- Blog記事一覧 -東洋医学 風邪について①
こんにちは!セドナ整骨院の今田です。
11月になり、今年も残り2ヶ月。
気温がぐっと下がり、患者様にもマスクをしている方や咳をしている方がちらほら増えてきました。
今回は、風邪について東洋医学的観点でお話していきます。
「風邪」の語源は東洋医学の「風邪(ふうじゃ)」です。
以前東洋医学のお話の際に、病気の原因に外因と内因があると言いました。
その外因の一つである「風邪(ふうじゃ)」
風邪(ふうじゃ)は気温変化によって起こる空気対流から派生する風。
症状として、頭痛・鼻づまり・のどの痛み・まぶたのむくみ・めまいなど顔面などの上部に症状が現れます。
『風(ふう)』は、体表の熱を奪い皮膚や粘膜を乾燥させます。
体に風が当たり続けると、徐々に体表の熱を奪い、皮膚や粘膜が乾燥します。
皮膚や粘膜が乾燥すると、免疫力が下がってしまい、体内にウイルスや細菌が侵入しやすくなります。
また、この時期は外因の「寒邪(かんじゃ)」がさらに身体を冷やし、免疫力を下げ、風邪をひきやすくします。
冬の季節は「風邪(ふうじゃ)」と「寒邪(かんじゃ)」が合わさって風邪を引き起こすのです。
現代医学における風邪の原因はウイルスへの感染です。
ですが、昔の人達は、当然ながらウイルスや細菌などの微生物の存在を知りませんでした。
それでも、天気や季節がどのような時に風邪を引くのか、
人の体がどのように弱っている時に風邪を引くのか、
ということを長い年月をかけた観察や経験によって昔の人は理解し、東洋医学として残しているのです。
凄いと思いませんか?
次回は風邪の予防法を紹介したいと思います!