状態になります。
水が溜まると、関節の中の圧力が高まったり血管を圧迫したりして
関節の動きを悪くしたり、内圧が高まることで痛みを増悪させることもあります。
炎症が収まれば水も引いていきますが、
炎症が続いているときに注射で水を抜いても、また溜まることがありますので、
しっかり関節の炎症を抑える治療を行わなければなりません。