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柔道整復師の記事一覧
こんにちは!セドナ整骨院の今田です。
今回も引き続き、骨の構造のお話をします。
骨は表面を骨膜という結合組織の膜で覆われています。
この骨膜には、血管と神経(知覚性有髄神経)が多く分布しています。
ちなみに、骨を骨折したときの痛みは、
折れた部位の骨膜同士がこすれることで痛みを感じる仕組みです。
(すねや足の小指などをぶつけた際に感じる強い痛みも
骨膜にある知覚性神経の仕業です)
ですので、骨折した際はギプスや固定素材で骨折端が動かない様にすることで
骨膜同士のこすれることなく、痛みを避けることが出来ます。
(固定にはそれ以外にも目的があります)
そして、骨内部は外側から緻密骨、海綿骨という2層構造になっています。
緻密骨は主成分のカルシウムやリンが厚く沈着した骨質をもちます。
海綿骨は骨深部をなす構造で、入り組んだ骨梁から構成されていて、
空洞部分には赤色骨髄が存在し造血機能をもちます。
海綿骨は、綱目構造 になっていて、これが柱と梁の役目をすることで、骨の強度が保たれています。
そして骨粗鬆症はこの海綿骨の骨梁組織の密度が低下し、骨の強度が低下してしまう症状のことです。
骨粗鬆症の場合、転倒時など軽度な衝撃でも骨折を引き起こしてしまいます。
骨粗鬆症を予防するために、適度な運動や栄養のしっかりした食事をとるなどが必要になります。
次回は骨の種類についてお話します!
こんにちは!セドナ整骨院の今田です。
突然ですが、私今田は「柔道整復師」という医療資格を所持しています。
「柔道整復師」とは、昔でいう‘‘ほねつぎ‘‘。
ほねつぎらしく、骨のお話をしようと思います!
皆さんの持つ骨は、全部で何個かご存知でしょうか?
教科書や、様々な本によって違いがあり、
大体200個、もしくは206個の骨があると言われています。
実は個人差があり、過剰骨といって、余分な骨などがある場合があるからです。
有名なのが、「有痛性外脛骨」(アクセサリーボーン)などがあります。
骨は骨格として身体の支柱としての役割、
多くの骨格筋がつくことによって運動にも役割を果たします。
※骨格筋とは骨格を動かす、または支持する筋肉です。
骨は内臓を保護したり、カルシウムなどのミネラルを貯めておく役割もあります。
また、骨の中にある骨髄(こつずい)は
赤血球・白血球・血小板をつくる造血器官になります。
このように、骨は私達人間にとってとても大事な役割を持ちます。
・骨に泌みる
・骨を拾う
・無駄骨を折る
・骨を惜しむ
・骨を休める
以上のような慣用句にも使われており、昔から大事なものとされて、
物事の関連付けがイメージしやすかったのかもしれませんね。
次回は、骨の構造についてお話しますね!
こんにちは!セドナ整骨院の今田です。
前回、坐骨神経痛の原因となる筋肉に「梨状筋」を上げていましたが、
今回は、「腸腰筋」のお話をします。
「腸腰筋」とは腰の背骨(腰椎)と骨盤を結ぶ筋肉で
大腰筋と腸骨筋という2つの筋肉から構成されています。
主な作用は股関節の屈曲であり、
太ももをお腹に近づけるような動作です。
なぜ坐骨神経痛に関連するのかと言いますと、
腸腰筋の間を坐骨神経が走っていることもですが
もう一つの作用として腰椎のS字カーブを作る働きがあります。
なので腸腰筋が硬かったり活動が悪かったりすると
腰椎のバランスが崩れ坐骨神経に影響が出る場合があるからです。
そんな腸腰筋のストレッチは下の図のように行います。
ポイントはしっかりと背筋を伸ばしたまま行うということです。
姿勢ひとつで効果が変わってしまいます。
是非お家でのセルフストレッチをしてみて下さい。
こんにちは!セドナ整骨院の今田です。
前回に引き続き「坐骨神経痛」についてです。
坐骨神経痛には3つの原因がありました。
今回は3つ目の仙腸関節障害についてお話します。
③仙腸関節障害
仙腸関節とは、背骨の一番下にある仙骨と
骨盤の一部の腸骨が繋がっている関節です。
ぎっくり腰でもこの関節を痛めてしまうことがあります。
仙腸関節は、上半身の体重を支える力が必要なので普段は靭帯や筋肉で固められ
3~5mmのわずかな動きを持つ関節となっています。
*赤が仙骨、黄色が腸骨(寛骨)です。
しかし骨盤の歪みや、出産などで
仙腸関節に負荷がかかり、
障害がでてしまうと主に坐骨神経、関節付近の神経に影響が出てきます。
そして骨盤の動きも悪くなり、
股関節や腰回りの筋肉の緊張を引き起こし、
慢性腰痛の原因となることもあります。
仙腸関節障害は決して稀ではなく、
一般的に、出産後の腰痛に仙腸関節障害が多いといわれますが、
実は老若男女を問わず腰痛の原因になることがあります。
このような症状は当院で行っている
「カイロプラクティック(骨盤矯正)」
は非常に効果的です。
歪みを矯正することで骨盤の仙腸関節にかかる負荷を軽減し、
また、背骨を矯正することで腰への負担を軽減することが可能です。
慢性腰痛をはじめ、坐骨神経痛がある方、ぎっくり腰を何度も繰り返す方には
カイロプラクティックでの治療は効果的です。
不安な方はぜひご相談ください。
こんにちは!セドナ整骨院の今田です。
今回は前回に引き続き坐骨神経痛について。
坐骨神経痛の主な原因3つは
①根性・椎性の坐骨神経痛
②梨状筋症候群
③仙腸関節障害
今回は、②梨状筋症候群のお話をしますね。
「梨状筋」とは字のごとく、洋梨状の形をした筋肉で
骨盤から大腿骨に付着していて、主に股関節を外側に捻る働きがあります。
そしてこの梨状筋の前側を坐骨神経が走っています。
(稀に筋肉の間を神経が走る方もいます。)
この梨状筋が硬くなり、動きが悪くなってしまっていると
坐骨神経に影響が出ます。
梨状筋が硬くなる原因は様々で、日常生活やスポーツなどで繰り返し負担がかかった場合や、
股関節の異常による場合など数多くあります。
また、既往でヘルニアをお持ちの方で
ヘルニアの治療をしたがなかなか治らない場合や、
何年も前のヘルニアがまた出たと思っている方。
圧迫を受けているのはお尻の部分かもしれません。
梨状筋が原因の場合は、梨状筋の緊張を取ることで、症状が改善します。
梨状筋やその周りの筋肉のストレッチはもちろんですが、
骨盤のゆがみをカイロプラクティック矯正することで、
梨状筋の緊張を取ることが可能です。
梨状筋が原因なのか、
ヘルニアが原因なのか、
徒手検査でできますので当院にご相談ください。
次回は残りの原因のお話をしますね。