- Blog記事一覧 -アロマの医学②
こんにちは!セドナ整骨院 ユーカリが丘本院の今田です。
前回に引き続き、アロマの医学をお伝えします。
<呼吸器からの吸収>
精油が鼻や肺などの呼吸器から吸入し、効果を発揮するメカニズムのお話です。
鼻の粘膜は血管が多く分布している事、肺の奥にある肺胞は表面積がとても大きく血流量が多いため、
精油の成分が素早く吸収されます。
また、鼻の粘膜は比較的大きな物質を吸収できることが分かっています。
肺での吸収では、主に肺胞で行われていると言われていますが、
肺胞の表面はあぶらとタンパク質でできた「サーファクタント」という液体で覆われています。
この「サーファクタント」を通過するためには、物質の大きさとあぶらへの溶けやすさが重要になります。
肺胞では1㎛より大きい物質はたどり着きにくいため、1㎛以上の物質は吸入しても肺では吸収されにくいです。
ですので、どのような形状で噴霧させて吸入するかによって、鼻で吸収するか肺胞で吸収されるか、
そして効果も変わってきます。
また、精油の匂いによる効果を期待したい場合は、鼻にある受容体に結合すれば効果を発揮するため、
体内への吸収は必要ないと言われています。
前回の皮膚からの吸収、そして今回の呼吸器からの吸収では
精油の効かせたい効果によって、マッサージで塗布するのか、芳香浴で吸入するかが変わってくるのです。