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「ぎっくり腰」について

2022.11.25 | Category: Dr.エバーハルト,アロマトリートメント,おすすめ,ぎっくり腰,セドナ整骨院,健康,整体,東洋医学,柔道整復師,肩こり,腰痛,自律神経失調症,鍼灸

こんにちは。セドナ整骨院です。

冷え込む日々が続き、なお年末に向けて忙しくなってくる時期ですね。

こんな時に非常に多く見られるのが急性腰痛。よく聞いたことのある呼び方だと「ギックリ腰」です。仕事も家事も忙しいのに、このタイミングでギックリ腰にはなりたくないですよね。

「ギックリ腰 フリー素材」の画像検索結果

ちなみにこんな時、腰に痛みや張りを感じたことはございませんか?

☑ベッドから起き上がろうとしたとき

☑朝、顔を洗おうと前にかがんだとき

☑重い荷物を持ち上げた時

☑野球やゴルフなどの急なスイング動作

これらのような動作で腰にピキッとした痛みが走ったり、動けないといった症状があります。ちなみに、腰は「月(にくづき)に要」という字のように体の中心となる部分です。

一年の締めくくりですから腰を痛めると日常に支障をきたすので一日でも早い改善が必要になります。

なぜギックリ腰になってしまうのか?

ぎっくり腰は、腰を支えている靱帯に急激な負担がかかり、損傷・断裂を起こし、神経を刺激するために起こります。これは腰の捻挫ともいわれます。

ギックリ腰になってしまったら、まずは「安静にする」ことが何より大切です。

腰の捻挫なので、患部は炎症を起こしている状態ですので、まずは72時間を目安に安静です。

その後、少し動けるようになれば、無理のない範囲で動かしてください。

ですが、起き上がるときなどは体の回旋動作(ひねり)が加わらないように、一度身体を完全に横向きになってから起き上がるよう注意してくださいね。

もしギックリ腰になってしまったら、私たちセドナ整骨院にお任せください!

筋肉の緊張、関節の固さ、骨格の歪みに対してお体に合わせた施術をさせていただきます。

2022年は年末「29日(午前中)」まで診療を行います。今年の疲れは今年のうちにしっかりと取り除きましょう。気軽にご相談くださいね!

自律神経のお話

2021.01.14 | Category: アロマトリートメント,セドナ整骨院,整体,未分類,自律神経失調症,鍼灸

皆さん、こんにちは。

一月に入り寒さも一段と増していますがいかがお過ごしでしょうか?寒い日が続いている冬は特に自律神経が乱れやすい時期でもあります。この記事を読んで自律神経とはどのようなものなのか少しでも知って頂けるとどのように対策していけば良いのかという所に繋がりますのでぜひ、最後までお読みください!!

今年一年は新型コロナウイルスが猛威を振るうなか、振り回された一年だったのではないでしょうか?“外出できなくなり運動する機会が減った”、“テレワークの普及で首や肩がこりやすくなった”など…。さまざまなストレスを受けやすくなった今の世の中だと思います。実際にも、自律神経症状でお悩みの患者様も当院では増えました。自律神経について知っていただき、皆さまの健康のサポートとして、お役に立てれば幸いです。

それでは、まずよく聞く【自律神経】とは何か?「原因がよくわからないけどなんだか身体がだるい…」「ストレスが溜まってくると身体に不調が起こる」など想像するのではないでしょうか?ざっくりとそのようなイメージを持っている人は多いと思います。自律神経について、次に説明していきます。

◎自律神経について知る!

【自律神経とは】

私たちの身体は、外部の環境に適応するために、体温や血圧を一定に維持することで心臓を休みなく動かしながら生命活動を続けています。ですから、眠っていてもこれらの活動は維持して続けていられるのです。私たちがこういった活動が出来ていられるのは体に「ホメオスターシス」(生体の恒常性を維持する機能)という力が働いているからです。この、ホメオスターシスを維持するために、全身のコントロールを行っているのが「自律神経」です。自律神経とは、人間の意思とはかかわりなく活動するために「植物神経」ともいわれています。意思によって動かすことのできる「動物神経」といわれ区別されています。

自律神経には、交感神経副交感神経という2つの神経が存在し、これらの神経がバランスよく働いてくれることによって私たちは健康を保つことが出来るのです。

交感神経は、「活動する神経」といわれ、脳や身体を活発に動かすことや、緊張したりするときに優位に働きます。

副交感神経は、「休む神経」といわれ、脳や身体を休めたり、内臓を動かしたり、病気やお怪我を治したりするときに優位に働きます。身体をスムーズに働かせるために、この2つの神経はお互いにバランスを取り合っているということになります。一般的に私たちは朝に起きて夜に眠りますよね。主に起きているときには交感神経が優位に働き、眠っているときには副交感神経が優位に働きます。皆さん、風邪をひいたときはとにかくたくさん寝て治していませんでしたか?実はこれにも明確な理由があって、これは眠ることで副交感神経がたくさん働くからなのです。なお、副交感神経は消化器系の活動や消化液の分泌をコントロールしているので、緊張により交感神経が優位になりすぎ、副交感神経が抑えられると「食事ものどを通らない」といった状態になります。

この交感神経と副交感神経のはたらきのバランスが崩れることによって自律神経のリズムが乱れ、いわゆる「自律神経失調症」と呼ばれるものになってしまうのです。健康で元気な人というのは、この交感神経も副交感神経もよくはたらいている人なのです。

【交感神経・副交感神経のはたらき】

では続いて、交感神経と副交感神経がそれぞれ体の中でどのようにはたらいているのか見ていきましょう。

 交感神経副交感神経
精神活動促進・活発休息
瞳孔拡大する縮小する
皮膚発汗・鳥肌をたてる乾燥する
呼吸激しくなる緩やかになる
心筋・心拍数・血圧収縮・増加・上昇弛緩・現象・下降
消化器・消化液の分泌抑制する促進する
膀胱尿をためる排尿する
生殖器射精・子宮の収縮、排卵の促進勃起・子宮の弛緩
ホルモン分泌促進する安定する
血糖・血中脂質上昇する安定する

以上のように、各臓器が反対のはたらきをすることでお互いにリズムを取り合っているのです。

【感情の変化と自律神経のはたらき】

  • 交感神経が過度に興奮する場合:突然の恐怖、驚き、激しい怒り
  • 交感神経と副交感神経がバランスよくはたらく場合:平安、安心
  • 交感神経と副交感神経の両方がバラバラに興奮する場合:緊張、持続的な不安、怒り、興奮
  • 交感神経と副交感神経の両方のはたらきが抑制される場合:失望、抑うつ、悲哀、憂愁、疲弊状態

といった状態になります。すこしの表情による違いからも自律神経がどのようなバランスなのかおおよそ分かるということになります。

【自律神経と脳の関係】

[自律神経に作用する大脳の働きについて]

自律神経と脳は密接に関係しています。まずは脳の構造を見ていきましょう。内側から、視床下部・大脳辺縁系・大脳皮質という構造になっています。

自律神経の中枢は、視床下部にあたります。脳の役割について解説していきますと、人間の高度な精神活動はいちばん外側にある大脳皮質が行なっています。

その下の大脳辺縁系は、感情(喜怒哀楽)、食欲、性欲、睡眠欲、集団欲(同種の仲間と集団を作りたいと思う欲求)など、動物として欠かせない本能的な欲求を生み出すところになります。

大脳辺縁系で出された欲求は、視床下部から自律神経に伝達し、最終的には循環器や消火器、呼吸器などに到達します。

[欲求を抑えられると自律神経のリズムが狂う]

ヒトは大脳皮質のはたらきによって、物事を考えたり、感動したり、記憶を蓄積して将来に起こることに備えたりすることが可能です。これらの能力は、他の動物にはありませんが、同時に、自分の本能的な欲求まで制御することになってしまいます。そして、「眠りたい」、「食べたい」、「愛し合いたい」などの本能的な欲求や、喜怒哀楽の感情を押さえ込んでいるうちに、大脳皮質と大脳辺縁系、視床下部のあいだのコミュニケーションが乱されます。結果として、本来であれば充分にはたらくはずだった自律神経のリズムが乱されることになるのです。

[ストレスによる臓器への影響とは?]

条件反射を作りやすい臓器は、ストレスによる影響を受けやすいとされています。

「条件反射」に関する話で、ロシアのパブロフの犬の実験は聞いたことがありますか?これは、食事の時間になると、いつもベルの音を聞かされていた犬は、その音を聴いただけでご飯の時間だと認識しヨダレを垂らす、というものです。

この反射は、大脳皮質でつくられるのです。大脳皮質でも、食欲に反応する部位と、音に反応する部位はそれぞれ別のところに存在します、しかし、同時に2つの部位に刺激をあたえていると、それぞれが反応しあって、音を聴いただけで食事の中枢も刺激を受けるようになります。例えば、飛行機事故のニュースを見た人が、飛行機に乗ることを考えただけで心臓がどきどきしたり心臓神経症を起こしたりするケースが見られますが、それもこの「条件反射」の1つになります。

特に、心臓の鼓動や官官の拡張・収縮、消化器系の運動、呼吸のリズムなどは条件反射の結果形成されやすい身体の反応です。不安なことがあるときに心臓がどきどきしたり、呼吸が急に激しくなる、胃が痛くなったり便秘や下痢になったりするのは、大脳皮質が介した条件反射がはたらいているからなのです。

[慢性的なストレスを感じやすい性格]

慢性的なストレスを感じている人の性格には共通点があります。“とても几帳面”、“とても神経質”、“無理をしてしまう、“”自己犠牲心が強い”、“完全欲を持っている(完璧主義)”、などの特性があります。

反対に、ストレスをあまり感じることの少ない人には、“他人の評価があまり気にならない”、“あまり悩まない”、“自由に感情表現することができる”といった特性がみられます。

■現代社会はたくさんのストレスがあふれている!?

健康を損ねてしまう一番の原因として、昔は外傷や感染症などの外的な要因によるものが中心とされてきました。ところが、高度成長期からバブル崩壊を経て世の中が合理化・スピード化されることによって、外的な要因よりも内的な要因が重要視されるようになり、「心理的ストレス」が大きく関係しているとして、注目されるようになったのです。事実、大学病院の内科を受診する患者さんの約40パーセントはストレスがからんでいる身体の病気(心身症)とみられています。

複雑かつスピード化されている現代社会は、朝早く起きて、夜になったら寝るという、本来の生活サイクルに合わせて動くことが困難になっています。不況による倒産、対人関係のトラブルなど多くのストレスにさらされ、交感神経ばかりが絶えず緊張していなければならない状況に置かれています。このように副交感神経の出番が少なく、交感神経ばかりが優位にはたらくと身体のあらゆるところに不調が出始めてきます。

■なぜ自律神経失調症になるのか?

◎自律神経失調症とは?

自律神経失調症とは、特定の疾患名を指すものではなく、交感神経と副交感神経のバランスがさまざまな原因により崩れてしまった状態を意味するものとなります。自律神経はいろいろな要因が重なってバランスが崩れ、乱れてしまいます。その原因をいくつか上げていきます。

自律神経の乱れの原因となる「ストレス」

「ストレス」という言葉自体、もともとは機械工学の用語で使われていたものであり、「物体のゆがんだ状態」を意味します。ボールに圧をかけるとそのボールは歪みが生じます。そのように、ストレスとは外からの刺激により心や身体がゆがんだ状態のことをいいます。

ストレスが続くと人間の身体はどのように反応するのでしょうか?ボールに圧をかけると反発力が加わり、跳ね返そうとするように、人間の身体もストレスに対して抵抗をしますが、このような時期に「肩こり」「筋肉痛」「眼精疲労」「手足の冷え」「めまい・立ちくらみ」などのストレスの初期症状が起こります。

さらに圧が加わるとボールはへこみますが、空気圧によってかろうじて持ちこたえます。しかし、さらに持続的な圧力が加わるとそのボールはへこんだまま、弾力性がすべて損なわれます。こうなった時の人間の身体は、「疲れやすい」「疲れが取れない」「眠れない」「腹痛・下痢・便秘」「イライラしやすい」などといった。日常生活に支障をきたす症状があらわれてきます。

◎ストレスの分類

ストレスは皆同じように感じるのではなく、人によって感じ方が違うのです。それは、ある人にとっては悪いストレスだとしても別の人にとってはそれが良いストレスになることがあります。それにその人には50ぐらいに感じるストレスは別の人は200にも感じてしまうこともあるのです。ストレスには大きく分けて3つの時期があります。(ハンス・セリエの学説より)

  • 警告反応期(アラーム)

 ストレスに対しての防御反応としてカテコールアミン(アドレナリン、ノルアドレナリン)、副腎皮質ホルモンが分泌される時期

  • 抵抗期(レジスタンス)

 ストレスに対して、かろうじてバランスを保っている時期

  • 疲憊期(イグゾースト)

 適応状態を維持することが困難になり、ボロボロになった状態

◎ストレスの種類

精神的ストレス:人間関係、仕事や責任に対する負担、不安など

身体的ストレス:身体の歪み、ケガや病気、睡眠不足、不規則な生活など

科学的ストレス:薬、化学物質、辛い・甘い食べ物など

環境的ストレス:温度、湿度、気圧など

これら4つのストレスが、自律神経の乱れを引き起こし身体への不調がおこってしまうのです。

■自律神経失調が引き起こす「カラダの異常」とは?

ストレスによって自律神経のリズムに変調をきたすことで起こる「自律神経失調症」になると、身体のあらゆるところに不調が起こることは上記でお伝えしました。ではどのような症状が起こるのでしょうか?

【各臓器に起こる自律神経失調症】

全身微熱、だるさ、倦怠感、不眠
神経片頭痛、筋緊張性頭痛、めまい、立ちくらみ、乗り物酔い
眼精疲労、まぶたのけいれん、目の乾燥(ドライアイ)
耳閉、耳鳴り
のどのどの異物感
循環器高血圧、低血圧、レイノー病(手や足の冷感、蒼白)、不整脈、頻脈、胸痛
呼吸器過換気症候群(息を吸う量が多すぎて呼吸が苦しい)
皮膚多汗、円形脱毛症、かゆみ、じんましん
筋肉肩こり、腰痛、筋肉痛
手が震えて文字がうまく書けない
消化器慢性胃炎、過敏性腸症候群、おなかの張り、神経性嘔吐、食欲不振、過食
泌尿器神経性頻尿、尿失禁、残尿感
生殖器月経前の不調、月経痛、産後のうつ、更年期障害、性機能不全

頭痛がすると思うと、おなかの調子も悪い、夜になると眠れない、身体全体がだるい、など、自律神経失調になるといくつもの症状を抱えます。これは、自律神経が全身にくまなく張り巡らされているため、1部分が不調をきたすと一見関連性のないほかの臓器にも影響が出てくるのです。

当院の患者様でも、「身体がだるい」というお悩みでご来院される人も非常におおく見られます。「だるい」「すっきりしない」「やる気が出ない」などの症状が、少しの睡眠や休暇ぐらいでは改善できないぐらい日常生活に支障をきたしていることがあります。しかし人間は、今現在抱えている全てのストレスをすべての症状として受けてしまうと潰れてしまいます。心や体に溜まったストレスを知性で押さえ込んでいるうちにやがて、身体の疲れや痛みの感覚を無くしたり、ストレスをストレスと感じなくなることがあります。よって、心や体の変化に無自覚になっていることもあるのです。

■当院で行う自律神経症状に対するアプローチ

当院ではまず、緊張した心と身体を緩めてあげるため、マッサージや温熱を行います。長い時間、精神的・肉体的な緊張が続くと全身の筋肉はとても強く凝り固まってしまいます。それにより、頭痛や肩こり、腰痛として現れ、やがてめまいや立ちくらみの原因になります。低周波や赤外線を使った電気療法、温熱療法や全身のマッサージ、東洋医学の陰陽五行説オイルトリートメントなど、様々な方法でアプローチします。体を温めたり、マッサージをすることによって、筋肉の緊張や精神の緊張がほぐれていくことで、頑固な疲労や不眠、イライラ、情緒の不安定などが改善されます。そして、肉体的ストレスとなる全身の歪み等にたいしてはカイロプラクティックに自律神経機能を促進させる自律神経療法(頭蓋骨仙骨療法、内臓調整)などにより、全身の骨格をきれいに整え、神経伝達を改善させ、身体の治癒力を上げていきます。また、東洋医学の自律神経鍼灸治療は髪の毛ほどの細い鍼を用いて経穴に打っていき、自律神経の機能を回復させます。

当院のスタッフは、解剖学・生理学からみた脳と自律神経のはたらきやしくみ、うつや自律神経失調症で身体や脳で何が起こっているのかを徹底して学んでいます。セドナでは、患者様の、「症状が改善した先にある願望」に寄り添い、丁寧なカウンセリングや、つらさの本当の原因を探し、最適なプランを提案させて頂きます。

どこへ行っても良くならない、つらい症状を長年抱えている方、ぜひ当院にご相談ください!!

腰痛のお話②

2021.01.03 | Category: 整体,鍼灸

こんにちは!セドナ整骨院の今田です。
とうとう2021年になりました。
皆様昨年はコロナ禍で大変な中、本当にありがとうございました。
今年も私たちセドナ整骨院を宜しくお願い致します。

新年1発目のブログ、
今回はこの時期とても多い、腰痛についてお話しします。

・重いものを持ち上げた時、ピキッと腰を痛めた
・くしゃみをした時に痛みが出た
・顔を洗う時に前かがみの時に痛めた
・車から降りる時に痛めた
・ゴルフやバレー、テニスなどスポーツで痛めた
・昔ぎっくり腰をしてから、慢性的に腰を痛めた

このように様々なシーンで日常的にも腰痛は起こります。
みなさんも一度は経験したことがあるのではないでしょうか?

腰痛の原因を理解するためには、まずは腰の理解を深めることが必要です。

腰は腰椎、椎間板、脊椎と半月板周辺の靭帯、脊髄と神経、そして筋肉で構成されています。
腰椎は椎骨の1種で全部で5つあり、脊髄を外部から守る目的と同時に、椎骨の動き(可動)をサポートしています。腰椎は椎骨の中で最も大きく、大部分の上半身の体重を支えています。腰椎は頸椎よりは劣るものの、胸椎以上の可動を有しており、腰椎の椎間関節は大きな屈曲・伸展を行なっていますが、回旋に対してはしっかりと制限しています。
ゴルフやテニスなど回旋を行う競技では、腰椎の回旋制限があるにもかかわらず、胸椎や股関節の可動域制限により腰で体の回旋動作を無理やり行う事で腰痛を引き起こしてしまうことがあります。

次に腰にある筋肉を紹介します
屈曲動作では
腹直筋、大腰筋
伸展動作では
脊柱起立筋、多裂筋、半棘筋
側屈動作では
腸肋筋、最長筋、多裂筋、腹斜筋(内・外)
回旋動作では
回旋筋、多裂筋、最長筋、腸肋筋

このように様々な筋肉が腰にあり、腰の動作を行なっています。
これらの筋肉が疲労し小さな損傷を起こす事で、筋肉は次第に弱くなっていきます。
その結果脊椎を正しい位置に保つことが難しくなり、腰痛を引き起こしてしまうのが、筋・筋膜性腰痛症と呼ばれるものになります。
筋・筋膜性腰痛症の原因の多くは、スポーツや力仕事などでの腰への繰り返しのストレスによるもので起こります。必要以上に負荷を腰に与える事で、腰周囲の筋肉疲労、損傷を引き起こします。
また、腰痛を引き起こす疾患は沢山あります。
脊椎(背骨)に問題がある場合
・腰椎椎間板ヘルニア
・腰部脊柱管狭窄症
・脊椎圧迫骨折
・腰椎分離症

・可能性脊椎炎、化膿性椎間板炎
・転移性脊椎腫瘍
これらが挙げられます。

これらは後ほど説明していきます。

また、脊椎以外の疾患による腰痛では

・尿管結石
腎臓内で石ができ、何かしらの原因で石が尿管の狭いところに引っかかった時に激しい痛みを起こします。その際それが腰痛として出てくることがあります。発作的に症状をきたすことがあり、発作が治ると痛みが消失するのが特徴的です。
症状として背中や脇腹、下腹部に突然の激痛、吐き気や嘔吐、血尿、尿路に感染をきたした場合発熱、頻尿、排尿時痛などが挙げられます。
・膵炎
急性膵炎は激しい痛みがあります。そして命に関わることもあります。
症状としては上腹部や背部痛、嘔吐、発熱、症状の悪化すると意識障害やショック状態など重症化することもあり、十分気をつけなければならない疾患です。
・子宮筋腫、子宮内膜症
背中が痛い、腰が痛い、お腹が痛いと受診されることが多く、他にも貧血や月経痛、頻尿や便秘などの症状も現れます。症状の強さは子宮筋腫の大きさや部位、個数によって異なります。
・腰部大動脈解離
大動脈は血管が心臓から足の方に行くまでの途中にある大きな動脈ですが、その動脈が硬化し、硬化した血管壁が剥がれた状態です。これも急激に痛みを引き起こします。腰痛でもあまりにも痛みが強い時は頭に入れておかなければなりません。展開が早く、血圧低下、意識レベルが下がるなど注意が必要です。
・帯状疱疹
帯状疱疹は腰に限らず、神経があるところにはどこでも起こります。
顔であれば三叉神経痛と呼ばれ、坐骨神経、肋間神経にも起こることがあります。
帯状疱疹はウイルス性疾患です。自己免疫が落ちていることにかかりやすく、疲労やストレスがたまっていたり、寝不足や不眠などでも発生するリスクが高まります。

では先程挙げた脊椎に問題がある疾患のお話をします。

腰椎椎間板ヘルニア
みなさんもよく聞いたことのある疾患ではないでしょうか?
来院された患者様で整形外科でヘルニアと診断されたという方も少なくありません。
実際、ヘルニアとはどのようなことが起きているのでしょうか?
腰椎とは5つの椎骨からなり、1番下の第五腰椎は骨盤骨の仙骨と関節を作っています。
腰椎は上半身の重さなどでかかる負担が非常に大きいため、形としては最も幅広く大きな形をしています。
上下の椎骨の間には椎間板と言って、脊椎にかかる負担を和らげるクッションの役割を持つものがあります。
中心はゼリー状の髄核があり、その周囲は繊維性の繊維輪で層状に覆われています。
腰椎椎間板ヘルニアとはこの椎間板が負荷により、水分が減って変性し、髄核が飛び出て神経を圧迫し症状を引き起こしてしまうのです。イメージとしては、肉まんが椎間板だとしたら中の餡が髄核で、潰された肉まんの餡が飛び出たような感じがヘルニアです。
はみ出すことをherniationと言います。ヘルニアが起き、はみ出した髄核が左右どちらかの枝を圧迫していると左右片方だけ症状が出るということもあります。
神経が圧迫すると炎症を起こし、さらに腫れて圧迫が強くなるという悪循環になります。
椎間板ヘルニアは、はみ出した髄核が神経を圧迫し症状を引き起こしますが、実は時間が経てばはみ出した髄核がだんだんと萎んで、小さくなっていきます。これには、はみ出した髄核部にストレスが加わらないように上手く体を使うことで手術をしなくても、椎間板ヘルニアと上手く付き合っていくことが可能です。
もちろん、膀胱直腸障害や麻痺など症状が酷くどうにもならない場合手術が必要になる場合もあります。
だからこそ、そうなる前に体を整えていく必要があるのです。

脊柱管狭窄症
脊柱管とは腰椎の後ろにある靭帯に挟まれたスペースで脊髄が通ります。加齢や労働などの影響で変性した椎間板や、変形した背骨や黄色靭帯により脊柱管を狭窄し、神経を圧迫し血流の低下が起こり症状を引き起こします。

中高年に多く、体を反らすことで脊柱管が狭くなり症状の悪化が見られます。また、間欠性跛行といい一定の時間を歩いているとお尻から足の痛みや痺れが起き歩けなくなり、少し休むと歩けるようになる症状が見られます。
脊柱管狭窄症は、狭窄部の影響で血流がかなり悪く、普段腰痛がなくても立っている時間や歩いている時間が長くなると血流が追いつかなくなってきて腰や足が痛くなってきます。

脊椎圧迫骨折
圧迫骨折は腰椎だけではなく、胸椎でも起こり得ます。高齢者の腰椎圧迫骨折は胸腰椎移行椎に多く起こり、骨折直後は痛みが強く出ます。人によっては歩ける、歩けないがあったり我慢できず入院される方もいらっしゃいます。病院では多くの場合、コルセットを処方されます。尻餅をついたり、ちょっとつまずいたり、転びそうになっただけでも圧迫骨折は起こり非常に弱い衝撃でも起こり得ます。昔「いつの間にか骨折」などという表現があったように、微力な外力でも
起こるのが圧迫骨折です。軽微なものはレントゲンでもわかりずらく、見落とされてしまうこともあります。
そして知らず知らずのうちに背中が大きく曲がってきて歩くのが困難になってきてしまうのも、圧迫骨折を繰り返しているからです。
骨粗鬆症が引き起こす原因にあり、男性も女性も年齢を重ねると骨は弱くなっていきます。骨密度は男性は緩やかに低下するのに対し、女性は閉経後の女性ホルモンの低下により骨密度が男性よりも急激に下がります。
よって脊椎の圧迫骨折は女性に圧倒的に多く、いかに骨粗鬆症を防ぐのかにかかってきます。


腰椎分離症
腰椎分離症とは10歳代にほとんどが発生し、その多くは過度の運動負荷による疲労骨折とかんがえられています。腰椎の後方にある椎弓(ついきゅう)が分離し、腰をそらしたり、ジャンプの着地などの動作で負荷が加わり、その動作を繰り返すことで骨折を引き起こします。
腰をそらしたりした際に痛みを感じ、スポーツ中に腰痛を感じます。痛みがあるのに我慢してスポーツを行なっていると、症状が悪化し偽関節(ぎかんせつ)となってしまいます。
ですので、腰椎分離症に関しては、運動の停止もしくは運動量調整、適切な治療、そして再発防止のための運動指導が必要になってきます。
運動指導の時に1番重要なのが、腰椎への負担を軽減させるために背骨のしなやかさを出していくことになります。これには骨盤の動きも関係するため、専門的な知識が必要になります。
腰椎分離症では若年層の腰痛であり、悪化させれば将来やりたくてもスポーツができなくなってしまう恐れがあります。私も今まで多くの患者様を見させてただきましたが、幼少期のころ分離症と診断され適切な処置を行わなかったせいで、スポーツを諦めてしまった方や、当院に来るまで適切な処置を行わなかったために諦めてしまったという子供を目の前で見たこともあります。
そういったことを少しでも減らすことが私の治療家としての使命でもあると思っています。
もしこのブログを読んでいる方で、腰痛で困っている小中高生の患者様はぜひ一度私たちにご相談ください。

上記で説明した、脊椎に問題がある腰痛に関しては脊椎の動きが重要になります。
脊椎は横から見るとS字カーブ状になっており、上半身の重さや腰にかかる負荷を脊椎全体で分散させています。脊椎全体でしなる、曲がる、反らす動きが必要です。
また、股関節の動きも重要で股関節はいわばサスペンションです。腰の負荷を股関節が逃しています。
長時間のデスクワークにより、臀部(お尻)の筋肉が疲労し、筋肉が緊張し股関節の可動域を制限してしまいますので、腰痛持ちの方はセルフケアとして臀部のストレッチなどをお勧めしています。


では日常的に腰痛を防ぐにはどのようにしたらいいでしょうか?
腰痛で多く言われるのは次の動作時です。

・長時間のデスクワーク
座り方に注意。椅子に深く座っての作業は腰に負担がかかります。浅く座る、椅子を高くするなどの工夫を行い、長時間同じ姿勢に気をつける。合間合間に臀部のストレッチやトイレなどになった時に屈伸などをしておくと疲労で筋緊張を防ぐことが可能です。

・床のものを拾う
床のゴミなどを拾う時は膝を床について、拾って立ち上がると腰への負担を減らせます。重いものなどをそのまま取ろうとすると腰で持ち上げてしまうので、重いものを持つ際は必ず膝をつき、足の力で荷物を持ち上げるとぎっくり腰も予防できます。


・草むしりや掃除

中腰やしゃがみこみの姿勢に注意。長時間の作業は避けて、休憩をこまめに取る、腿や股関節、背中のストレッチをこまめに行うことをお勧めします。

・運動中
運動前後のストレッチ指導、運動動作の改善を行います。
どの動作で痛みが出るのかを把握する事で、問題動作を理解し、動作改善を行なっていきます。
運動に関しては各競技特性や、機能解剖や運動学などの専門的な知識を必要とし、当院ではその指導も行っております。

腰痛に対して当院での施術
温熱療法
赤外線治療器を使用し腰痛で固まってしまった腰~背中、臀部の筋肉を温めることにより、筋肉の緊張をとり、血流を改善し老廃物や痛みの発痛物質を除去していく療法です。
電気療法
腰痛により、負担がかり筋緊張が強くなってしまった筋肉へ低周波刺激により、筋緊張を和らげ血流を改善し、柔軟性の向上を目的に行います。腰痛の炎症部位炎症を抑え、痛みの軽減も行います。

マニュピレーション
マッサージ的な施術で腰を含め、全身の筋肉の状態を確認しながら筋緊張を和らげていきます。
その際、どこの筋緊張が強いのか確認することで患者様のお身体の癖を見ていきます。
整体治療
整体はカイロプラクティックという主義により、骨盤や背骨、手足など体全体の骨格の歪みやズレの矯正と筋肉の調整をします。整体によって身体のバランスを正常にすることで、本来もっている身体機能を取り戻して腰が痛む原因を根本的に治します。また、身体ののバランスを取り戻すことで、本来の動きを取り戻し、腰への負担を軽減させ、再発予防をすることが可能です。
鍼灸治療
鍼治療では、固まってしまった筋繊維に皮膚を貫いて直接アプローチすることで痛みの原因となっている筋肉を緩めたり、発痛物質の除去や神経の圧迫の改善を行います。また、鍼を刺す事で身体の自己免疫機能を高め、副交感神経が高まり、自己回復能力を高めることが可能になります。
また、お灸では皮膚の上から熱刺激を加えることで毛細血管を拡張させ、発痛物質の除去、痛みを出している神経の興奮を沈静化させて疼痛の緩和を行うことが可能です。
メディセル筋膜療法
メディセル筋膜療法では、特殊なヘッドを使用し、皮膚の上から吸引を行うことで、痛みの原因となっている筋膜の癒着を剥がすことが可能です。
筋肉には表面に筋膜という膜があり、筋肉が疲労することで筋繊維が肥大し、筋肉と筋膜の間が癒着を起こします。筋肉内の内圧が高まることで、筋肉内の血管や神経が圧迫され疼痛物質が溜まり痛みを引き起こします。
このメディセル筋膜療法ではこの筋膜を引っ張り剥がすことで筋肉の緊張を緩和させ、血流を良くし痛みを取り除きます。
オイルトリートメント
オイルマッサージで筋肉の緊張を取り除くのはもちろん、当院の「メディカルハーブ療法」では東洋医学的観点と皮膚から植物の精油を摂取することで様々な症状を改善することが可能です。
腰痛の筋緊張を取り除く場合、「木」のオイルを使用することが多いです。
木は「肝」の臓器で、筋肉の症状を引き起こします。
ラベンダーやージュニパーといった精油がブレンドされており、これらの精油は炎症を抑えたり、老廃物を排出させる、副交感神経を高めるといった効果が期待できます。
アロマテラピーも漢方薬と同じく「病気そのものにこだわらず、体質を改善することによって健康に導く」という考え方に基づいています。

運動療法
当院で治療を行ったとしても、それ以外の時に腰への負荷を与え続けていたらまた再発をしてしまいます。
ですので、ご自宅でできるセルフケアなども当院では指導を行っております。
ストレッチやトレーニングなど、患者様の生活スタイルに合わせて運動療法を処方します。
また、スポーツを行っている方に関してはスポーツ時の動作改善のお手伝いも行っております。

いかがでしたでしょうか?
腰痛はみなさんの身近な症状で、日本人が訴える症状の第1位とまさに国民病と言われる疾患です。
最近ではテレビの健康番組でも腰痛を取り上げることが多く、当院に来院される患者様もテレビで見たんですけど、、、とご相談を頂くことが多いです。
正しい知識得て、自分が何故腰痛を引き起こしているのかを理解しなければ、良くなるものも良くなりません。腰痛でも様々な原因があり、一概にヘルニアだけではないのです。
大切なお身体だからこそ、腰痛をそのままにしないで是非私たちに1度ご相談ください。
その時は全力であなたのお身体をサポートさせていただきます!

年末年始の肩コリにご注意

2020.12.29 | Category: 未分類

こんにちは!セドナ整骨院の今田です。

今回は、この時期になると多くの患者様が来院されるきっかけとなる「肩こり」のお話です。

・肩が張ってくる

・読書の時など肩が張ってくる

・首が動かしづらい

・頭が重い

・眼精疲労

皆さまも経験ありませんか?

肩こりについては、国民病ともいえる症状で、非常に多くの方が悩まされています。

読書やスマホ、デスクワークや受験勉強、同じ姿勢での作業などが原因となり、最近では小学生でも肩こりや首の痛みをうったえる事も少なくありません。

肩こりは肩回りにある「僧帽筋」「肩甲挙筋」などの頭を支える筋肉が緊張し、疲労や血行不良により痛みや症状を引き起こします。それが長く続くと、自律神経のバランスを崩し、頭痛やめまい、耳鳴りの症状まで引き起こしてしまいます。

僧帽筋

『僧帽筋』とは、首から背中にかけて肩甲骨を覆っている筋肉で、“僧侶がかぶる帽子(頭巾)に似た形をしている”ということからこの名前がつけられたと言われています。

僧帽筋は3つの筋繊維に分かれており、覆っている肩甲骨を安定させるために様々な働きをし、首や肩関節の動きをサポートする役割もあるため、とても負担のかかりやすい筋肉です。

肩甲挙筋

『肩甲挙筋』とは、背部の筋肉で頸椎と肩甲骨をつなぐ筋肉である。肩甲骨を上方へと引く作用があり、不良姿勢などによる肩こりでは、この筋肉にも不快感や重苦しさ、痛みを感じることがある。

筋肉とは

筋肉とは、筋繊維と呼ばれる繊維状の細胞が束ねられて構成されているもので、骨とつながっている骨格筋のことを指します。 一般に筋肉と呼ばれているものはこの骨格筋であり、骨格に沿って付いており、その収縮によって身体を支え、動かしています。

自分の意志で動かすことができることから随意筋とも呼ばれ、組織上は横紋筋という種類になります。

これに対し心臓や肺などの内臓筋は平滑筋といい、自由に動かせるわけではないので不随意筋といいます。

骨格筋を構成している筋繊維には大きく分けて速筋と遅筋の2種類があります。

速筋は白っぽいため白筋とも呼ばれます。収縮スピードが速く、瞬間的に大きな力を出すことができますが、長時間収縮を維持することができず張力が低下してしまいます。老化が早く、20歳前後から急速に衰えるといわれています。

遅筋は赤みがかった色から赤筋とも呼ばれます。

収縮のスピードは比較的遅く、大きな力を出すことはできませんが、疲れにくく長時間にわたって一定の張力を維持することができます。年齢を重ねても衰えにくいといわれています。

ではなぜ肩こりになってしまうのでしょうか。

大きな原因としてあげられるのが骨格のゆがみです。

首から肩の骨格的解剖

頚部

脊柱と呼ばれる33個の背骨があり、それぞれ頚椎、胸椎、腰椎、仙椎、尾椎と呼ばれています。

頚部には7個の頚椎があり、頸椎は他の頚椎に比べてサイズが小さく、棘突起が分岐し、横突孔を有するという特徴があります。

7個ある頚椎には特別な役割を果たす椎骨が2個あります。第一頚椎は環椎と呼ばれ、上方では頭蓋骨の後頭骨という骨と関節を構成しています。環椎には椎体が存在しませんが、その代わりに後頭骨と関節面を接する大きく平らな関節窩を有しています。これによって首の回旋運動を可能にするしっかりとした基盤になっています。

第二頚椎は軸椎と呼ばれ、歯突起という突起を有しているのが特徴です。

歯突起は環椎の椎孔につき出し、環椎が軸椎上を回旋する際に回転軸となります。

肩は解剖学的には肩複合体として捉えられ、大きくは肩関節と肩甲帯に大別されます。

肩関節は別名上腕肩甲関節とよばれ、肩甲骨の関節窩と上腕骨の上腕骨頭で構成されている関節です。

肩甲帯とは、肩甲骨と鎖骨から成る解剖学的構造をいい、肩関節は人体最大の可動性を有する関節です。

ただし、関節窩が浅く可動性が大きい為、筋肉に依存しているため腕の重さが肩こりや首の痛みにも繋がってきます。

首や肩周囲には多くの骨が存在し、関節を形成しています。

肩こりは、上で挙げた骨格がゆがみ(特に頸椎)頚椎から枝分かれしている神経の圧迫で神経の支配下組織にコリや痛み、しびれを引き起こしてしまいます。

生活習慣や姿勢不良、誤った筋肉の使い方、運動不足などによって体のゆがみやクセが出来上がっていきます。ゆがみがあることで筋肉が緊張し、血流が悪くなり痛みや張りなどの不快感が発生してきます。

最近の小学生では、姿勢不良からくる首の痛みや肩こりなどを引き起こしている事が多いように感じます。

姿勢不良の猫背や側弯症、ストレートネックなどによって頭が前に出てしまうことで常に筋肉によって支えが必要となってきます。

頭は体重の約10%(50kgの方は5kg)と言われ、背骨や筋肉によってこれを支えています。

背骨が正しい状態であれば頭は背骨によって支えられ、筋肉の補助は少なくて済みます。

ですが例えばボーリング球を頭の上で持つ際、手を伸ばして頭の上に真っ直ぐ持つのと、少し前に傾けて持つのでは手にかかる負担が違うように、首が前に出る姿勢のように姿勢が悪ければ悪いほど首から肩回りの筋肉への負荷が高まり首の痛みや肩こりもひどくなります。首の痛みや肩こりを改善するには背骨や骨盤のゆがみと頭の位置がとても重要となってくるのです。

猫背とは

猫背とは、背中が丸まって内側へ反り、頭部が前方に出た姿勢になる状態です。医学的には上位交差症候群といいます。猫の背中のように丸くようになることから猫背といい、他には円背ともよばれる。

猫背は長時間のデスクワークや運転など椅子に長く腰掛けていると、人は重力に負けて骨盤が後ろに倒れやすくなり、背骨が丸く曲がってきます。特に自宅の椅子やソファでは深く座り姿勢も意識しないため、どうしても骨盤が後傾しやすくなります。

猫背によってさまざまな症状を引き起こしてしまうため、姿勢の改善を行う事は重要になります。

・頭痛

・眼精疲労

・首こり、肩こり

・腰痛、椎間板ヘルニア

・便秘、消化不良

・肺機能の低下

・免疫力の低下

・思考・判断力の低下

・自律神経の乱れ

また、猫背でうつむきがちになると、脳は「落ち込んでいる」と判断し、猫背になることでネガティブな気持ちが生まれる場合もあります。姿勢不良は精神的にも作用してしまうのです。なんだかネガティブな考え方に行ってしまう人は普段から背筋を伸ばすことを意識すると、不思議とポジティブな気持ちになれるかもしれません。

また、猫背が猫背と性格には関係性があり、以下のような性格の方は猫背になりやすいと言われています。

・ストレスを溜めやすい

・自分に自信が持てない

・コミュニケーションが苦手

これらのように内向的な性格の方は自然と背中が丸まってしまうことが多く、猫背を引き起こしやすくなります。

精神的にもストレスがかかる為、猫背により自律神経の乱れを引き起こすことにもなります。

自律神経が乱れれば、筋肉の緊張や痛みを引き起こし、また痛みや張りは脳にとって「ストレス」となります。

そのストレスを感じる事で筋肉の緊張が高まり、痛みに変わりまた脳にストレスを加える事になり・・・と悪い循環に陥ってしまいます。

こういった事から肩こりには、猫背の改善がとても重要になります。

症状が慢性的に続くことでストレスに対して自律神経(交感神経)が働き、血管を収縮させ、筋肉を余計に緊張させてしまいます。首の痛みや肩こりが何か月も続いている場合はゆがみだけでなく、自律神経の調整を行いリラックスできる身体にし、固まった筋肉を緩めなければなりません。

また、筋力が衰えると背筋が伸びた状態に耐えられなくなり、猫背になってしまいます。

重力に反して背筋が伸びた状態を保つには、筋肉の力が必要です。

適度な運動は筋肉を維持する事ができ、将来的に猫背を予防する事が出来ます。

筋力低下が進むと立つことや歩くことが困難になり、将来的に介護が必要な状態になる恐れもあります。

猫背は改善しなければ悪化する一方なので、深刻な状態になる前に施術をすることをお勧めしています。

ご自宅でも行える肩こり、猫背のケアとしてはストレッチポールなどがお勧めです。

円柱形のツールにあおむけで縦乗りし、身体全身をストレッチするケア用品です。

簡単に誰でも気軽に行うことが出来、プロスポーツの現場でも選手のケア用品として利用されています。

「これを使うと身体が楽になる。」「リラックスして気持ちいい。」「寝ながら行うので、私でもできる。」などの声を頂くこともあります。

人間の身体は、集中すればする前かがみになってしまいます。

日常生活でのデスクワークやスマホ操作、車の運転など、身体を緊張させることが多いです。

そして緊張した筋肉は固まり、さらに前かがみ姿勢を悪化させてしまうのです。

そんな前かがみが悪化した状態を改善させるのがストレッチポールです。

緊張し硬くなった筋肉を緩め、骨格を整え、痛みや不調を改善させます。

そしてストレッチポールの効果として以下の4つが上げられます。

①筋肉がゆるむ

日々生活の中で身体を酷使し、何かに集中しているときは、前かがみの姿勢になりやすく、その際身体の前面の筋肉は緊張してしまいます。(大胸筋など)

仰向けに寝ると身体全体が床につくのが通常ですが、筋肉の緊張が強い場合、肩や背中や腰が床から浮いた状態になります。これは正常な状態とは言えず、常に身体に力が入り続けてしまい、肩こりなどを引き起こしやすくなります。

ストレッチポールにあおむけになって寝て、そしてゆっくり呼吸をすることで緊張しやすい筋肉が腕や足の重さで自然とストレッチされることが出来るのです。

無理に伸ばすのではなく、自分の重さで自然と緩んでいくことが出来るので、ストレッチ効果が高くなります。

②背骨が整う

背骨は、本来横から見たらS字カーブを描くことで身体全体の負荷を分散し、しなやかに動くことが出来ます。

上半身の重量がかかっている中で自由に身体を動かすことができるのも、このS字カーブのおかげです。

ところが、日常生活での前屈み姿勢や、足を組む、横座りなどによって背骨のS字カーブが崩れてしまい、首や肩、腰などに負担をかけ痛みなどを引き起こしてしまいます。

ストレッチポールに乗ってみると、頭蓋骨の後ろ、背中、仙骨の3点があたり、下から押される形になります。

これにより、丸まっている背中が適度なカーブに戻り、反り腰は改善され、骨盤は適切な角度になることが出来ます。

③呼吸が深くなる

前屈みの姿勢は肋骨の動きを制限し肺が空気を取り込みにくくなり、呼吸が浅くなってしまいます。

浅い呼吸は酸素が全身に行き渡ることを妨げ、血流の減少、疲労の増大、自律神経の乱れなど様々な問題を引き起こします。ストレッチ―ポールを行うことで、肋骨が開きやすくなり、リラックスして呼吸をすることで、より大きな呼吸をすることができます。

④副交感神経優位になる

ストレッチを行うことで、リラックス効果が得られます。

円柱形のため、関節を動かしていく中でわずかな左右の揺らぎがあり、さらに筋肉を緩め、呼吸をしやすくする働きがあるため、副交感神経優位になりやすく、身体がリラックスモードになります。

実際私もセルフケアとして使用しています。

気になる方は是非私達にお聞きください。

当院ではカイロプラクティックや鍼灸で肩こりの原因となるゆがみや筋緊張、自律神経の乱れを改善していきます。姿勢の矯正でゆがみをなくし、日常生活を見直して肩こりのない身体にしていきましょう

当院の矯正は症状を改善させ楽にお仕事や日常生活を送れるように、また肩こりと共に発生しやすい冷えやむくみなども施術を行うことができます。

また、肩こりの施術は肩だけではなく全身状態を確認し、東洋医学的観点と西洋医学的観点の両面からアプローチを行います。

猫背の問題は頭から足先、足関節や膝関節、股関節や腰部、肋骨、頚部なども見ていかないと改善は難しいです。

その為、全体を見ていくことが必要になります。

当院のスタッフは治療院での経験はもちろん、プロのスポーツ現場での経験も豊富で、皆様のお悩み改善の為に必ずお力になることが可能です。

お困りの際はぜひご相談くださいね。

また、ユーカリが丘本院にはメディセルという機器で「筋膜リリース療法」を行うことで、肩こりの改善を行っています。

こちらの機械は専用の吸引ノズルで皮膚を直接吸引することによって筋膜の相互干渉を減少し、骨、腱、筋肉への様々なアプローチ、マッサージ等の手技、様々な健康機器しても『なかなか改善しない』『病院に行ってもすっきりできない』などの症状におススメです。

身体の痛みや不調がある時は、筋膜の癒着が原因と考えられており、その筋膜の癒着を取ることで肩こりの原因となった筋肉の緊張を緩めていきます。

メディセル 4つの効果

1. 痛みを和らげる

皮下の組織間の隙間が狭くなることによりリンパ液が滞って神経を刺激し痛みを引き起こします。

メディセルでは皮膚を吸引し吸い上げることで、リンパ液の流れを改善し痛みを誘発している神経への刺激を緩和することができます。

2. 血液やリンパの循環を良くし、むくみを改善する

血液やリンパ液の流れが悪くなると、うっ血状態となり神経を圧迫します。この流れを良くするために、筋膜リリース療法によって皮膚を吸引することで、皮膚とその組織間の隙間を広げ、溜まっている血液やリンパ液の循環を改善することができます。循環が改善されることでむくみが解消され、むくみにより引き起こされる様々な症状を改善することができます。

3. 筋肉の機能を正常にする

スポーツなどによるケガ、障害、使い過ぎによって痛めた筋肉を緩めます。筋膜リリース療法により、伸び過ぎた筋肉や縮みづらくなった筋肉を元に戻したり、弱っている筋肉を強くする効果があります。

4. 関節の歪みを正す

同じ姿勢を長時間取り続けることによる身体への負荷やスポーツでの障害などにより骨と骨をつなぐ筋肉が緊張してしまいます。筋肉の異常な緊張によって関節を構成している骨を引っ張ってしまい、関節にずれが生じてしまいます。筋肉の緊張を緩めることで関節を正常な位置に戻し、関節を正常に動かせるようになります。

肩こりについていかがでしたか?

少しでも皆様に理解していただけたら幸いです。

私達は患者様にご自宅や職場でも無理なくできるストレッチや体操、姿勢の注意点のアドバイスもしています。治療と併用することで効果が高まりますので、一緒に頑張っていきましょうね。

そして慢性化した肩こりには週1回の施術が効果的です。

繰り返し施術を行うことで症状が落ち着き、安定していきます。

症状が落ち着いてきたら月1回の定期的なメンテナンスを行い、肩こり知らずのお身体を作っていきましょう。

皆様のご来院、お待ちしております。

腰痛のお話

2020.11.19 | Category: セドナ整骨院,健康,整体

こんにちは!セドナ整骨院の今田です。

11月に入り、年末にかけてなんだか忙しい…

そんな時に患者様で多いのが腰痛。
ギックリ腰や、慢性的な腰痛が悪化した等様々な症状で来院されることが多いです。
ではなぜこの時期は腰痛が多いのでしょうか?

冬の季節に腰痛がひどくなる原因は、「寒さ」
寒さから、筋肉の緊張が増し痛みを悪化させる原因の一つになります。

また、寒さから体が冷えると全身の血行が悪くなり、疲労物質が溜まり腰痛悪化の原因になります。

最近では、コロナの影響もあり在宅ワークを行っている影響で腰痛を訴える方も少なくありません。
これは座っている時間が長くなったり、きちんとした姿勢で座れていないのが影響しています。


そもそも腰は、上半身の重さを支えている場所になります。
立っている時は足が上半身の重さを支える事が出来ますが、座っている時は足のサポートが無くなります。
ですので、座っている時は上半身の重さが腰に集中します。
座っている時間が長くなればなるほど、腰への負担は大きくなります。

また、腰を痛める姿勢はソファに深く寄りかるような姿勢です。
横から見ると、背骨がC字状になる姿勢です。


本来ならば背骨全体がクッションになり上半身の重さを分散させていますが、C字状になることで上半身の重さを分散できず、腰に集まってしまいます。
在宅ワークだと会社のように仕事用の机や椅子が無い為、ソファや床で作業している方も少なくないようです。
理想の座り方は、高めの椅子に浅く座る事を患者様にもお話しています。

座り方一つで、腰への負担は全く変わってきます。
元々腰痛持ちの方は、座り方を見直してみるのもいいかもしれません。

また、治療の際腰痛に関しては背中の胸椎(きょうつい)の動きを診ます。

胸椎は背骨の頚椎と腰椎の間に有り、胸の高さにある背骨です。
全部で12個の骨から成り、肋骨と関節を作っています。
猫背の時はこの胸椎の後弯が強くなっています。
胸椎の動きは大きくないですが、デスクワークなどで胸椎の動きが悪くなると背骨のクッションが上手く使えず、上半身の重さを分散する事が出来なくなります。
腰痛持ちの患者様はもちろん、肩こりや頭痛持ちの患者様もこの胸椎の動きが悪くなっている方がとても多いです。

そういった場合、当院ではカイロプラクティックで背骨の歪みを矯正し、胸椎の動きを出すことで症状の改善を目指していきます。
また、自宅でのセルフケアとしてストレッチ指導なども行っています。

年末は気温もぐっと下がってきますし、お仕事も忙しくなり腰痛のリスクはどんどん上がってきます。
症状がお辛くなる前に、是非私達にご相談ください。

自律神経の働きと東洋医学に着目した独自の治療メソッド

セドナ整骨院・鍼灸院・カイロプラクティック ユーカリが丘本院
千葉県佐倉市ユーカリが丘4-3 ユーカリが丘ジョイナード1階
京成本線「ユーカリが丘駅」徒歩5分
山万ユーカリが丘線「地区センター駅」徒歩1分


整骨院・プロスポーツ現場での経験を活かして、
皆さまのお身体の様々なお悩みを解決いたします。
院長 今田ひか里

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