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女性ホルモンの記事一覧

更年期障害と自律神経の関係

2024.02.09 | Category: 女性ホルモン,整体,自律神経失調症

こんにちは、セドナ整骨院の今田です。
今回は女性の健康に関する「更年期障害と自律神経の関係」についてお話しします。
更年期障害は、女性が中年期から後期にかけて経験する一連の体験や症状の総称です。これは、ホルモンの変化が主な原因であり、その中でも自律神経との密接な関係があるとされています。

更年期障害とは?
更年期障害は、女性の卵巣機能が低下し、卵巣からのエストロゲンとプロゲステロンの分泌が不安定になることで引き起こされます。この生理的な変化により、様々な症状が現れる可能性があります。ホットフラッシュ、イライラ、不眠症、そして自律神経の乱れなどがその一例です。


ホットフラッシュと自律神経の乱れ: ホットフラッシュ(潮紅)は 突然の顔や体のほてり、発汗などがあります。交感神経の亢進に関連しており、これが自律神経系の不調によって引き起こされることがあります。

不眠症と副交感神経の低下: 更年期の女性は、副交感神経の活動が減少することで、入眠障害や深い眠りの維持が難しくなることがあります。

イライラや不安と自律神経のバランス: 更年期障害によるホルモンの不安定さが、交感神経の活性化を引き起こし、イライラや不安の感情が増幅されることがあります。

不規則な月経: 月経周期が不規則になり、最終的には閉経(月経が停止)が起こります。ホルモンの変動がこれに影響します。

性欲の低下: ホルモンの変動が性欲に影響を与え、性的な関心が減少することがあります。

骨粗しょう症のリスク増加: エストロゲンの減少に伴い、骨密度が低下し、骨折のリスクが増加する可能性があります。

更年期障害の原因
更年期障害の主な原因は、卵巣の機能が低下し、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの分泌が不安定になることです。これは自然な加齢に伴う生理学的な変化であり、卵巣の卵胞が減少し、最終的に閉経へと至ります。
更年期障害の原因は、女性の卵巣機能の低下に起因するホルモンの変動です。以下に、更年期障害の原因に関連する詳細な要因をいくつか挙げてみましょう。

卵巣機能の低下: 更年期障害は主に卵巣の機能が低下することによって引き起こされます。卵巣の卵胞の数が減少し、卵巣からのエストロゲン(女性ホルモン)とプロゲステロンの分泌が不安定になります。これに伴い、月経周期が不規則になり、最終的には閉経(月経停止)が訪れます。


ホルモンの変動: 更年期障害は、特にエストロゲンの急激な低下が中心となります。エストロゲンの減少によって、さまざまな生理学的な変化が起こり、体内のホルモンバランスが崩れます。これが症状の多くを引き起こす原因の一つです。

卵巣の手術や放射線療法: 卵巣が外科的に取り除かれる手術や放射線治療は、更年期の早期到来を促す可能性があります。これは卵巣機能の急激な低下を招くためです。先天的な要因: 個々の女性において、更年期の到来は遺伝的な要因によって異なります。家族歴や遺伝子の影響が更年期の時期に影響を与えることがあります。

ストレスとライフスタイルの要因: 長期間にわたる激しいストレス、不規則な生活習慣、不健康な食事、喫煙、過度なアルコール摂取などは、更年期障害の症状を悪化させる可能性があります。

これらの要因が組み合わさることで、更年期障害が発症する可能性が高まります。ただし、これらの要因がすべての女性に同じように当てはまるわけではなく、個々の体験や症状は大きく異なります。更年期障害に関する正確な診断や治療は、医療専門家による詳細な検査や相談が必要になります。

自律神経の乱れは、更年期症状を悪化させる恐れもあります。

当院では、自律神経の働きと東洋医学的観点から、カイロプラクティックや鍼灸治療など患者様のお身体に合わせて最適な施術をご提案させて頂きます。

女性ホルモン②

2018.10.01 | Category: 女性ホルモン

こんにちは!セドナ整骨院ユーカリが丘本院の今田です。

 

 

前回『女性ホルモン』の基本的なことをお話しました。

 

今回は、その『女性ホルモン』が身体や精神に与える影響をお話しいたします。

 

 

前回お話ししたように、女性ホルモンの分泌は常に一定、という訳ではありません。

 

月の周期、そして年齢による周期があります。

月の周期では基礎体温の低温期と高温期で、

分泌されているホルモンのバランスを知ることができます。

 

基礎体温は生理前に0.5℃程度下がります。

ですので、低温期は生理から排卵までの間になります。

 

このタイミングで多く分泌されているのは『卵胞ホルモン(エストロゲン)』です。

月経中も卵胞ホルモンの方が多く分泌されているのですが、特に月経後から排卵期までの

約一週間は卵胞ホルモンの分泌がピークになります。

 

卵胞ホルモンが多く分泌されている時期はいわゆる「調子がいい時期」になります。

 

精神状態も安定しやすく、活動的に過ごしたい気持ちになりやすい方が多いです。

身体にもホルモンによる不調はほとんど無く、肌のキメも良くなり、お化粧のノリも良くなります。

排卵期が終わると今度は卵胞ホルモンの分泌は少なくなっていきます。

基礎体温が高くなり、『黄体ホルモン(プロゲステロン)』の分泌量が増え、身体は月経の準備をします。

黄体ホルモンは排卵後から月経前まで緩やかな曲線を描きながら分泌量が山なりに変化します。

黄体ホルモンが多く分泌されている時期は、

卵胞ホルモンとは逆に「調子が悪い時期」になります。

 

浮腫みやすくなる、便秘がちになる、身体にダルさが出るといった症状が多くみられます。

また、お肌も荒れやすくなり、気分も低下し、落ち込みやすくなったり、

逆にイライラしやすくなったりします。

 

特に月経の10~3日前に起こる強い症状をPMS(月経前症候群)と言います。

このPMSや月経中の『月経随伴症状』は女性の70%以上の方が抱えている不調です。

実はPMSの明確な原因は判明していません。

黄体ホルモンが多く分泌されている時期と重なる為、黄体ホルモンが関係していると

考えられていますが、直接の原因なのか、間接的要因に過ぎないのかは

はっきりとはしていません。

また、PMSの中でも落ち込み、イライラなどの精神的に不安定になる症状が多くみられるのは、

黄体ホルモンが、セロトニンやドーパミンなど感情を調整する

脳の神経伝達物質にも作用しているからだと考えられています。

 

黄体ホルモンの影響を受けやすい性質を持っている場合は、黄体ホルモンの増減によって

神経が過敏になり、心の変化が起こりやすくなります。

 

また、セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質は、ストレスや生活リズムと関係するため、

生活習慣が症状の現れ方に影響を与えると考えられています。

 

PMSは原因がはっきりしていないのもあり、短期で完全に治すのは非常に難しい事です。

 

ですが、日常生活で気をつけられることはいくつもあります。

 

・バランスの良い食事をとる

・軽い運動(有酸素運動)をする

・アルコール、塩分、糖分、カフェインを控える

もちろん、アロマテラピーでも様々な月経随伴症状を緩和することができます。

 

 

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女性ホルモンについて①

2018.09.30 | Category: 女性ホルモン

こんにちは!セドナ整骨院の今田です。

 

 

今回は『女性ホルモン』の基礎知識のお話です。

 

女性ホルモンは一生にティースプーン1杯程しか分泌されないと言われています。

 

非常に少量しか分泌されないホルモンですが、感情や体調をコントロールする大切な働きを担っています。

 

女性ホルモンには『卵胞ホルモン(エストロゲン)』『黄体ホルモン(プロゲステロン)』の

二つがあります。

月経周期と深い関係があり、この二つのホルモンの分泌周期により、身体・感情・肌などの

状態に変化が起こります。

 

女性ホルモンは、視床下部の脳下垂体から指令を受けて、『卵胞ホルモン(エストロゲン)』が

卵巣の卵胞から分泌され、排卵後に『黄体ホルモン(プロゲステロン)』が黄体から分泌されます。

 

それぞれのホルモンの働きをご紹介いたします。

 

卵胞ホルモン(エストロゲン)

・子宮に作用して、子宮内膜を増殖させ、厚くすることで「受精卵のベッド」を作る

・思春期に乳房を発達させる、乳腺の発達をうながす

・肌や髪をツヤツヤにするなど、女性らしい身体を作る

・自律神経を安定させる

・骨を丈夫にする

・脳の働きを活発にする

 

エストロゲンは主に卵巣から分泌されます。

思春期から分泌がはじまり、20~30代は安定して分泌される為、その時期は、

妊娠・出産に適していると言われています。

月のリズムでは排卵期に最も多く分泌され、月経期に向けてその分泌量が少なくなります。

また、日本人の平均閉経年齢は約51歳といわれていますが、その時期が近くなると分泌量が減っていきます。

エストロゲンの分泌量の急激な変化により身体に起こる不調を“更年期障害”と呼びます。

更年期障害の症状の表れ方は個人差が大きいですが、自律神経が乱れてホットフラッシュ

という突発的なのぼせが出たり、眠れなくなったりといった不安定な状態が多くみられます。

又、高脂血症や動脈硬化、骨粗しょう症、認知症などさまざまな疾患のリスクも高まります。

 

黄体ホルモン(プロゲステロン)

・子宮内膜を厚くして、受精卵が着床しやすくする

・妊娠を維持する

・食欲を増進させる

・体温を上げる

プロゲステロンの分泌量が少な過ぎる人は、妊娠しにくいといわれています。

卵子と精子が出会って受精卵ができても、それが子宮のベッド(内膜)に受け止められず

流れてしまう可能性が高くなってしまうからです。

又、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)のリスクが高まるとも言われています。

これは、「生理が来ていても排卵していない」という状態で、不妊治療でも多い症状の一つです。

どちらのホルモンも過不足が原因で不調や病気を引き起こす可能性がありますので、

分泌のバランスが非常に重要になります。

 

 

次回も女性ホルモンについてお話していきますね。

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