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女性ホルモンについて①

2018.09.30 | Category: 女性ホルモン

こんにちは!セドナ整骨院の今田です。

 

 

今回は『女性ホルモン』の基礎知識のお話です。

 

女性ホルモンは一生にティースプーン1杯程しか分泌されないと言われています。

 

非常に少量しか分泌されないホルモンですが、感情や体調をコントロールする大切な働きを担っています。

 

女性ホルモンには『卵胞ホルモン(エストロゲン)』『黄体ホルモン(プロゲステロン)』の

二つがあります。

月経周期と深い関係があり、この二つのホルモンの分泌周期により、身体・感情・肌などの

状態に変化が起こります。

 

女性ホルモンは、視床下部の脳下垂体から指令を受けて、『卵胞ホルモン(エストロゲン)』が

卵巣の卵胞から分泌され、排卵後に『黄体ホルモン(プロゲステロン)』が黄体から分泌されます。

 

それぞれのホルモンの働きをご紹介いたします。

 

卵胞ホルモン(エストロゲン)

・子宮に作用して、子宮内膜を増殖させ、厚くすることで「受精卵のベッド」を作る

・思春期に乳房を発達させる、乳腺の発達をうながす

・肌や髪をツヤツヤにするなど、女性らしい身体を作る

・自律神経を安定させる

・骨を丈夫にする

・脳の働きを活発にする

 

エストロゲンは主に卵巣から分泌されます。

思春期から分泌がはじまり、20~30代は安定して分泌される為、その時期は、

妊娠・出産に適していると言われています。

月のリズムでは排卵期に最も多く分泌され、月経期に向けてその分泌量が少なくなります。

また、日本人の平均閉経年齢は約51歳といわれていますが、その時期が近くなると分泌量が減っていきます。

エストロゲンの分泌量の急激な変化により身体に起こる不調を“更年期障害”と呼びます。

更年期障害の症状の表れ方は個人差が大きいですが、自律神経が乱れてホットフラッシュ

という突発的なのぼせが出たり、眠れなくなったりといった不安定な状態が多くみられます。

又、高脂血症や動脈硬化、骨粗しょう症、認知症などさまざまな疾患のリスクも高まります。

 

黄体ホルモン(プロゲステロン)

・子宮内膜を厚くして、受精卵が着床しやすくする

・妊娠を維持する

・食欲を増進させる

・体温を上げる

プロゲステロンの分泌量が少な過ぎる人は、妊娠しにくいといわれています。

卵子と精子が出会って受精卵ができても、それが子宮のベッド(内膜)に受け止められず

流れてしまう可能性が高くなってしまうからです。

又、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)のリスクが高まるとも言われています。

これは、「生理が来ていても排卵していない」という状態で、不妊治療でも多い症状の一つです。

どちらのホルモンも過不足が原因で不調や病気を引き起こす可能性がありますので、

分泌のバランスが非常に重要になります。

 

 

次回も女性ホルモンについてお話していきますね。


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