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梅雨 「湿邪」①

2018.06.23 | Category: 東洋医学

こんにちは!セドナ整骨院の今田です。

 

梅雨の嫌な時期、

なんとなく身体がだるかったり、体調を崩してしまったり、気分が憂鬱になったり、、、

天気と同じくすっきりしない事が多いですよね。

東洋医学の考えでは、このような時期に「湿邪(しつじゃ)」と結びつけて考えます。

 

自然界の気候変化は六気と呼ばれ、

風・寒・暑・湿・燥・火であらわれます。

この六気に過不足が生じたり、季節外れの場合

邪気へと転化し、

風邪・寒邪・暑邪・湿邪・燥邪・火邪といった六邪となります。

 

六邪が口、鼻、皮膚から侵入すると正気(身体の抵抗力)と

病邪が戦います。そして、病邪が勝つと身体が病気になると言われています。

 

そして「湿邪」とは、病気の原因となる邪気の一つで

湿気を持ち梅雨や夏、湿気の多い環境に現れやすいと言われています。

 

湿邪が引き起こす症状として

・下痢

・頭重感

・足のむくみ

・倦怠感

・冷え

などがあげられます。

 

湿邪の特徴は、濁りと粘りの性質があり、

体内に侵入すると経絡や臓腑を詰まらせ,

余分な水分が排出できなくなってしまいます。

 

 

また、湿が身体に入ると「脾」が弱くなります。

脾は飲食物を消化・吸収し、人体の栄養分である

水穀の精微を生成、全身に運搬する運化作用を持ちます。

脾に不調が生じると、消化吸収に異常が生じ食欲不振や腹痛

食欲の低下などが現れます。

 

そして脾の気が不足すると脾気虚になり、

全身の倦怠感や無気力状態症状などが引き起こされたり、

津液の運化が低下し、むくみなどの内湿症状を引き起こします。

 

このような場合は、内湿の影響で弱った脾にアプローチを行い、

湿邪を取り除いてゆきます。

 

次回またお話しますね。


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