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気の概念

2018.09.07 | Category: 東洋医学

こんにちは!セドナ整骨院の清田です。

 

今回は東洋医学の『』についてのお話しです。

 

 

とは機能だけが存在し、

目には見えないものといわれます。

 

もともと古代中学の哲学思想から生まれた言葉で、

気は宇宙を構成する基本単位のひとつとされます。

 

気が変化して万物を創造し、

すべての事象が生まれる。

 

つまり、気が人体を作り、

生命活動を維持しているとされます。

 

人体の気は自然の清気水穀の精微

先天の精のいずれかから生成されます。

 

清気は呼吸により大気中から

取り込まれる気のことです。

 

水穀の精微は飲食物の消化過程で

生成される栄養源です。

 

先天の精は生まれた時点で両親から

受け継いだものです。

腎に保存されており、

腎中の精(腎精)とも呼ばれます。

これは使用すると消耗しますが、

水穀の精微によって化生(気化)された

後天の精が補充します。

 

 

また、気は4種類に大別できます。

 

生命の原動力である『原気』

肺の呼吸と心の血の循環をさせる『宗気』

臓腑などに栄養を与える『営気』

外邪の侵入から身体を保護する『衛気』

 

 

これらの気は脾、肺、腎で生産されます。

脾、肺、腎に異常があると、

気の循環が悪くなったり、

気の量が不足するようになります。

 

 

気には5つの作用があります。

推動温煦防御固摂気化

5つの働きに分類されます。

 

推動作用』は、物質を動かす力のことです。

人間の成長、臓腑の働き、血や津液の循環などは、

気の推動作用によるものです。

 

『温煦作用』は、身体を温める作用です。

人間の体温を一定に保ちます。

 

防御作用』は、外邪の侵入を防ぎます。

身体の表面を保護します。

 

固摂作用』は、体液の漏出を防ぎます。

汗や尿などの排出量を調節しています。

 

気化作用』は気、血、津液、精の転化を行います。

気から血へ、血から精へなど

気、血、津液、精の間の転化や、

汗や尿、排泄物の生成など、

物質の変化も気化作用によるものです。

 

 

『気』は人体の生命活動を支える重要なものです。

 

 

次回は『津液について説明します。


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